ブログ

栃木県◆那須町/コンニャク作りと醤油絞り【那須高久の里山日記リターンズ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2019年1月15日

11月10日 コンニャク作りイベント(33名参加)

昨日雨が降っていたので、とっても心配でしたが晴れるという天気予報を信じて、準備をしながら夜明けを待ちました。朝のうちは14℃の曇天でしたが、次第に晴天になり、日差しが暑く感じられるイベント日和になりました。

集合時間になると「お久しぶり~!」と口々に挨拶をして、近況を語り合いながら作業を始めます。いつもの様にコンニャク芋を洗い、細かく刻んでミキサーにかけるのですが、ミキサーにスイッチを入れようとした人に「待って?」と近くにいた人から声が掛かりました。

そして「水が入ってないよ~!」

と言われるとドキッ!とした様子で「1年前のことはすっかり忘れたよ~!」と大笑いです。

その後鍋に移し、焦げ付かない様にかき混ぜながら煮て、ねっとりと粘りが出てきたら火を止め鍋を下します。その中に凝固剤を溶かした水を入れ、一気にかき混ぜ良く練り合わせてそれを箱に移し、平にならし冷まします。

次に等分に切り分けるのですが、その時に切り方を聞かれたので「4×8で32個に切ると市販サイズのコンニャクになるよ」と言ったのですが、ゆがいているコンニャクを見るとルービックキューブのように四角です。私の頭の中にあるいつものコンニャクではなく初めて見るタイプのコンニャクに「えっ!」と思い、話を聞くと、長方形の箱の横4×たて8=32個を横8×たて4=32個に切り分けたらしい。どうでも良い事ですが、言葉で伝えるって難しいな~と思いました。

最後の作業となるコンニャクゆがきの順番待ちをしている人達に「そろそろうどんが茹であがるよ~!」と声が掛かると、お椀とお箸を持った人達がズラーリと並んでいます。人影も疎らな村に謎の行列?なんて言われそうですが、行列の先にはうどんを茹でている釜があり、そこから引き上げられたうどんをお椀に入れ、その上に薬味をのせ、搾りたての生醤油をかけて食べているのです。

ズルズル~とうどんを啜る音や「うま~い!」「最高だよ~!」の声がいつもは静かな村里に響いている。その後テーブルに並んだ昼食の田舎膳を食べ始めると、釜の中からお焦げご飯を見つけた人が、それに生醤油をかけて「おいし~い!」「別腹よ」と食べていました。


いつもの田舎料理に炭火焼きの魚と素朴な食卓ですが「こういうのが御馳走なのよ~」と言われると、何となく恥ずかしく思いますが、嬉しくなります。参加された皆さん、とっても上手なコンニャクを作られそれぞれお持ち帰りしました。お疲れ様でした。

醤油絞り

思えば一昨年春のこと。待てど暮らせど醤油作りの師匠、つくば市の沼屋さんが醤油の仕込みに使う大豆と小麦を引き取りに来ない。しばらくして連絡があり、家業(醤油作り)を息子さんに渡したのですっかり忘れたとのこと。そして、今年は仕込みが終わったので、今回分は完成したものをイベントの時持って行くということで、昨日届きました。

我が家の桶に移し替えるのを眺めていると、とっても良く発酵していてトロトロと輝いてみえます。私が手入れしたもろみを思うと、ボテボテと固くて「醤油もろみを育てています」なんて恥ずかしくて言えなくなり、本物を目の当たりにして、自分がどれだけ手抜きしていたか思い知りました。70才半ばの沼屋さんが今年の夏は猛暑のため、醤油もろみの管理方法の微妙な調整に今までで一番苦労したと語っていました。今までは撹拌して大好きな酸素を入れてやればよいと思っていたが、そんな単純ではなく奥が深い事を知りました。


絞り袋にもろみを入れると、すぐに袋から醤油が滲みだし圧力を加えなくても、舟口から滴が落ちます。その後軽く圧力を加えると、もろみが柔らかいので、一晩の間にいっぱい溜まっていました。沼屋さんが「いつもより沢山でるよ」と言っていたので、参加された皆さんにも大盤振る舞いすることに…。と言ってもお醤油なので飲むわけにいかず、適当な容器がないので、飲み終えた小さなお茶のペットボトル(200cc)に生醤油一合を入れ、一家に一本おみやげと一緒に持ち帰っていただきました。

「最後の一滴がうまいんだよ~」という師匠の言葉に、その瞬間を待ってもいまだにピッタンポットンと音がする。この音が聞こえなくなるまで、気長に絞り待つことにしました。 (那須店 高久 タケ子)

↓↓↓栃木・那須物件一覧はこちら↓↓↓

☆ふるさと情報館でFacebook ページ始めました!/田舎でお店を開業された方は本誌及びFacebook ページでご紹介させて頂きます!

