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宮城◆仙台/甲乙つけがたい「せり鍋」に入るお肉はどちら?【北の国発・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2020年3月31日


仙台でここ数年有名になった「せり鍋」。3店舗ほど行ったことがありますが、だいたいの定番が「せり」と「鴨肉」が入っています。

まずは「せり」の根っこの部分を鍋に投入し、時間差で真ん中の部分、頭の葉の部分を入れていく。「鴨肉」からいいダシがでていて、根っこの「せり」から食べると、こんなに美味しいものがあったなんて。もっと早くに知りたかったと思ってしまうくらい箸が進みます。

どんどん食べられるので、あっという間に「せり」だけがなくなってしまい追加を頼んでしまいます。その鍋の「鴨肉」も絶品です。場所によっては「鴨肉」を使用せず、「鶏肉」のつみれのお店もありました。「鶏肉」のだしが出ていてこちらも美味いしいので、どちらも甲乙つけがたいです。

ハマってからというもの毎年仙台へ「せり鍋」を食べに旅行に行っています。探せば東京で食べることはできますが、やはり「せり」の生産1位。宮城県の本場で食べるのが一番美味しいと私は思います。(本部 井上 美穂)

長野◆蓼科/全国巡る・日本100名城スタンプラリー漫遊記【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2020年3月29日

テレビドラマの「水戸黄門」に感化され、城郭協会の日本100名城スタンプラリーがある事を知り、平成29年から参加する事にしました。北海道から九州、四国とフェリー、飛行機、マイカー、新幹線を使い全国行脚中です。

私の住んでいる長野県には、日本100名城に数えられる有名な国宝松本城を含め城郭、城跡が5城あり、まず最初に制覇しました。北海道は、函館五稜郭と松前城に行き、北海道の広さを実感しました。

休む間もなく関東甲信越や北陸東海、近畿の1部など忙しく回り、31年3月は旅行会社のツアーに参加して、沖縄の5城址を訪ねました。特に戦争で焼失し復元された「首里城」の見事さ、その後の焼失は本当に心痛めました。

九州一周の城郭、城跡巡りにも参加し、熊本城の復興に感動し、「荒城の月」の岡城等、歴史ある13の城郭、城跡を回りました。

また今年1月には四国一周に参加、松山城を含め9城のスタンプを確保してきました。いつの間にかスタンプを押すのが目的になっているようですが、しっかりとその土地の歴史も勉強しています。

残り19城、6月には北海道根室のアイヌの国指定遺跡のチャシ跡群を旅行も兼ねて予定しています。100名城のスタンプが揃うのはもう直ぐです。(信州蓼科エリア案内人 星野 登美夫)

岩手◆花巻市/物件探しの旅 ~ 早池峰の賦 ~【行くぞ北東北!所長ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年3月27日

映画評論家の蓮實重彦(はすみしげひこ)氏の授業を受けたのは、今から40年ほど前のことだ。当時通っていた学校で「ジャズ研」に籍を置く知人から紹介され、履修した。

そこでは蓮實先生が非常勤講師として「映画表現論」を担当しておられた。いまとは異なり、痩せ面でアゴ髭を伸ばした風貌はどこかストイック、そして草刈正雄並みの長身で教室に背をかがめるようにして入ってきたことをなぜかいまも鮮明に記憶している。


先生はのっけから、いま観るべき映画として挙げたのが、高野悦子氏が主宰する神田神保町の岩波ホールで上映していた「名作映画上映運動エキプ・ド・シネマ」だ。国内外を問わず秀作を集め上映する高野さんのバイタリティに、時間だけを持て余す我々学生は圧倒され続けてしまった。

「家族の肖像」、「木靴の樹」、「旅芸人の記録」、「ブリキの太鼓」などの大作を狭い空間で前の人の頭を気にしながら観続けるという至高の時を過ごすことができたのは、学生時代の数少ない心暖まる出来事ともいえた。

▲「早池峰の賦」の映画パンフレット。羽田澄子監督作品。1982年。上映時間は3時間5分

ある年、日本の東北地方で連綿と行われてきた神楽のドキュメンタリー映画がその岩波ホールで上映された。「早池峰の賦(はやちねのふ)」という。

場所は岩手県花巻市大迫町(おおはさままち)。上質な葉巻用の南部葉が唯一の地場産業の山村で早池峰神社へ奉納するふたつの舞が行われる。岳神楽(たけかぐら)と大償神楽(おおつぐないかぐら)を演ずるふたつの村の人々だ。

