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山梨◆北杜市/国蝶オオムラサキの生息地【八ヶ岳スタッフ・日々の暮らしより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2025年6月29日

▲エノキの枝につかまっている幼虫。*枝の下部分につかまっています。

オオムラサキは、日本全国に生息していますが、北杜市長坂町が全国一の生息地として知られています。

オオムラサキは、羽を広げると10センチ以上になる大型の蝶で、雄は羽の表情が青むらさき色に輝きます。

北杜市オオムラサキセンターでは、生息する里山を学ぶことができ、そして世界の珍しい蝶や昆虫の標本などの展示物もあります。

また、1年を通してオオムラサキが観察できる貴重な施設です。

5月、ゴールデンウィークに観察に行ってきました。今の時期は、無事冬を超えエノキの木に上り、枝につかまってじっとしています。

エノキの新芽がある程度大きくなるのを待っているそうです。

枝に擬態しているので、見つけるのは難しく、スタッフの方に教えていただき、ようやく見つけることができました。

これから緑色の幼虫に変化し、たくさん葉を食べ蛹になり、羽化し成虫になります。

陽の光で青むらさきに輝く成虫の時期は、6月下旬から7月。年に1度、約1か月間しか見ることができないそうです。

観察施設では、もしかしたら羽化する貴重なシーンも見られるかもしれません。

他にも、ホタル、カブトムシなども観察することができます。春から夏にかけて様々なイベントが開催されます。

子供だけでなく、大人も童心に帰って自然と触れ合ってみてはどうですか?(八ヶ岳事務所 柳本朝子)

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北杜市オオムラサキセンター(公式ホームページより引用)

・所在地:山梨県北杜市長坂町富岡2812

・営業時間
通常(下記以外):9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
7月~8月 :9:00~18:00(最終入館は17:30まで)
12月~3月:9:00~16:00(最終入館は15:30まで)

・休館日
月曜日(祝日の場合はその翌日)
祝日の翌日(土・日曜日の場合を除く)
夏季無休(7月下旬~8月)

・料金
通常 大人:420円、小中学生:200円
団体(有料20名以上) 大人:310円、小中学生:150円

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八ヶ岳事務所スタッフ
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八ヶ岳事務所スタッフは、実際に八ヶ岳南麓・山梨県北杜市に移住したメンバーで構成されています。安江、大久保、原が順番に八ヶ岳エリアのホットな情報を提供していきます。