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長野◆青木村/アカマツに異変が!!【東信州あおき・小県からの手紙】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・上田青木店 / 山本 幸哲

2024年8月2日

▲マツタケが採れることで有名なアカマツの木。今、異変が起きているみたいです。(イラストはイメージです)

青木村の森林は、アカマツの分布する地域が多く、香りと質の良い松茸が沢山採れることで有名です。

シーズンになると、道の駅あおきに出荷される松茸を求めて、多くの方が訪れて、列を作っている様子が報道されます。

そんな青木村のアカマツ林に異変です。

松くい虫による被害が、今年は顕著に見受けられるのです。

いままでは、標高600m位までしか被害がなかったのですが、標高800m位と思われるあたりまで被害が進んでいます。

アカマツは荒廃地にいち早く侵入し、土壌が流れ出すのを防いでいます。

厳しい環境でも育つ松が作る森林の役割は、大変重要です。

▲地球温暖化の影響がここにも!?

青木村の一昨年の松くい虫防除費用は約五千万円、昨年は九千五百万円、今年は一億円をはるかに超えそうです。

森林組合でも、駆除隊員を増員して、被害木を伐倒、薬剤処理していますが作業が追いつかないのが実情です。

これも地球温暖化の影響によるものなのかと、つくづく思い知らされています。(上田青木店 山本 幸哲)

投稿者プロフィール

ふるさと情報館・上田青木店 / 山本 幸哲
ふるさと情報館・上田青木店 / 山本 幸哲
数多くの移住者・約18年の実績を経て2019年11月に信州・青木村に「ふるさと情報館・上田青木店」を開設。柔和な語り口と小県郡の気骨のある「青木村気質」を併せ持ち、周囲からの信頼は厚い。秋になれば「松茸」の収穫、イベントも企画。孫の誕生によってさらに目尻が下がる。