真剣を振りかざす迫真の形相は観る者を圧倒しつつ、一方で坂道を通勤通学するのどかな人々の日常を、早池峰山の厳しくも暖かい四季を背景に天からの贈り物のごとく描いた渾身の秀作だった。

早池峰山は北上山地の最高峰で(標高1917m)、日本百名山のひとつ。古くから信仰の山として知られており、その頂上は遠野市、宮古市、花巻市の境界となっている。遠野地方の附馬牛町の山掛けルートでは沿道の曲がり家で参詣者に対してお茶出しなどのお接待も広く行われてきたという。

そして令和2年の本年も、大迫町では伝統的な神楽が毎月第二日曜日に花巻市大迫交流活性化センター(早池峰ホール)にて行われている、と。そのポスターをヨーグルトのおいしい産直センターで目にした。

▲産直センターに貼られたポスター。

そのときこそが、わたし自身40年の時を経て「ハヤチネ」という頭の片隅にあった名前が突如として顕在化した瞬間でもあった。なんと、こういう再会もあるのかと。

宮沢賢治が描く「風の又三郎」の小学校のモデルとなった火ノ又分教所のその先には「早池峰の賦」が今も確実に息づいているのだ。(北東北担当 中村健二)

▲盛岡より宮古へ向かう遠野街道大迫は古くからの宿場町であった。

岩手県花巻市大迫町

宮城◆白石蔵王/野鳥の森自然観察センター・ことりはうす【蔵王ツーリズム・遠刈田からの手紙】

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2020年3月25日

蔵王町には県営の宮城県森林インストラクター協会の指定管理施設「野鳥の森自然観察センター〝ことりはうす”」という施設があります。私のペンションからすぐ近く、蔵王の深い緑の中に建ち、年間1万人ほどの来訪者が来ます。

開設後すでに25年、お堅い役所仕事で運営されている小さな博物館という印象で、この間1、2度足をはこんだだけでしたが、昨年、このことりはうすから外部評価委員の1人として他の委員4人とともに参画してくれと要望され、評価委員となりましたが実に楽しい施設でした。

「野鳥の森の自然観察」がテーマの館ですが、今はより広い視野から森の体験が実感できる自然の仕組みや、命の大切さなどを学ぶ場として県内外から客を呼んでいます。1階は夏と秋のジオラマ、蒲生干潟、伊豆沼の実景、蔵王の昆虫、植物、動物、野鳥、蔵王のおいたち、2階は野鳥の形態、世界を渡る鳥、足の不思議、鳥の視野、そして野外観察室に出ると、双眼鏡により生きた野鳥が観察できます。

一年中の週末はさまざまなイベントが用意され、広大な森には七つの野鳥観察コースができています。 入園料は大人350円と格安。お子様とぜひ一度どうぞ。(白石蔵王駐在 渡辺和夫)

公式ホームページ
http://mifi.main.jp/kotori/index.html

東京◆本部/物件にはふしぎな「縁」がある。という話【北の国発・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2020年3月23日

「定年退職をしたので、今住んでいる東京の家を息子に残して移住したいと考えています」と相談がありました。

そのA さんは、のんびりと高速バスや格安航空を使って移住先を模索しながら、「釣り」をして1ヶ月近く全国を回っていました。なかでも鹿児島県の某所は特に気に入り、その地には1週間いたそうです。

東京に帰ってきて移住先の家をネットで探していると、気に入った釣り場所のすぐそばの物件が掲載されているのを見つけました。A さんは「東京からだとすぐにいけない。このタイムロスで誰かに先を越されたくない。」と見学していないのにも関わらず直感で「ここにしよう!」と物件を抑え、購入されたのです。※原則は見学後にお申し込みの手続きとなります。

その物件の売主様は、親が亡くなり早く処分をしたかったそうで、すぐ住める状態ではあるものの、その家まで行く進入路が車1台ギリギリ通れるかどうかの細い道で駐車場もありません。さらに近隣に借りられる駐車場もなく、家は良いのですが車の条件でなかなか買い手が見つからなかったのです。

しかしA さんは車の所有はしていません。

つまり、その物件から徒歩で釣りに行けて少し歩くとバス停があるので大丈夫。とデメリットが全く気にならなかったのです。相談を受けて、その物件はA さんの為の、まさに「縁がある物件」だったのだと感じました。(本部 井上美穂)

