10月2週目。八ヶ岳西麓の高原のまち・原村、標高1280mの八ヶ岳自然文化園は紅葉まっさかり。この週末は「八ヶ岳クラフト市」が開催されていました。陶芸、木工、ガラス、布もの、金属……様々な素材の工房テントが、森の中にズラリと並びます。
その数100工房。多くは長野や山梨、愛知、東京などの近県からですが、北海道・東北や九州からの出店者もいます。お客さんもあちこちから。近くだからふらりと寄ってみよう、という地元の人。旅行をこの日に合わせるという観光の人。八ヶ岳山麓は移住地として人気が高く、西麓の原村や富士見にもいろんな地域からの人が集まっていて、このクラフト市はまさにその縮図のようです。
食べ物屋台も充実♪体にやさしい食事に敏感な八ヶ岳らしく、グルテンフリーや無添加だしといったお店が目立ちます。(草食系が多い?!八ヶ岳ではグルテンフリーが大人気。)
こだわりコーヒーやタイフードのお店があるのも特徴的。各ブースを回ってお気に入りの作品を見つけたり、直接作家さんとお話したり、芝生にシートを広げてゆったりくつろいだり・・・来場者は思い思いの楽しみ方を満喫していました。
アジア料理も人気。ナチュラルなアジアンテイスト服をまとった屋台のおねえさん。
私はまずコーヒーとスイーツをゲット。秋の昼下がり、斜めに入る陽に影を映しながら、金色や朱に光る木々を眺めます。知り合いにも数組会いました。ここに住んでいるとおのずと心地よいものを求める共通の価値観が生まれるのか、約束もしていないのにいろんな知人に会えます。
百貨店でのバーゲンでは得られないお買い物の楽しみ。最高に贅沢な時間と空間でした。(富士見・原村案内人 伊藤 やよい)
10月初めの紅葉と青空を生で味わいたければ、ぜひ原村へ!
投稿者プロフィール
- 元八ヶ岳事務所スタッフ。小淵沢町・淵の音太鼓で篠笛を行い、たまに司会、朗読会も開催。フットワーク軽くクラフトマンやショップのネットワークも広い。2女1男を育てながら石屋の若おかみとして『石やころころ通信』を発行、山梨・長野・両県にかけてファンも多い。「上級終活カウンセラー」