▲文化の日の大堤。陸上競技大会やワンちゃんの散歩など、この日も多くの人が訪れていました。
ツバメやカッコウなどの夏鳥、ガンやカモなどの冬鳥など、日本には季節の移り変わりを知らせてくれる多種の渡り鳥がやってきますが、その中でも代表格やはり冬と共にやってくる白鳥ですね。
東北の道を走っていると時折「白鳥飛来地」と書かれた案内看板が目に入ります。
冬の冷え込みが強い岩手にも毎年白鳥たちが冬を過ごすスポットがあります。
岩手県の内陸の中南部に位置する北上市にある大堤公園。
北上総合運動公園に隣接するこの公園は、自然の中の散策路も充実している事から年間を通して多くの人が利用します。
大堤公園の特徴はやはりその名前通りの大きな〝堤〞、7,3haの堤の周囲を松林が囲う形になっており、自然の中で過ごす多くの野鳥の声が聞こえてきます。
▲去年からの居残りさん達は木陰でのびのび過ごしていました。
もう一つの〝新堤〞には毎年1000羽を超える白鳥が飛来し、その事が県内ニュースで伝えられるといよいよ本格的な冬の到来です。
酷暑が続いた2024年は、11月4日現在まだ飛来は確認されていませんでしたが、意外とその存在を知られていない居残りさん達に出会う事が出来ました。
居住環境の好みは人のみならず〝十羽十色〞あるようですね。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)
投稿者プロフィール
- 元JA職員で都市と田舎を結ぶ取り組みを約15年担当者として務め、退職を機にふるさと情報館・みちのく岩手事務所所長として一念発起。民話の宝庫・岩手県遠野市在住にて、地元神社の神主としての顔もある。令和3年よりデジタルを駆使して後方支援していた息子も全面的に加わり情報発信いたします。