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山梨◆北杜市/住み始めて発見・案外快適なことお教えします!【巡り巡って北杜市探訪記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年3月21日


住み始めてから発見する、生活の仕方
というものがある。北杜市に移住してから発見したものの一つが、「高速バスは使える!」である。移住したての時は、新宿へは電車で行くものと思っていた。昔の歌謡曲にも出てくる特急「あずさ」。振り子式の独特な揺れは、今となっては良く覚えていない。結局、あずさに乗ったのは、最初の2回程。その後は、新宿へは高速バスを使っている。


大きな理由は電車の半分ほどの交通費。そして乗ってみると案外と快適だった。席にはスマホ充電のコンセント、WIFI が無料で使える車両もある。靴を脱いで、フットレストに足を乗せ、バスの心地よい揺れに身を任せると、あっという間に眠りの世界へ。

高速バスの停留所は駅とは離れた、何にも無いところに多い。その為、観光ではなく、地元の交通の延長といった雰囲気である。ただ、渋滞時は時間が読めないのは弱点。北杜市に移住されたら是非とも一度、市民の足の延長、高速バスもお試しください。

(八ヶ岳事務所 大久保武文)

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アルピコ交通(新宿←→茅野・諏訪・岡谷)
https://www.alpico.co.jp/traffic/express/suwa_shinjuku/

山梨交通
http://yamanashikotsu.co.jp/highway_bus/shinjuku_okaya/

富士急行
https://bus.fujikyu.co.jp/highway/detail/id/28

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長野◆東御市/海野宿のひな祭り【地域深堀り・のぞむ歴史紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年3月18日

▲和服で宿場町を散策。

中山道と北陸道を結ぶ北国街道の宿場町として栄えた「海野宿(うんのじゅく)」。見事な街並みが残り、「日本の道百選」「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されているこの場所では、毎年3月になると「海野宿ひな祭り」が開催されます。

3月1日から29日の間、海野宿・北国街道沿いの家々にひな人形が飾られます。情緒ある古い街並みに可愛らしいひな人形が並ぶさまを、和服を着て歩けばタイムトラベルをした気分。夜はひな人形がライトアップされ、期間中毎土曜日は街道にも灯篭が灯されます。

この時期だけのいつもとは一味違う、幻想的な海野宿で静かな佇まいを眺めながら歴史に思いを馳せてみませんか。(本部 長内 望)

▲夜は街道に灯篭が並び幻想的。

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観光協会告知イベント、行事、中止、延期のお知らせ(3/14現在)

「第6回海野宿ひな祭り」

新型コロナウィルスの感染拡大の状況を鑑み、令和2年3月29日(日)のイベントについては、中止することになりました。なおひな人形の展示、土曜日の灯篭ライトアップについては29日(日)まで引き続き実施いたします。

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群馬◆箕郷町/名のみぞ残る箕輪の里【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年3月14日


榛名山の南東に位置し、平成の大合併で高崎市に編入された箕郷町(みさとまち)。ここには日本百名城にも数えられる箕輪(みのわ)城(跡)がある。築城された正確な年は不明だが、長野氏によって築城され、戦国期には長野業正(業政・なりまさ)によって上州に侵攻した武田信玄を幾度と無く撃退。「業正一人が上野にいる限り、上野を攻め取ることはできぬ」と言わしめ、箕輪城攻略は、業正の死を知って初めて成就された。

武田氏滅亡後は、業正と縁のあった真田家を経て、箕輪城は織田家中の滝川一益、相模の北条家など大国に翻弄されることとなり、徳川家四天王・井伊直政が入城、直政が高崎城に本拠地を移すまで、北関東の要であった。高崎城への移城は武士、職人や商人、寺社仏閣まで城下町全てが引っ越すまでのもので、連雀町や鍛冶町など箕輪から高崎に町名まで引き継がれ、反対に空き家となった箕輪城下を指して西明屋や東明屋の地名が生まれたと言われている。

現在の城跡は直政在城当時のものとされ、広い敷地は散策コースとなり、四季折々の自然、特に深さのある土塁は見応えある。近隣の箕郷梅園と共に、梅や桜の季節にかつての群馬の中心に訪れてみてはどうだろう。(本部 星野努)

※落城時の城主・業盛(業正の息子・享年23)の墓碑より:春風に梅も桜も散り果てて、名のみぞ残る箕輪の里かな

▲本丸を囲む深い堀跡と土塁。百名城スタンプは支所と公民館にある。

高崎市箕郷町の物件(16268H)