福島◆南会津町/善悪の判断・・・【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】

地域スタッフより

いつもと違い硬い表題ですが、ちょっと気になっていることがあって。

数年前から飲食店でのマナーに関する事で、有名なのが回転寿司屋さんで若者が店内に置いてある醤油さしを舐めてその画像が拡散され数千万円の損害賠償が発生しているというもの。

加害者の学校名はおろか住所、家族構成、両親の勤務先まで特定されている様です。善悪の判断というかマナー?なのか、やって良いことと悪いことの判断が出来ない思考って何なんでしょうか? そう言ってしまうと全ての犯罪が該当してしまいますが・・・。

加害者の学生さんは今後の進学や就職、結婚もあるのに残念でなりません。友人たちとのノリでやったことで人生が大きく変わってしまうなんて。

問題は、その後同様の事件が後を絶たないことです。だって数千万円の損害賠償請求ですよ!ネット社会で今の若者がこの様な事件を知らないはずがないですよね?本当に不思議でなりません。

▲会津に伝わる「什の掟」。

そこでです。私が育った会津若松では幼少期から「ならぬことはならぬものです」と言う言葉を耳にします。これは会津藩士の子供たち(男子に限る)六歳から九歳は町ごとに十人前後のグループを作っていて、この集まりを当時「じゅう」と呼んでおりました。

会津藩では十歳になると藩校「日新館」に通います。九歳以下の子たちが集まる「什」は、日新館入学前に会津武士の心構えを身につけさせるための幼児教育の場でありました。

そこで習うのが「じゅうおきて」です。随分重苦しい言葉ですが気になさらずに(笑)。

さてその「什の掟」ですが十ではありませんので!尚、原文のままご紹介いたします。
一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ。
一、年長者にお辞儀をしなければなりませぬ。
一、虚言を言うてはなりませぬ。
一、卑怯な振舞いをしてはなりませぬ。
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ。
一、戸外で物を食べてはなりませぬ。
一、戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ。
そして最後に「ならぬことはならぬものです」と厳格に教戒する。これが「什の掟」と呼ばれるもので「ならぬことはならぬものです」はいわゆる決め台詞なんです。

この言葉が現代社会でマッチするかどうかは個人の判断でお願い致します。

什の掟はベストセラーとなった藤原正彦氏著書の「国家の品格」でも紹介されております。

現代版「什の掟」は「あいづっこ宣言」へ!
一、人をいたわります。
二、ありがとう・ごめんなさいを言います。
三、がまんをします。
四、卑怯なふるまいをしません。
五、会津を誇り年上を敬います。
六、夢に向かってがんばります。
やってはならぬ やらねばならぬ。
ならぬことは ならぬものです。

最近の飲食店での迷惑事件は結局のところ親の躾が悪かったのか、本人のせいなのか知りませんが幼少期に改めて「ならぬことはならぬものです」を親子で話あっていただきたいと思います。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

投稿者プロフィール

福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘
福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘
会津若松市在住で、「ハウスクリーニング」、「生前・遺品整理」など手広く事業を展開。「会津」で生まれ育った生粋の「会津人」で、「会津地方」全域はもとより、福島県中通りから新潟県下越地方までもとフットワーク軽く対応できます。古民家が多い会津エリアにとって、不動産売買に付随する様々な困りごとについてサポートできる心強い味方となる。

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