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山梨◆八ヶ岳/若葉青葉の候、6月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2022年6月1日

▲田植えを終え、青々とした田んぼ。(北杜市高根町)

6月を迎えました。

季節の変化を示す暦である「二十四節気」では、6月初旬頃を「芒種」と呼ぶそうです。日常では聞きなれない言葉ですが、読み方は「ぼうしゅ」、稲や麦などの穂の出る植物を蒔く時のこと。因みに、稲や麦などのイネ科植物の、先端の針状の突起を「芒(のぎ)」と言うそうです。

「芒種(ぼうしゅ)」も「芒」のどちらも私の知らない言葉で、「芒」は「すすき」とも読むそうです。暦を知る事は、私にとって昔からの営みを知る良いきっかけになりそうです。

北杜市は5月後半から6月初旬の芒種にかけて、田植えの最盛期を迎えます。「二十四節気」に大体あっていますね。ゴールデンウィークの頃に田んぼに水が入れられ、キラキラと輝いていた水面には、今、青々とした苗が整然と立ち並んでいます。風にゆれる様は見ているだけで、気持ちの良いものです。

田んぼから近隣の山々を見上げると、山頂の雪がほとんど無くなっています。6月は夏山登山の開始時期でもあります。

▲雨をうけ、生き生きとしたバラの花。(北杜市長坂町)

北杜市は北に八ヶ岳、南に南アルプスが位置し、特に八ヶ岳へのアクセス方法が豊富です。ルートも苔の森を楽しむ初級者向けのものから、ヘルメット着用が推奨の上級者まで様々。北杜市に住んだら、登山は身近なレジャーになることと思います。

6月は梅雨の時期でもあります。梅雨というと都心に住んでいた時は、蒸し暑かったり、暗かったりとあまりイメージが良くなかったのですが、ここ北杜市では若干イメージが変わりました。雨が降ることは変わらないのですが、なんというか暑いではなく、涼しい時の方が多い印象です。同じ雨でも気温が低いと、不快感がかなり減るようです。

▲梅雨の時期に咲くヤマボウシ。(北杜市大泉町)

そして一歩、お庭に出るだけで、さらに梅雨の印象は変わってきます。雨を受けたお庭の木々や花が生き生きとしているのです。雑草でさえも美しく感じてしまうことも。そういえば、物件の取材の際に、お庭の写真を撮るときは、炎天下よりも、小雨が降っている方が、魅力的な写真になります。日常生活にとって一見、面倒くさいと思う雨が、自然にとって恵の雨だということ。そんな当たり前のことに、改めて気づかされる北杜市の梅雨です。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

▲お庭の雑草も、雨で美しく感じる。(北杜市大泉町)

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八ヶ岳事務所スタッフ
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八ヶ岳事務所スタッフは、実際に八ヶ岳南麓・山梨県北杜市に移住したメンバーで構成されています。安江、大久保、原が順番に八ヶ岳エリアのホットな情報を提供していきます。