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群馬◆黒保根町/地域活性化の兆し【桐生くろほね・花咲爺日誌】

この記事の投稿者: 群馬・黒保根案内人/小林 峯司

2024年1月31日

▲人口減少の波に直面する農村部に明るいニュースが!!

新春を迎えましたが、戦争や震災等の暗いニュースが続く中ですが私達地域のホットニュースを紹介してみたいと思います。

私の在住地は群馬県・赤城山の東麓に位置する桐生市黒保根町(合併前黒保根村)の水沼地区にあります。

明治の初期、この地の名主、星野長太郎氏が製糸会社を興し、その製糸をアメリカに直輸出をするなど製糸産業の先覚者が地域を支え、群馬県の二番小学校を水沼に設立するなどの功績も残され繁栄の時代もありました。

やがて高度経済成長期から都市中心型の社会へと時代が変遷し、特に産業の少ない農村部は過疎化が進み人口減少と高齢化の波にこの地域も直面しています。

▲巷で話題のキャンプやグランピング(イラストはイメージです)

こんな中、最近の明るい話題の一つは『築地銀だこ』で有名な地元企業が新会社を興し、水沼駅周辺の自然の環境を生かして炭火で焼いてインドアで楽しむ『炭テラスとカフェテラス』を昨年9月にオープンさせ、現在グランピングやサウナ施設も5月の開業に向け建設中です。

この地域の活性化を目指すビッグニュースに地元では官民挙げ応援しています。

渡良瀬渓谷鉄道水沼駅周辺は早春から各種の桜、続いて花桃・アジサイ等沿線がまさに花街道に一変します。

更に、この大型観光スポットが誕生し水沼温泉施設の再活用の話題も加わり地域には明るい兆しも見えてきました。(群馬黒保根案内人 小林 峯司)

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SUMI TERRACE 森のヴィレッジ(公式ホームページより引用)
スミテラスBBG水沼
・営業時間
(平日)10:30~17:00(17:00以降については要予約。お電話にてお問合せ下さい)
(土日祝)10:00~20:00
・定休日 火曜日 ※ 火曜日が祝日の場合は営業致します。

森のカフェテラス『シカモア カフェテラス』
・営業時間
(平日)10:00~17:00
(土日祝)9:00~18:00
・定休日 火曜日 ※ 火曜日が祝日の場合は営業致します。

東京◆本部/情報の民主化とリスキリング【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年1月28日

▲「情報の民主化」。生成AIで作成.

「日本に情報の民主化が起きた」

ある著名人が口にしていた。石炭から石油、蒸気機関車から車に変わった産業革命のように、IT革命の本質を突いた言葉に思う。

誰でも有益な情報が得られ、もちろん知らなくていい情報やフィルターバブルの問題もあるが、今更ポケベル時代に戻りたいとも。

先日、新潟の旧山古志村のニュースを見た。中越地震を乗り越えるも、直面する過疎問題は日本全国どこも同じ。人口800人の小さな村が挑戦したのは新しい技術・NFTによる「デジタル村民」の誕生だ。

もともと山古志は錦鯉の養殖が盛んな所で、誌面の都合上詳細は割愛するが、自分たちの強みで未来をつくる努力を始めている。

本誌でも紹介したが、ファミレスなどで当たり前になった配膳ロボットも、運用は地方の方が早かった。

著名なマーケターが沖縄北部で新事業を仕掛けたり、確かにサッカー球団の企業名も地方名を冠するなど、新しい事業には地方・地域が必須キーワードに思う。

▲「錦鯉」の長谷川さんは50歳で王者に。

ふるさと情報館でも「東京都DX人材リスキリング支援事業」に応募、スタッフ2人と一緒に参加している。

50歳を目前に座学はツラいが、動画の閲覧は日常化できた。(吸収力の高い2人とは年齢差によるものなのか?)

DXとは単にデジタル化することでなく、社会の変容に対応し、そのためにデジタル技術やデータ活用を導入すること。焦っても仕方ない、少しずつ。(本部 星野努)

東京◆本部/時代の変化と配慮【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年1月24日

▲運転免許センターでの出来事。

先日、運転免許証の更新に行ってきました。

免許更新の手数料を支払う際、受付の方が「2年前からカードでのお支払いも可能です。」とキャッシュレス化への対応を教えてくれました。

講習室に入ると「マスクの着用は個人の判断になりました」との張り紙。また、講習中の禁止事項の張り紙には、飲み物を飲んではいけませんに、打ち消し線が引いてありました。

