▲種差海岸の日の出。
夏といえば海。という事で、今月は青森県八戸市の種差(たねさし)海岸を紹介します。同海岸は太平洋に面し、青森県東南部から宮城県北部に至る三陸海岸一帯を占める三陸復興国立公園内にある名勝地です。
その特徴は、何と言っても「海岸に広がる天然芝生!」「空の青と海の青」、そして「芝生の緑色のコントラストは息をのむ美しさ」です。芝生の海岸の他にも、このエリアには見所となるスポットがたくさんあります。
一つはウミネコの繁殖地として知られる蕪島(かぶしま)。2015年に火災によって全焼してしまった蕪嶋神社も、5年の歳月をかけて再建工事が行われ、2020年3月から一般公開が再開されています。参拝される際はウミネコの「運」が降ってくるので要注意です。なお、蕪島へは陸続きになっておりますので、自家用車でも容易にアクセスできます。
▲観光案内所のモニュメント越しの朝日。
もう一つお勧めしたい場所は、葦毛崎(あしげざき)展望台です。岬の展望台という事で、眺望は非常に良いのは言うまでもないのですが、特筆すべきは展望台そのものの造り。元が軍事施設だった名残で、まるで岸壁に建つ小さな砦のようです。周辺には遊歩道も整備されていて、潮風を感じながらゆっくり季節の草花を散策するのも良いでしょう。
芝生海岸に道路を挟んですぐ側には観光案内所がありますので、八戸地方に訪れた際は是非立ち寄ってみてください。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)