ブログ

山梨◆八ヶ岳/大暑の候、8月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2023年8月8日

▲ひまわり畑がお出迎え。(北杜市明野町)

まだまだ陽射しを避けたい時期ではありますが、真夏の太陽の下には魅力的なのもあります。

そんな一つとして、お出かけいただきたいのが、北杜市明野町のサンフラワーフェスです。

茅ヶ岳の裾野にどこまでも広がる畑。その日当たり良好な畑に40万本ものひまわりが咲く、人気の観光イベントです。

今年は7月22日〜8月20日まで開催。コロナ禍で中止されていたのですが、昨年から復活しました。

サンフラワーフェスの魅力はひまわり畑の眺めは勿論ですが、北杜市ならではと言えるのがひまわり畑とその先に広がる山岳景観のマッチング。

会場は明野町の中でも標高の高いハイジの村のすぐ下。ここは北杜市でも南アルプスと八ヶ岳を同時に眺められる屈指のビュースポット。

さらに天候が整った日には遠方の北アルプスも眺めることが出来ます。この風景を見たことがきっかけで北杜市に移住を決意した方もいらっしゃるほどです。

期間中で順次、区画ごとにひまわりが咲くように工夫されているのですが、タイミングによってはイメージより随分と花が少ないことも。

私が初めていった時は、まさに残念なタイミングで、一区画だけ咲き、他の区画は咲き終わった寂しい状況でした。

このタイミングを合わせるのが難しいところが、自然を相手にするイベントの醍醐味とも言えます。

サンフラワーフェスについては、開花状況がホームページでアップされるようなので是非チェックされてからお出かけください。

▲水信玄餅とそれを求める行列(北杜市白州町)

もう一つお勧めしたいのが、金精軒の水信玄餅。山梨県のお土産といえば信玄餅ですが、今回ご紹介するものには「水」が付きます。

信玄餅は高速ドライブイン、コンビニ、スーパーと様々な場所で買うことが出来ますが、水信玄餅の入手はなかなか大変です。

まず販売しているのは県内の3店舗のみで、そのうちの一つが北杜市白州町の金精軒台ケ原店。6月〜9月末までの夏季、かつ金・土・日・祝日で販売。数量限定の為、売り切れの場合があります。

そして面白いのが賞味期限は作ってから僅か30分というところ。あまりの賞味期限の短さに持ち帰りが出来ない。限られたタイミングの中で、お店に行き、その場で食べる。

賞味期限が短いというのは、実物を見ると納得できるかもしれません。餅というよりはゼリー、ゼリーというよりは水そのもの、というのが私の印象でした。水が球状にまるまって存在を保っている。そんな外観です。

金精軒のHP によると白州の名水を僅かな寒天で固めたシンプルな水菓子が水信玄餅です。それはちょっとの体の振動で、プルプルと震え、今にも崩れ、水に戻ってしまいそうな繊細さです。そんなお菓子を求め、夏の炎天下の行列に並ぶのも良い思い出になるでしょう。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

===========================
🌻サンフラワーフェス(北杜市ホームページより引用)
期間:2023年7月22日(土)~8月20日(日)

時間:午前8時~午後5時まで

協力金:車1台1000円、二輪車1台500円(排気量50cc以下のバイク、自転車は無料)、バス1台5000円

入場料金:無料

メイン会場:山梨県北杜市明野町浅尾5664
農村公園会場:山梨県北杜市明野町上手13811

山梨◆北杜市/白州町台ケ原・大人気イベント【巡り巡って北杜市探訪記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2018年10月12日

名水の地として有名な山梨県北杜市は白州町。国道20号から少し入ると、江戸時代に甲州街道の宿場町として栄えた台ケ原宿があります。

日本の道100選にも選ばれたこの通りは、昔の面影を残し、古い建物や本陣跡の石碑が残り、まるでタイムスリップをしたかのよう。造り酒屋の七賢、和菓子の金精軒といった老舗に加え、近年では天然酵母のパン屋、パスタ屋、カフェ等の新しいお店が増えています。

そんな、台ケ原が一年でもっとも賑わう人気イベント「台ケ原市」が今年も開催されます。全国から集まったクラフト店、骨董屋がずらりとお店を並べ、街道は人で賑わい、普段とはまた違った活気に包まれます。訪れる人は3日間の期間で約5万人とか。すごい人数ですね。

焼きもの、木工製品、草木染め、盆栽などの一点ものの商品が並びます。作品を作った作家さんと直にお話しできるのもうれしいところ。地元の農産物の市も出されます。一期一会の出会いをお楽しみください。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

================================================
【第16回・台ヶ原宿市】
開催日程 10月19日(金)・20日(土)・21日(日)

台ヶ原宿ホームページ
https://www.daigahara.com/

山梨◆白州町/その時期にその場所でしか味わえない~「水信玄餅」【巡り巡って北杜市探訪記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2018年7月23日

「その時期にその場所でしか味わえない」

魅惑的な殺し文句です。北杜市の白州町には、そんな和菓子が存在します。

その名は「水信玄餅」

「信玄餅」といえば、山梨でもっともメジャーなお土産で、ドライブイン、お土産屋で必ず見かけるところですが、この「水信玄餅」はそういった場所では決して販売をしていません。

老舗和菓子屋の「金精軒(キンセイケン)」が販売するお菓子で、6月から8月の土日限定で、白州の本店と韮崎店の2店舗でのみ販売されます。

白州の美味しい水を使った夏らしい清涼感のあるお菓子。水信玄餅の面白いところは、お取り寄せはもちろん、持ち帰りすら出来ないこと。賞味期限が作ってから30分ともいわれる短さで、作りたてをその場で食べるしかありません。見た目も興味深く、変な表現ですが、水そのものの様に見えます。液体の水が、なんだか不思議な力で、寄り集まり、なんとか丸い形を維持しているような感じです。ゼリーとも寒天寄せとも違う、透明感とつるんとした喉越しが魅力的です。

賞味期限が短いのは、この形が維持できる時間が極端に短いからとのこと。日差しが暑いこの時期、この場所でしか食べられない、水のお菓子を求め、多くの人が足を運びます。午前中で完売する場合がほとんどですので、早起きの上、お出かけください。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

============================
※本店では朝7時ころから整理券を配布。(台ヶ原本店と韮崎店)
金精軒ホームページ
http://kinseiken.co.jp/