コロナ禍だった事、熱中症の事などの関係でこうなっているのかなと思いました。

講習中のビデオは、交通ルールなどの説明から始まり、終盤に車線はみ出しアラートや誤発進抑制機能など、最近の車に搭載する事ができる、安全措置・機能の紹介が流れていました。

▲変化に対応し、配慮を考える。(画像はイメージです)

講習後、警官より「更新した運転免許証をお渡しします。昔は名前を呼んでいましたが、お手元にある用紙に記載された3桁の番号でお呼びします。」と個人情報への配慮と思える渡し方に変わっていました。

3年前の更新時から色々と変わって驚きましたが、時代の変化に対応するという事は、配慮を考える事でもあると思いました。

今年も地方に車で伺います。時代の変化の配慮と、引き続き、安全運転・地域への配慮も忘れないようにします。今年もよろしくお願いします。(本部 角南辰彦)

山梨◆大月市/甲斐国の文明開化の礎【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年1月20日

▲当時としては珍しい洋風の煉瓦造で、登録有形文化財にも指定されている笹子隧道。

東京と山梨を最速で結ぶルートは、今も昔も甲州街道が最も直線的な通り道。

関東平野と甲府盆地の間には小仏峠と笹子峠と呼ばれる2つの難所があり、前者は峠を迂回して抜けることが可能だが、後者は全て険しい山々に囲まれているため、ここを通らずしての移動は現代でも不可能だ。

大月市笹子町はそんな峠を目前とした宿場町として栄えてきたが、東側の笹子と西側の初鹿野(現在の甲斐大和)を結ぶこの笹子峠は、急勾配や急曲線が続く難所であり、これまで江戸との往来を阻んできた原因になってきた。

そんな中で明治期になり鉄道が導入されると、この峠を一気にトンネルで通過する計画が持ち上がり、今から約120年前の1903年に約6年の歳月をかけて官営鉄道笹子トンネル(現在のJR中央本線下り線)が完成した。

全長4656mの長さは当時としては日本最長と呼ばれ、このトンネルが開通したことでこれまで徒歩で片道3~4日かかっていた東京⇔甲府は、わずか約6時間と大幅に短縮され山梨県の交通革命を迎えた。

その後道路側も1938年に笹子隧道(県道212号線)、1958年に新笹子隧道(国道20号線)、1966年に国鉄中央本線上り線の新笹子トンネル、1977年に中央自動車道笹子トンネル上下線がそれぞれ開通し、現在建設中のリニア中央新幹線の笹子トンネルを合わせると全部で7本となり、この地を往来する需要の高さを垣間見ることが出来たのでした。(本部 髙橋瑞希)

▲英語でトンネルは「tunnel」。(写真はイメージです)

福島◆会津若松市/会津地方の正月【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2024年1月17日

▲冬の鶴ヶ城。

会津の正月は各地と変わりなく大晦日の夜に年越し蕎麦で一年を締めくくり、元日朝には家族で顔を合わせ神棚に礼拝。ご先祖様(仏壇)へ手を合わせる、といった流れになります。内容はやはり家内安全、無病息災になります。

食事はお節、会津名物こづゆ、餅、イカ人参、ニシンの山椒漬けとそれぞれの家庭で内容は多少変わりますが、この様な感じです。

▲起き上がり小法師。

催しものは会津若松市内:一日「鶴ヶ城元旦登閣」、十日「十日市」、十四日「歳の神」。会津美里町:十四日「会津高田大俵引き」。会津坂下町:十四日「ばんげ初市大俵引き」ですかね。

会津若松の十日市は市民にとって一年の始まりの一大イベントで、中心地を通行止めにして行われます。

そこでは元衆議院議員の故渡部恒三先生に全国的に有名にして頂いた「起き上がり小法師」や「風車」「だるま」等を購入するのが慣習です。

▲会津の風車。

余談ですが起き上がり小法師は家族の人数より1個多く購入するのが習わしで、家族の健康や子孫繁栄の祈りが込められており、風車は仕事やお金がよく回るという縁起を担いだものです。

昨年から「ふるさと情報館」様とお付き合いさせて頂いておりますが、会津地域は古民家の動きが好調なので、引き続き頑張りたいと思います。

本年も皆様にとって良い年になるよう会津より祈っております。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

岩手◆遠野市/今年も開催!!第23回遠野どべっこ祭り【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2024年1月14日

▲遠野ふるさと村の様子

2024年、あけましておめでとうございます。

昨年は気候変動による農作物の不調や、世界情勢による物価の高騰など、生活に関わる事が多くあった1年だったかと思います。

本年は新拠点や新生活を検討される皆様のためにも、落ち着きを取り戻した新しい年になる事を祈念したいです。

▲どべっこ祭り広告

新年1発目のみちのくだよりは、あえて一昨年の1月号でも取り上げさせていただいた遠野ふるさと村の「どべっこ祭り」をピックアップしたいと思います。

ここでおさらいですが、皆さんは〝どべっこ〞という言葉を聞いた事がありますか?

