
先日、滋賀県高島市で開かれた「風と土の工藝2017」というイベントに参加してきた。高島市内の工房、農家、移住者宅など40数か所が期間中に公開され、パスポートを持った参加者が自由に行きたい場所を巡るというものだ。
滋賀で育った者として、高島市が町おこしに積極的なのは知っていたが、ここまでアート作家が多いとは思わなかった。京阪神からの移住者が大半だが、中には大津市や京都府との二地域居住者もいる。弟の同級生夫婦がガラス工芸やアクセサリーを作っており、初めて工房を訪ねた。ガラスに箔や漆など、さまざまな素材との融合を試行し、色の変化を楽しめる作品が多い。先鋭的な色彩と形状は海外での人気も高く、諸外国で展覧会を開いているらしい。のどかな立地のアトリエが世界につながっていると思うと、不思議な気分になる。
滋賀県は国内でも数少ない人口増加中の県だが、豊かな自然が残り、田舎暮らしに適した場所でもある。芸術活動の盛んな京都に近く、作家の創作拠点にはうってつけだ。いつか定住促進に本腰を入れる時期が来れば、アートが重要な切り口のひとつになりそうだ。 (本部 大澤 憲吾)

投稿者プロフィール

最新の投稿
本部・地域担当より2025年12月22日京都◆宮津市/多い外国人、視点を変えてみよう【本部スタッフ・ふるさと見聞録】
本部・地域担当より2025年12月19日群馬◆草津町/草津温泉の熱湯に癒された【本部スタッフ・地方出張余話】
本部・地域担当より2025年12月11日山形◆尾花沢市/雨上がりの1%【本部スタッフ・地方出張余話】
本部・地域担当より2025年11月19日長野◆上田市/上田市のソウルフード、美味だれ【本部スタッフ・地方出張余話】

