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長野◆富士見町/出張栗生サロン・おばあちゃんと都会の若者交流の場【諏訪ぐん!ぐん!】

この記事の投稿者: 富士見・原村案内人/伊藤 やよい

2017年10月14日


先日、とある「交流会」のお昼ご飯に呼ばれてきました。※ちなみに「呼ばれる」というのは標準語の「集められる」ではなく「食事やお茶の招待を受ける」という意味です。

富士見町のテレワークの拠点「森のオフィス」に、同じく富士見町栗生(くりゅう)地区で活動する「栗生サロン」のみなさんが家庭料理をふるまいにきてくれたのです。「栗生サロン」は、富士見町社会福祉協議会(社協)による高齢者福祉の一環として生まれた集まりで、富士見町で最初にできた高齢者交流サロンです。

富士見町栗生はこのあたり!

ふだんは“週一回公民館に集まって、体操や脳トレをした後、持ち寄りの手料理を囲む”という活動ですが、この日は若い移住者の人たちとの交流を目的に、森のオフィスへ出張してくださったのです。

自慢の手料理は品数なんと10種類以上!おばあちゃまたちの底力に圧倒される森のオフィス利用者の皆さん。初めて出会う食材や調理法に会話も弾みます。

「信州の食べ物」というと「お蕎麦」を思い浮かべる人は多いと思いますが、一般家庭でそれほど食べる頻度は高くありません。むしろ季節の野菜を上手に加工した「おつけもの」や「煮物」が中心です。今日のメニューは、夏らしく「瓜系」と「寒天系」が中心。「糸瓜(別名ソーメンカボチャ)の酢の物」、「縞瓜(漬物によく使うからツケウリともいう)」、「エゴマ(地元ではアブラエという)のおはぎ」、「サラダの寒天よせ」、「ザラメ寒天ゼリー」、「フルーツ入り牛乳寒天」、「カボチャの煮物」、「はんぺんとゴーヤの天ぷら」、「ポテトサラダ」、そして「お味噌汁」。ほとんどがお家の畑で採れたものなんだそうです。

「ポテトサラダ」や「カボチャ」の煮物は「砂糖」を入れてちょっぴり甘くするのが「栗生流」なんだとか。「甘くてやさしい、お母さんの味」と皆さんどんどん顔がほころんでいきます。

移住してわずか3か月のある独身のオフィス利用者さんは、「いつもロクなの食べてないから、体が喜んでる感じがします」とのこと。赤ちゃん連れの人もいて「離乳食にぴったり」と、カボチャの煮物を赤ちゃんにも食べさせていました。

最後は庭で体操。「また会おうね!」と手を振ってお別れしました。クールな仕事場「森のオフィス」にあったかい風が吹いた、昼下がりでした。(富士見・原村案内人 伊藤 やよい)

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富士見町・森のオフィス
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投稿者プロフィール

富士見・原村案内人/伊藤 やよい
富士見・原村案内人/伊藤 やよいふるさと情報館/案内係
元八ヶ岳事務所スタッフ。小淵沢町・淵の音太鼓で篠笛を行い、たまに司会、朗読会も開催。フットワーク軽くクラフトマンやショップのネットワークも広い。2女1男を育てながら石屋の若おかみとして『石やころころ通信』を発行、山梨・長野・両県にかけてファンも多い。「上級終活カウンセラー」