山梨◆八ヶ岳9月の八ヶ岳事務所だより【高根の里だより】

八ヶ岳事務所より

9月を迎えました。

田んぼへ目を向けると、つい先日まで青々としていた稲穂は、いつの間にか黄金色へと姿を変えています。

▲黄金色にゆれる稲穂の先に八ヶ岳の姿。(山梨県北杜市高根町)

 

風に揺れる穂波は、陽の光を受けてきらきらと輝き、実りの季節の訪れを感じさせてくれます。

今年の夏も厳しい暑さとなりました。「酷暑日」という言葉が新たに気象用語として採用されるほど、

全国各地で猛烈な暑さが続きました。しかし、自然は私たちの気持ちとは関係なく、静かに次の季節へ歩みを進めています。

今年の9月は、2015年以来11年ぶりとなる本格的なシルバーウィークを迎えます。

9月19日から23日までの5連休となり、旅行や帰省を計画されている方も多いのではないでしょうか。

実は、この大型連休は毎年訪れるものではありません。

その理由は、「敬老の日」と「秋分の日」の並び方にあります。敬老の日は9月の第3月曜日、秋分の日は太陽の動きによって毎年日付が決まる祝日です。

この二つの間に平日が一日だけ入ると、その日が「国民の休日」となり、大型連休が生まれます。

人が定めた祝日と、太陽の動きによって決まる秋分の日。その二つが偶然重なって生まれるシルバーウィークは、

どこか自然の営みと人の暮らしが調和しているようにも感じられます。

▲秋の訪れを告げるエゾリンドウ。(富士見町入笠湿原)

 

そう考えると、私たちはカレンダーを見て季節を知っているようで、本当は自然の変化によって季節を教えられているのかもしれません。

八ヶ岳南麓では、9月になると朝晩の空気がぐっと爽やかになります。空は高く澄み渡り、山々の稜線も夏よりくっきりと浮かび上がります。

気象庁の平年値でも、大泉町の9月の平均気温は約19℃。窓を開ければ涼しい風が吹き抜け、

暑かった夏が少しずつ遠ざかっていくのを肌で感じられる季節です。遠くへ出掛けるのも素敵ですが、この土地には歩いて出会える秋があります。

黄金色に実る田んぼ、澄み切った空、夕暮れを彩る山並み。そんな景色をゆっくり眺めていると、自然は私たちを急かすことなく、

静かに季節を運んでくれていることに気付きます。

11年ぶりのシルバーウィーク。今年は少しだけ歩みを緩め、カレンダーではなく、風の匂いや虫の声、

黄金色に染まる田んぼから秋を感じてみてはいかがでしょうか。

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八ヶ岳事務所スタッフ
八ヶ岳事務所スタッフ
八ヶ岳事務所スタッフは、実際に八ヶ岳南麓・山梨県北杜市に移住したメンバーで構成されています。安江、大久保、原が順番に八ヶ岳エリアのホットな情報を提供していきます。

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