▲「関係しない人口」とは・・・!?
「地方移住」の仕事をしていると「関係人口」という言葉をよく耳にします。
「関係人口」とは「特定の地域に継続的に関心を持ち、関わるよそ者」を指します。
例えば好きな自治体があり、その自治体に旅行に行ったり、ふるさと納税の寄付を行ったり、物産店等でその産地の商品を購入したり、その自治体のYouTubeやSNSを見たりとある特定の自治体に関係する人のことを指します。
この関係人口から移住・定住人口に繋がる移住者は年々少しずつ増加しています。
ところが「関係人口」とは真逆の「関係しない人口」に最近はスポットがあたっています。
関係しない人口とは「移住したにも関わらず地元住民や地域との繋がりを意識しない、無関心な者、無関係でいたいと考える者」を指す概念です。
地方移住はどうしても地域住民との関りが蜜になってしまうので移住者の中には一定数、人と関わりたくない人が存在します。
移住後でさえ人と関わりたくない人がいるのですから、移住を検討している人ならより一層人と関わりたくない人が多くいることでしょう。
今後は今まで取りこぼしていた「移住を検討しているけど人とあまり関わりたくない」という層を自治体が迎え入れることで移住者が増え、多様性な考えを持つ自治体が増えていくかもしれません。
これからの移住者の動向に注目したいと思います。(本部 菊地美穂)
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