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香川◆琴平町ことひらちょう/海から10㎞も離れた灯台?【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年6月27日

▲木々と比較してもその高さゆえ、存在感に圧倒される。

〝琴電〞の愛称で親しまれている琴平電鉄。

その西の起点・琴電琴平駅の直ぐ隣の公園にその高灯籠は建っています。

姿形は神社で見かける灯籠と似ていますが、違いはその圧巻の高さ(大きさ)に息をのみます。

27mくらいで、ビルで例えるなら8階はあります。

建てられたのは1860年、6年の歳月をかけて地元の庶民が建てたそうです。

下の石組み基礎はさながらお城と同じです。

木造部分は3階建て構造になっており、灯を燈すために人が出入りできます(今は入れないのが残念です)。

ここまで大きな灯籠を作ったのは何故でしょう。

琴平と言えばやはり〝こんぴらさん〞で知られる金刀比羅宮。

その信仰の一つに「航海の安全」があります。

この高灯籠は海まで10㎞くらいありますが、瀬戸内海を行き交う船乗りが「金刀比羅宮を拝むための目印がほしい」という想いから作られました。

空海和尚のお膝元でもある讃岐の人々の信仰心は篤かったのですね。

見上げてみますと当時の様子が容易に想像できます。

日本一高い灯籠、国の重要文化財。名称は「たか〝どう〞ろう」と濁ります。

それにしてもここまでのものを作らせた金刀比羅宮の神力とは・・・。(本部・香川県担当 金澤和宏)

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高灯籠(琴平町観光協会ホームページより引用)

・所在地:香川県仲多度郡琴平町361

・アクセス:JR琴平駅・ことでん琴電琴平駅出て左隣

・料金:外観のみ見学自由

・駐車場:なし

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