▲エノキの枝につかまっている幼虫。*枝の下部分につかまっています。
オオムラサキは、日本全国に生息していますが、北杜市長坂町が全国一の生息地として知られています。
オオムラサキは、羽を広げると10センチ以上になる大型の蝶で、雄は羽の表情が青むらさき色に輝きます。
北杜市オオムラサキセンターでは、生息する里山を学ぶことができ、そして世界の珍しい蝶や昆虫の標本などの展示物もあります。
また、1年を通してオオムラサキが観察できる貴重な施設です。
5月、ゴールデンウィークに観察に行ってきました。今の時期は、無事冬を超えエノキの木に上り、枝につかまってじっとしています。
エノキの新芽がある程度大きくなるのを待っているそうです。
枝に擬態しているので、見つけるのは難しく、スタッフの方に教えていただき、ようやく見つけることができました。
これから緑色の幼虫に変化し、たくさん葉を食べ蛹になり、羽化し成虫になります。
陽の光で青むらさきに輝く成虫の時期は、6月下旬から7月。年に1度、約1か月間しか見ることができないそうです。
観察施設では、もしかしたら羽化する貴重なシーンも見られるかもしれません。
他にも、ホタル、カブトムシなども観察することができます。春から夏にかけて様々なイベントが開催されます。
子供だけでなく、大人も童心に帰って自然と触れ合ってみてはどうですか?(八ヶ岳事務所 柳本朝子)
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北杜市オオムラサキセンター(公式ホームページより引用)
・所在地:山梨県北杜市長坂町富岡2812
・営業時間
通常(下記以外):9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
7月~8月 :9:00~18:00(最終入館は17:30まで)
12月~3月:9:00~16:00(最終入館は15:30まで)
・休館日
月曜日(祝日の場合はその翌日)
祝日の翌日(土・日曜日の場合を除く)
夏季無休(7月下旬~8月)
・料金
通常 大人:420円、小中学生:200円
団体(有料20名以上) 大人:310円、小中学生:150円
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