▲心を惹きつけられる赤ちょうちん。
コロナ禍以前は、那須へ出張の時には2回に1回は飲み、最終の新幹線(那須塩原駅発22時11分)で帰ることが定番の帰路でした。
それがコロナ禍により3年余り途絶えてしまいましたが、先日、それまで頻繁に通っていた居酒屋へ久し振りにお邪魔させて頂きました。
風の噂では、コロナ禍の最中にそこのご主人がお亡くなりになったとか。
そんなこともあり、ずっと気には留めていたお店です。
暖簾を潜ると奥様と跡取りの息子さん、そしてお嫁さんが数年前と変わらず元気に迎え入れてくれました。
コの字カウンターのなかにはやはり、威勢の良かったご主人の姿はありませんでした。
ただ、明るい雰囲気は依然と全く変わらず。
お客さんは地元の人が多く知らない方が多いのは当然です。
ただ、こちらの会話でも遠慮なく入ってきます。
料理の注文も「それ、美味そうだな、こっちにも下さい」という感じ。
その場にいるみんなが直ぐに打ち解け、知り合いになるような状況です。
それは一人で行っても同じで寂しくはないでしょう(反対に、静かに飲みたい人には無理な場所)。
▲その土地のお酒を飲むのも嬉しいひと時(画像はイメージです)。
都会の居酒屋ではあまりない空間。
数時間の一時、一期一会、その場にいなければ実感できない心地良さ。
田舎暮らしの隣近所でお互い様の精神に相通ずるものがあります。
美味しいお酒に料理、人情話、噂話、雑学、怪しい話、その他諸々…。
そんな楽しいひと時を過ごさせてくれる、田舎の赤ちょうちんに感謝。
これからもしっかり勉強させて頂きます(酔)。(本部那須担当 金澤和宏)