山梨◆八ヶ岳 高根の里だより11月の八ヶ岳事務所だより【高根の里だより】

八ヶ岳事務所より

八ヶ岳南麓では、10月下旬頃から始まった紅葉が11月に入るといよいよ見頃を迎えます。

北杜市の紅葉には少し面白い特徴があり、それは、標高によって季節の進み方が違うことです。

八ヶ岳山頂に近い標高の高い場所から木々が色づき始め、やがてその彩りが少しずつ標高の低い地域へと下りてきます。

同じ北杜市内でも、場所によって紅葉の進み具合がかなり違い、山の上ではすでに葉が落ち始めているのに、少し下った場所では、ちょうど鮮やかな紅葉ということが多々あります。

この時期はドライブで、標高を上がったり下がったりして、見ごろの紅葉を探すのが楽しいことでしょう。

▲森の中は紅葉の艶やかな世界。(山梨県北杜市小淵沢町)

夏の記憶

今年の夏も暑かった――。と振り返ることになるのだろうと思っていたが、意外や意外。「涼しい夏だった」という印象である。

いや、ちょっと待て。7月は、例年になく暑かったではないか。事務所のエアコンも早々にフル稼働。

「8月はいったいどうなってしまうのだろう」と、すでに少しゲンナリしていた。

夏が始まったばかりなのに、早くも夏疲れを起こしていたような気がする。 ……思い出せ。そうだ。その後、8月のお盆のころから、少し様子が変わったのではなかったか。

もちろん、カンカンに熱くなった車に乗り込んで汗をかいた日もある。物件の調査で、滝のような汗を流した日もあった。

けれど、寝苦しい夜はなかったように思う。雨が多かった。そして、いつの間にか9月になり、朝晩には肌寒さを感じるようになった。

「あれ? もう夏は終わり?」そんな感覚だった。 全国的に見ても、今年は雨の多い夏だったようだ。

ニュースでも、各地の雨の話題を目にすることが多かった。そんな折、山梨日日新聞の記事が目に留まった。

北杜市大泉の9月の日照時間が、観測史上最も短い77・4時間だったという。9月は30日だから、単純に割れば1日あたりの日照時間は2時間半ほどしかない。

暑かったか、涼しかったかという以前に、そもそも太陽が出てなかったのだ。

▲秋空の下スッキリと富士の姿。(山梨県北杜市大泉町)

もちろん、7月の暑さを忘れてはいけない。夏の日差しも、汗をかいた日もちゃんとあった。それでも、後半に雨が続き、気温も上がらなかった。

人間の記憶というのは不思議なもので、長い季節を均等には覚えていない。どうやら後半の印象に、全体の記憶まで引っ張られてしまうらしい。

そして、また歳月が流れる。今年の夏のことも、やがて「暑かったのか、涼しかったのか、雨だったのか」さえ、曖昧になっていくのだろう。

記憶は、いつの間にか曖昧模糊としてしまう。だからこそ、今日の空や雨の音くらいは、ちゃんと体感していたいと思うのである。

(八ヶ岳事務所 大久保武文)

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八ヶ岳事務所スタッフ
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八ヶ岳事務所スタッフは、実際に八ヶ岳南麓・山梨県北杜市に移住したメンバーで構成されています。安江、大久保、原が順番に八ヶ岳エリアのホットな情報を提供していきます。

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