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北海道◆道央/転換クロスシート【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2024年8月14日

▲進行方向に向きを変えられる転換クロスシート。

小樽駅発の電車で「発車まで5分ほどお待ちください」と車内のアナウンスを片耳に動き出すのを待っていると、進行方向とは逆向きで座っている人に目が留まります。

中には座らずキョロキョロしている人もいるので、そういう人には「この座席向きを変えられますよ」とお節介承知で進行方向に座席を動かしてしまいます。

始発駅の小樽駅、札幌駅では「小樽―札幌間」を行き来しているので自身で進行方向に座席を動かす必要があります。

このことを知らない道外の方が進行方向とは逆向きに座っているのです。

電車好きの後輩と偶然この話題になったときに、私みたいに向きを変えてあげる人が多いと聞き、同じ人がいると思うとなんだか安心しました。

この座席を動かせる「転換クロスシート」はロングシートの座席と比べると乗車できる人数が少ないので東京の電車ではまず見かけません。

転換クロスシートは東日本以外の地方都市でよく見られます。

▲その土地の電車に乗って風情を感じるのも面白そうですね。

現在は東京と同様、北海道の新しい電車も全てロングシートに移行しているので、数年後には転換クロスシートは廃止されてしまうかもしれません。

電車に乗り大橋俊夫さんの車内アナウンスを聞いて、転換クロスシートを見ると「北海道に帰ってきた!」と実感するので、なくならないでほしい北海道の電車です。(本部 菊地美穂)

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