▲ふと感じる、春の訪れ。
まだまだ風が冷たいなと、ふと足元を見ると、ひょこっと芽吹き始めている小さな野生の花々。春の訪れを感じるのはこの時でしょうか。
冬の間にすっかりと茶色くなった大地には緑の葉っぱだけでも鮮やかに感じますが、やはり花々の華やかさには心が躍るものがあります。冬から春へ季節の変化を感じる北杜市の3月です。
とはいえ、油断をしているとドカっとまとまった雪が降る時期でもあります。
昨年も3月の頭にまとまった雪が降り、朝、目覚めると30㎝程の積雪。道路の除雪が無いままで出勤時間となり、恐る恐る車を出した記憶があります。この時は愛車のジムニーの走破性に感嘆、ジムニー最高!といいながら雪道を走った記憶があります。
▲春の訪れの中、雪景色に変わることも。(山梨県北杜市)
北杜市にはどんな車が合っているのだろう。度々、語られるこの話題。昨年の物件のお引渡しの際にも、売主様と買主様の間でこの話題が上がりました。
買主が、「せっかく北杜市に別荘を買ったので、思い切って四駆のSUVを買おうかと思う」と売主に相談されました。
それに対し、売主は「無理して買う必要はないんじゃないかな」との発言。因みに売主は北杜市へ20年程ご定住をされていた方。スタッドレスタイヤは必要だけど、幹線道路沿いを走るだけであれば二駆でも大丈夫。ただ、標高の高いところに行くのは厳しいかもしれないとのこと。
それよりもと、売主の話は続きます。北杜市は道路沿いに様々な動物がいる。サル、キツネ、狸、鹿が飛び出てくることもある。突然飛び出てくると、回避は難しく、車に当たってしまうことも。売主も鹿とぶつかり、修理に100万円ほどかかったとのこと。
また、狭い道が多く、脇から木々や竹藪がはみ出ていることも多い。車のすれ違いざまに、路肩によると、枝が車のボディを傷つけることも頻繁だ。
話は続きます。砂利道では小石がタイヤに挟まり、それが走っている時に飛び、ボディを傷つけることがある。車高が高い事も大事。砂利道は掘れやすく、デコボコになりがち。車高が低い車では、底を擦ってしまう。
▲北杜市で人気の車。スズキのハスラー。
いつしか話は、四駆か二駆というよりは、大事にするような車は買わない方が良いという結論に。北杜市では車は道具であり、愛でるものではない。「車が傷ついても、自分の心が傷つかない車が良い」という名言が飛び出ました。これは長年、北杜市で定住した方だから出てくる言葉だと感心いたしました。
因みに北杜市の教習所のある教官は、受講生にはスズキのハスラーをお勧めしているそうです。コンパクトで細い道でも取り回しが容易、車高が高く、四駆。価格的に何かあっても心が傷つきにくい。売主様の言葉とも合致します。
実際に北杜市で頻繁に見かける車がハスラーです。皆様は現在、どんな車に乗っていますか?どんな車に乗るかを考えるのは楽しい作業ですね。(八ヶ岳事務所 大久保武文)