山形◆朝日町/自動運転の先駆け【ご当地ローカル発見伝】
本部・地域担当より
1981年に神戸ポートライナーが世界初の完全無人自動運転(ATO)を開始して既に45年の月日が経過し、ヒューマンエラー防止や人件費削減を目的とし、AGT 路線ではない普通鉄道のドライバレス運転も決して近未来的な話では無くなってきた昨今。それに反比例するように自動車は数々の諸問題から、民間車両の自動運転化にはまだまだ漕ぎ着けられず、昭和時代の未来予想図に頻繁に描かれた「空飛ぶ車」や「自動運転の高速道路」など、あと50年、いや100年経っても実現出来るか確信のない令和時代。
そんな中で時代を遡ること約1300年前の奈良時代には、山形県の山奥で既にある物の自動運転は実現していた記録があります。
山形県朝日町は町内を南北に最上川が流れる果物栽培が盛んな町で、町中心部から北西側へ山道を進んでいくと現れる大沼集落には、「大沼の浮島」という100年以上前の大正14年に登録された国の指定名勝があります。

▲沼の真ん中にあるのが動き回る葦原島(あしはらじま)。行った時はあいにく微動だにしなかったものの、運が良ければ微速前進している様子が見られるとのこと。
沼の中にある大小様々な浮島は葦の地下茎で出来ていますが、この浮島の最大のポイントは風も無いのに時たま沼の中を独りでに動き回るそうで、一時期はオカルト系雑誌にも取り上げられたほど。
その実態を調べるために過去に大掛かりな調査研究を行ったものの、ガス噴出による水流によるものか、鳥や虫などが島を押しているのか、結局原因を突き止めることは出来ず、謎の自動運転が少なくとも1300年以上前から今日至るまで続いています。(本部 髙橋瑞希)
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