※写真はイメージで実際の物件とは異なります。
空き家物件の売却の依頼を受け、物件調査を開始。築36年、45坪の2階建ての一般住宅に、宅地161坪、農地467坪が付いて650万円で評価しました。
竹やぶ、樹木の伐採で406万円の見積りが森林組合から届き、白アリの被害等でも70万円、これって物件化できるの?ととても不安でした。そこで、村の農業委員会の会長さんに相談したところ、村に竹チップを作る機械があるので、オペレーターをしてあげるから手伝ってくれる人を、3~4人集めてほしいとのこと。ふるさと情報館のお客様に声を掛け、参加していただくことに。
朝9時から作業を始め、16時に終了。鬱蒼とした景色がまるで別物の様に開け、地続きの畑が家から手に取る様に、見渡すことができる様になりました。収穫した竹チップは、参加してくれた移住者の方々にお譲りし、畑で堆肥にしたり、コンポストで生ゴミ処理に利用したり。売主様より竹やぶの整理費10万円をいただき、参加者の日当、機械のリース料等支払って、いただいた範囲内で片付きました。
参加した方々からは「楽しかった」「またやってほしい」と好評でした。中古不動産を物件化するには、とても経費がかかるのですが、経費を抑え、出来る事はイベントとして楽しみ、見学希望者と物件と出逢っていただけたらと思っています。(上田青木店 山本 幸哲)
投稿者プロフィール
- 数多くの移住者・約18年の実績を経て2019年11月に信州・青木村に「ふるさと情報館・上田青木店」を開設。柔和な語り口と小県郡の気骨のある「青木村気質」を併せ持ち、周囲からの信頼は厚い。秋になれば「松茸」の収穫、イベントも企画。孫の誕生によってさらに目尻が下がる。