山梨◆八ヶ岳/春寒の候、3月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

八ヶ岳事務所より

3月というのは、冬から春、春から冬へと季節が進んだり、戻ったりしながら、徐々に身の回りの世界が開けてくる時期ではないでしょうか。静けさから賑やかさ、華やかさへの変化と言えるかもしれません。

▲ホトケノザが野原を紫に彩る。住宅の先には南アルプスの姿。

2月で寒さの底を過ごした北杜市は、3月に入ると最高気温が急激に上がる日が出てきます。一方で、その後に急激に気温が下がるといった日も。それが繰り返され、体にとっては飴とムチのような状態となります。

寒い日でも、1月、2月に比べれば確実に暖かくなっているはずなのに、体はガタガタと震え、寒気が止まらないことも多々あります。寒さとは絶対的な感覚では無く、相対的なのだと改めて感じることになります。春は着実に近づいておりますが、案外、体にとっては過酷な月とも言えるかもしれません。

▲3月は積もったようでも雪解けが早い。

そして雪も忘れた頃に降ります。真冬より、少し気候が暖かくなったこの時期の方が、雪が降りやすいのではと感じます。

真冬と違うことは、雪が残らない事です。やはり日常的に気温が上がっているので、3月の雪は断然溶けやすく、凍り難い。雪国に比べると、積雪の量と回数が少ない北杜市。移住して10年程経ちますが、雪道での運転スキルは全く向上しておらず、溶けやすい雪というのはとても有難い事です。

気候の変化に呼応するように、植物も活気を帯びてきます。3月の初旬には、北杜市では梅の花が見られるようになります。桜の花に比べれば、控えめで咲きぶりの梅。しかし色の無いモノトーンの冬を過ごしてきた目には、桜に負けない華やかさを感じてしまうのが不思議なところです。

▲青空の下で梅の花を見上げる。

香り高く、風に乗って漂う甘い香りも一役買っているのでしょうか。他の花に先駆けて春の訪れをつげる、先駆者のアドバンテージがそう感じさせてくれるのかもしれません。

新しい気配を感じさせる、変化の兆しを感じる。それは未来を感じさせるものであり、春の訪れを予感させる。他の先陣を切るというのは、普段の生活でも勇気がいることで、そんな力強さを無意識に梅に感じてしまっているのかもしれません。

▲雪解けを告げる福寿草。

冬と春を行き来しつつも、春の気配が着実に満ちてくる3月。この移ろいの中で、自分の歩幅を確かめながら、次の季節へ向かっていきたいものです。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

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八ヶ岳事務所スタッフ
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八ヶ岳事務所スタッフは、実際に八ヶ岳南麓・山梨県北杜市に移住したメンバーで構成されています。安江、大久保、原が順番に八ヶ岳エリアのホットな情報を提供していきます。

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