年の瀬のご挨拶にお伺いした、北杜市内にある、とあるお宅。
大好きな八ヶ岳の森の中で、古き良き時代の逸品を大事に使いながら、シンプルな暮らしを実践されています。
お一人でお住いですが近隣にご友人も多く、先日の訪問も、実は直前に電話したのですが「どうぞどうぞ」と、笑顔で出迎えてくださり、玄関先で失礼しようと思っていたのに
「せっかくだから上がって行って」とリビングに通して下さいました。
日当たりの良い無垢のフローリングが気持ちよいお部屋で、
まず目を引くのがこちら。
お知り合いから送られてくるクリスマスカードやかわいいリースが並べられていました。
春は雛人形が飾られたり、その時々の季節を大切に、お気に入り達が並ぶコーナーです。
「ねえねえ、回りに風邪ひいてる人いない?これ、温まって予防になるわよ。」
さっと出してくださった手づくりのネギスープ。
たくさん作り置きしておけて、お湯さえ沸かせばすぐいただける優れものだそうです。
お味もさることながら
この台として使われている小さな木の椅子が、たまらなく懐かしい!
なんでも、この方のご実家近くにあった幼稚園が老朽化して解体されることになった時に
今は亡きお父様が、それなら、と譲り受けたものだそうです。
長きに渡って使われた、なんとも言えない色合いと、丸み、肌触り。
この椅子に座って過ごした子供達の仲には、もうリタイヤした人もいるのに
椅子は、まだまだ使えるんですね。
さりげなく出された手づくりスープとアンティーク、そして主の笑顔で
身体も心も温まる極上のおもてなしをいただきました。
(八ヶ岳事務所・和田)
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