ヨーロッパでは夏季になると約2週間~2か月近く長期休暇をとるよう国の法律で定められています。ヨーロッパの多くの地域は日照時間が少なく雨や曇りが多いため、なかなか太陽にお目にかかることができません。
人は太陽の陽に当たらないとビタミンD の生成がされずカルシウムの吸収ができないため、昔のヨーロッパ人は脚気や骨粗しょう症、くる病になってしまう人々が多かったのです。それゆえリゾート地やリゾート地に行けない人たちは地方へ行きます。日本でいう農家民宿のようなところで約1ヵ月間近く宿泊をし、のんびりと本を読み、自転車でサイクリング等をして過ごすのです。
太陽の陽に当たりにきているので、日本人のよくある旅行のように「今日はここに行って、明日はここへ行く」といったことはせずに、ただのんびりと過ごしていたそうです。こちらがバカンス法が出来たはじまりです。日本の田園回帰もここからきていると言われています。
コロナウイルスの影響で多くの企業がテレワークを取り入れました。それによりテレワークで仕事が対応できると認識した企業が多いのではないのでしょうか?
テレワークを通じて都心から地方へ書斎や防音設備のある物件を求める人が増えたとメディアで報じられています。コロナウイルスにより価値観が変わり、今後地方へ目を向ける人が増えていくと感じました。(本部 井上美穂)
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