最下位の・・・子?という予想もありそうな雰囲気ですが、どべっことは遠野の方言で〝濁り酒〞=どぶろくの事を指します。

岩手県遠野市は、自家製の酒類の製造が可能な日本のふるさと再生特区(通称どぶろく特区)に指定されており、附馬牛町の遠野ふるさと村で開催されるどべっこ祭りでは、どぶろくや郷土料理のおもてなしの他、語り部による昔話、郷土芸能も堪能できます。

どべっこ祭りの詳細や参加申し込みは遠野ふるさと村ホームページ(https://www.tonofurusato.jp/)から。

猛暑の夏に反しこの冬は寒くなるという噂もあります。是非しっかり〝もよってきてくだんせ〞(着て来てください)。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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第23回遠野どべっこ祭り(遠野ふるさと村ホームページより引用
・日程(全6回)
2023年11月25日(土)
2023年12月2日(土)
2024年1月20日(土) ※満員御礼
2024年1月27日(土) ※満員御礼
2024年2月17日(土) ※満員御礼
2024年2月24日(土) ※満員御礼
2024年3月2日(土) ←追加開催決定!

・開催時間(共通)
17:00~19:00 (遠野ふるさと村ビジターセンター16:30集合)

・会場
遠野ふるさと村 肝煎の家(座席指定/テーブル・椅子席)

・内容
特製どぶろく2合+遠野の田舎料理、語り部による昔話、郷土芸能神楽の披露
※ノンアルコールビールやソフトドリンク等もご用意しております(別途料金)

北海道◆道東エリア/北海道はでっかいどう【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年1月10日

▲「北海道のサイズ」道の駅に置いてあったチラシ。

「北海道はでっかいどう」紅白歌合戦に初出場し、顔を出さず、圧倒的な歌唱力で人気のAdoさんが、旧ツイッター(現X)で呟いたのが一昨年の10月のこと。またたくまに拡散、気づけば約48万「いいね」を記録している(23年12月現在)。

昨年はたくさんの方に北海道の物件を契約頂き、何度も北海道に足を運ぶことができた。

北海道とひと口で言っても、実際は本誌でご紹介している弟子屈町を中心とした道東エリア

釧路市や網走市、世界遺産の斜里町や羅臼町など、道東だけでも右往左往、現地を走るとその広さ・大きさを痛感する。数多くの牛を襲ったアーバンベア「OSO18」も、ちょうど標茶町の契約の時にニュースで知り、東京人形町のジビエ料理で出されていたことにも驚く。

▲遊覧船より見た熊は動き鈍!

何度も訪れることになった斜里町ウトロ港も印象深い。重大な過失が認められる遊覧船の事故。仕事は違えど、業務に過信・驕りが無いのか自問する。

少しだけ勇気を振り絞って遊覧船に乗ってみた。知床の大自然、一瞬イルカの姿。船上から約50m、ゴロゴロする石の海岸に熊の姿、心なしか元気がないのが気にかかった。

まだまだ知らないことに気づく一年。今年も本誌を通じて皆さんと学べたらと思っている。(本部 星野努)

北海道◆小樽/地元小樽の元旦【北の国から・制作スタッフ進行日誌】 

この記事の投稿者: 編集

2024年1月7日

▲大晦日の小樽駅。

新年明けましておめでとうございます。

お雑煮を食べながら地元小樽で新年の朝を迎えています。

元旦は例年、車どころか人がほとんど歩いていません。都会育ちの方は信じられないと思いますが、小樽は三が日までお店が閉まっているところが大半です。

そうとはわかっていながらシャッターの閉まっているのは承知で昨年は(年に1、2回しか帰省しないため)散策がてら元旦散歩をしました。

▲元旦の運河付近。

せっかくなので「小樽運河」の方へ向かうと、いつもは観光客で賑わっているのにこの日は小樽運河が貸し切り状態。元旦で寒いということもありますが人の少なさに驚きです。

寒さに年々弱くなっているので今年は元旦散歩しているかどうかはわかりませんが、コロナ明けもあり観光客が歩いてそうですね。

今年も引き続き地方の情報を発信していきたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願い致します。(本部 菊地美穂)