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長野◆東御市/うだつが上がる【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年12月29日

▲かつての栄華を物語っている、うだつ。

佐久市から長野市へ行く途中、北国街道から旧北国街道に入り、海野宿(うんのじゅく)を通った。

東御市本海野にある海野宿は、江戸時代の1625年に北国街道の宿駅として開設され、2025年には開宿400年を迎える。

明治・大正時代には鉄道網の発達により宿場町の利用客が減ったため宿場町としての機能はなくなり、養蚕のまちとして栄えていた。

ここで私は、初めてうだつを見た。うだつが上がる・上がらないのうだつだ。

昔は、隣り合って連続して建物が建てられている場合、火事がおきた際に、隣家に燃え移るのを防ぐために防火壁が造られていた。この防火壁を、うだつという。「本梲」「卯建」「宇立」という漢字があてられる。

うだつを上げるためには、費用がそれなりに必要で、瓦屋根の装飾は、富の象徴でもあり、自己の財力を誇示するための手段として、屋根上には競って立派なうだつが上げられていた。

「地位や生活が向上しない」「現状がよくない」という「うだつが上がらない」の語源となったとも言われている。

歴史的な街並みに、玩具博物館やカフェなどがあり、観光コースになっている海野宿。東御市に来られたら際は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている海野宿に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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海野宿(うんのじゅく)
住所:〒389-0518 長野県東御市本海野1052周辺
駐車場:第1~3駐車場まであり(いずれも無料)

★詳細は信州とうみ観光協会のホームページ
https://tomikan.jp/area/tanaka-unno/unnojuku/)をチェック!!

長野◆東御市/海野宿のひな祭り【地域深堀り・のぞむ歴史紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年3月18日

▲和服で宿場町を散策。

中山道と北陸道を結ぶ北国街道の宿場町として栄えた「海野宿(うんのじゅく)」。見事な街並みが残り、「日本の道百選」「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されているこの場所では、毎年3月になると「海野宿ひな祭り」が開催されます。

3月1日から29日の間、海野宿・北国街道沿いの家々にひな人形が飾られます。情緒ある古い街並みに可愛らしいひな人形が並ぶさまを、和服を着て歩けばタイムトラベルをした気分。夜はひな人形がライトアップされ、期間中毎土曜日は街道にも灯篭が灯されます。

この時期だけのいつもとは一味違う、幻想的な海野宿で静かな佇まいを眺めながら歴史に思いを馳せてみませんか。(本部 長内 望)

▲夜は街道に灯篭が並び幻想的。

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観光協会告知イベント、行事、中止、延期のお知らせ(3/14現在)

「第6回海野宿ひな祭り」

新型コロナウィルスの感染拡大の状況を鑑み、令和2年3月29日(日)のイベントについては、中止することになりました。なおひな人形の展示、土曜日の灯篭ライトアップについては29日(日)まで引き続き実施いたします。

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