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岩手◆遠野/いわてtsunamiメモリアル【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2020年5月24日

▲復興記念公園の様子。

当事務所から大船渡市や気仙沼市の物件案内に行く時に通る陸前高田市松原地区は、9年前の3・11東日本大震災の被害を受けて、風光明媚だった松原海岸と高田市街は一瞬にして大津波にのみ込まれました。

海岸地区の中で唯一残った「奇跡の一本松」は、当時の関係者が何とかして生き残らせようとしてあらゆる手当をしましたが、残念ながら塩害で立ち往生してしまったのです。そこで、この一本松をモニュメントとして残そうと取り組み、現在は加工処理して悠々とその場に建っています。

この度、津波被害の大きかった岩手・宮城・福島の3県に国と地方公共団体が連携して復興記念公園を整備し、国営追悼・記念施設が設置されました。その一つが、「高田松原津波復興記念公園」として完成して、そこに「震災伝承施設」と「道の駅・高田松原」が入っています。

震災伝承施設には、津波の破壊力を示す展示物やガイダンスシアター等で教訓を学べる他、公園内には現在、松原を復元しようと松苗木の植栽事業が継続されています。岩手の沿岸を訪れる際は、是非お寄り頂きたいと思います。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

▲道の駅・高田松原のエントランス。

岩手◆遠野/気仙沼市から陸前高田市を通りまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2018年4月15日

私の管轄する岩手県から宮城県の「三陸沿岸」は、皆様ご存知のとおり「リアス式海岸」と称して、太平洋に面した岬や湾が織りなす風光明媚なところです。特に私の住む山間地の遠野から行くと、開けた青い海を見るだけで心が清々しさを感じるものです。

ところが、七年前の東日本大震災による大津波で、穏やかな街並み風景は一変し、現在も大規模な土地の嵩上げ工事が継続されていて、大砂ぼこりをあげて大型ダンプが往来しています。先日、気仙沼市内の物件案内に車で陸前高田市を経由して行ったのですが、街全体を覆う土砂粉塵が前日の雨で汚土となって、大型ダンプの勢いに巻き上げられて、自分の車に降りそそぎます。

それも、何台ものダンプとすれ違うのですから、洗車したばかりのパールホワイトの車の色は、たちまち茶褐色の泥車と化してしまいました。通常であれば、環境汚染とか公害とか、騒がれるところですが、どの車も茶褐色の芋虫みたいになって、当たり前に走行しています。

高田松原海岸は海が見えない位の大堤防が完成した中に、あの「奇跡の一本松」として話題を集めた松が保存処置されて、居心地悪そうに寂しく立っており、その横には未だに解体撤去されない校舎の残骸が残されていました。

私ども内陸に住む者、または遠方の方々にとっては、もう七年も前の出来事として、過去の事のように思えるのですが、被災地の現状は、未だに通常の環境には戻ってないのが実状です。私の友人も住宅を流失したのですが、家族は幸い全員無事でした。ようやく土地の嵩上げ工事が完成し、これから住宅の再建に取り組むとの事です。

微力ながら、自分も出来ることから支援を続けたいと思っているところです。
(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)