▲中尊寺の金色堂。
奥州の藤原氏を彷彿させる「平泉」。中尊寺の金色堂へ向かう途中〝タンタンタン♪”と太鼓の音が聞こえてきました。音のする方に目を向けると、落ち武者のような髪と鹿の角をはやした被り物に、和柄の衣装を身にまとって、大きな太鼓を叩きながら踊っている集団が近づいてきました。
その集団にはすぐに人だかりができ、踊りが始まりました。初めて見る迫力のある踊りと中尊寺という非日常的な場所のせいなのか、まるで平安時代にタイムスリップしたような錯覚に陥り、最後まで魅入ってしまいました。
▲中尊寺での鹿踊。
鹿踊(ししおどり)は今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出てくる源義経公主従の鎮魂のための踊りが原点とされています。それが奥州の各地に伝わり念仏歌とともに踊る亡魂鎮送の念仏踊が風流化したものが鹿踊だそうです。
現在は特別な行事やイベント時にのみ踊りが見られるそうです。是非一度は見てほしい日本の伝統芸能です。また毎年平泉町では5月に「春の藤原まつり」が開催されます。(本部 井上 美穂)
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