東京◆本部/『番所』という古民家【本部スタッフ・ふるさと見聞録】
本部・地域担当より

「古民家」として区別される物件があります。一番多いのは農家住宅。比較的新しいものでは企業創業家(10月号津市の建物・12月現在契約中)なるものもあります。
今回私が初めて出会い、売却依頼を頂きました古民家は「番所」というもの。本号12月号(20ページ)、高知県大豊町860万円です。
江戸時代の「天保の改革(一八四一年)」と同時期に行われた「藩政の改革」によって、(海や河川を含む)主要交通路の関所やお城などに設置され、自分達の領内の産物がむやみに他領へ流出していかないよう、通行人の監視、検査、徴税などを行っていました。
所謂、番人が詰めた検問所のようなところです。
その大豊町の番所は南斜面の高台で、近隣へ分け与えられるほどの豊富な清水の水源を持ち、長屋門を従えどっしり構える母屋の様相は、有力者の邸宅であることは一目瞭然、環境も含め文化財級の価値があります。
前面道路は町道ですが、登記名義人は現在もオーナーです。
中央の式台から向かって左側の座敷には、オーナーも小さい頃はあまり入らせてもらえず、普段は右側の続き間で生活していたそうです。
現在の状態は明治30年の改築。そこから計算しても126年が経過!ご興味を持たれた方は気合を入れてご見学にお越し下さい。滅多にお目にかかれない番所という建物。都会の喧騒を忘れてしまう天空の眺めです。(本部高知担当 金澤和宏)
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