私たち家族は、22年間のペンション経営をやめ、10月からは伊豆にみつけた中古住宅に移住をします。すぐには買い手は現れまいと覚悟はしていたのに、思わぬ反応ですぐ買い手がついてしまいました。
『このペンションの【気】が気に入ってましたので』と言う、決めた若いご夫婦に購買動機を伺うと、気恥ずかしいのですが、料理、設備、環境、温泉などのほかに、お客様へのおもてなし、気づかい、心くばりが素晴らしいと述べられていました。
よく聞いてみると、この買い手は実は私どものリピーターさんでした。現在は山の温泉宿で働いておられる方で、将来は宿を経営することが夢、やるなら「そらまめ」のような宿を待ちたいと二人で話し合っているとき、偶然そらまめ売却の話を耳にし、ぜひに、という訳でした。
私が一生懸命で作った本誌『月刊ふるさとネットワーク』(5月号)での広告も知らずに、宿泊予約電話の申し込み中に、すぐ自分が購入したい!と決められてしまったようです。私どもは22年前にここを買ってからずっと、心地よい宿泊施設づくりに、気もお金もかけました。もう一軒分購入できるほど使いましたから中古とはいえ、相応の価格で買い手に気に入っていただける物件だったようです。
長く書き続けた白石蔵王からの私の拙文は、今回で連載終了とします。読者の皆様 ~白石蔵王・ペンション奮闘記~の内容はいかがでしたでしょうか。少しでもお役に立ったことがあれば幸いです。ありがとうございました。(白石蔵王駐在 渡辺和夫)
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☆渡辺さんが経営する宮城蔵王・遠刈田温泉郷ペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。