岩手◆遠野市/我が里の鎮守ちんじゅ様【みちのく岩手・新遠野物語】

みちのく岩手事務所より

当事務所は一昨年の8月より自宅を事務所としております。以前は遠野市街地の仲町通りの叔母の家の倉庫を改修して事務所としておりましたが、訳あって田舎の自宅に戻りました。

その部落の鎮守の神社がありまして、毎年11月3日文化の日にお祭りを実施しています。神社は熊野大神様と六角牛山大権現ろっこうしだいごんげん大神様です。

▲六角牛山と里風景。

当部落は遠野三山の一つの六角牛山標高1294mの山麓にあって、その昔は山頂に御本尊を祭って麓から約2時間位かけて登って参拝していたそうです。

しかし、遠野物語拾遺第129話によると、山頂に祀られていたご本尊は銅製で元々は二体あったそうですが、いつの間にか一体は無くなり、残った一体をある時盗人が持ち去って鎔かそうとして七日七夜間にわたって火にかけたが、どうしても熔けないので怖ろしくなって返したとの話が載っています。

それ以降は二度と盗まれないように里に御宮を建ててお祭りをしたとの謂れにもとづいて、我が部落の人々は何代にも渡って、この神社を部落の鎮守様として守り続けてきたのです。

▲鎮守様のお掃除中。

60戸余りのこの集落も高齢化と世帯の減少で祭り前の境内清掃への参加者が年々少なくなってきていますが、最近は地区の老人クラブ寿会の協力を得て継続しています。

会話は来年も元気で来れたらいいがなぁと、お互いの息災を神様にお願いすることが、何よりの頼みとしています。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

投稿者プロフィール

みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 
みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 ふるさと情報館・みちのく岩手事務所 所長・スタッフ
元JA職員で都市と田舎を結ぶ取り組みを約15年担当者として務め、退職を機にふるさと情報館・みちのく岩手事務所所長として一念発起。民話の宝庫・岩手県遠野市在住にて、地元神社の神主としての顔もある。令和3年よりデジタルを駆使して後方支援していた息子も全面的に加わり情報発信いたします。

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