栃木◆那須/ 田んぼで「エッチコタッチコギューッ!」【高久の里山日記・リターンズ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2018年11月7日

9月22日 エダマメ収穫祭(16人参加)

6月30日に種を蒔き、7月14日に定植し、アミダクジで三本畝ずつの持分が決まると、名札を立て、この時から収穫するまでそれぞれの責任で畑を管理します。定植の時は暑さと乾燥で日中はグッタリと項垂(うなだ)れていても、夜になり夜霧に濡れるとシャッキリとします。これの繰り返しでいつの間にか成長し、立派な莢(さや)が付きました。

▲こんなに立派に実りました。何ともいえないおいしさです。

実がしっかり膨らんで来て「何となく食べられそうだね~」と待ち切れずに収穫祭をやることになりました。「ちょっと早かったかな~」と言いながらも、おいしいエダマメを食べ始めると止まりません。真夏の酷暑の中に除草や土寄せの作業を「愛情込めてやったので、そのご褒美かな?」と言いながら作業をやらない人もおいしくいただきました。

▲エダマメの収穫祭で。おいしいエダマメが出来たことに感謝してカンパーイ?

数日経ったある日、エダマメを知人に送ったり、冷凍保存をするという人達が畑に集合し、自分のエダマメを収穫していました。毎年20数個宅急便で送る人は、送り先から「おいしい~!」と好評で、早くから催促されているらしい。取り残しは乾燥させて来春味噌豆に使います。

10月7日 孫田の稲掛け

浦和に住む孫娘達も大きくなり(長女・高2、次女・小6)それぞれの都合で昨日の稲刈りに来ることができず、今朝早くに家族4人で来ました。家に着くと、すぐキープしてある衣装ケースの中から、それぞれの作業着を取り出し、身支度を整えて10時頃には作業開始です。

昨日のうちに稲を刈り倒し稲は架さを作っておいたので、あとは引っ掛けるだけです。「サァ~頑張ろう~!」と我が娘の掛け声で、「稲束を運ぶ人」、「引っ掛ける人」、「手刈りでバラになっているのを束ねる人」と分担作業で段取り良く働き始めました。

▲借り倒した田んぼで架さを作成中。

しばらくすると「おっ!」というわが娘の声がしたので、「どうしたの?」と聞くと、「稲ワラに不思議なものが付いている!」というので見てみると、カマキリの卵でした。孫達に聞いてみると「これカマキリの卵だよ!」と二人共分かるのに50才になる田舎育ちの我が娘が知らなかったとは驚きました。

「へえ~お母さん分かんないんだー」と鼻で笑っていた下の孫娘が、「あのね、友人がカマキリの卵を取って来て忘れていたら、部屋のカーテンに小さなカマキリがいっぱい付いていたって言ってたよ~」と得意げに話していました。

▲一輪車を使うのは初めてらしく屁っぴり腰で恐る恐る稲束運びです。

その後下の孫娘が「ウヒャ~!」と叫び声を上げたので、「どうしたの?」と聞くとヘビの抜け殻があったとか・・・。「それをサイフに入れておくとお金が貯まるんだって~」というと「キモーイ!お金いらなーい!」と訳の分からないことを言っていた。

田んぼの土手に座って監督気分で「エッチコタッチコギューッ!とやらないといっぱい掛からないからね~!」と指導(?)すると「それどこの言葉」と言われ通じなかった・・・「互い違いに掛けてギューッと押す」と言いなおすと、「エッチコタッチコギューッ!」と掛け声にしてやっていました。

▲家族揃って稲掛け作業中。一年分の食糧米確保の為の大切な仕事と思うと、張り合いがあるようです。

少しだけ掛け残しがあったので事務所脇のフェンスに掛けることになり、下の孫娘に「一輪車で運んで~」というと「えっ!一輪車って乗るんと違うの?」というので「ネコ車よ」というと「ネコバスのこと?」と何とも話がかみ合わない・・・。

そのうち、やっと分かったように運び始めましたが、すべて終って浦和に帰った後で、事務所の裏に一輪車一台分位の稲束が置いてあるのを見つけました。本人に確認すると、「まったく覚えが無いよー」と言ったので、「なら、ばあちゃんと一緒だねー」と言うと笑っていました。

春の田植えと秋の稲刈りの農作業も体験農業程度ですが、娘の家族にとっては、一年分の食糧米確保の大切な年間行事らしいです。(那須店 高久 タケ子)

=====================================
◆那須店恒例・こんにゃく作りのお知らせ◆
那須店・店長タケ子さんと一緒に寒仕込み、手作りこんにゃくを作ってみませんか?
お昼はみんなで田舎膳!お気軽にご参加ください!
日 時:11月10日(土)9時~15時
集 合:ふるさと情報館・那須店
参加費:大人3,000円、子供1,000円
(昼食、飲物、こんにゃくのお土産付)
☆炊事用手袋をご持参ください。
お申込:ふるさと情報館・本部
TEL:03-3351-5601
=====================================

↓↓↓栃木・那須物件一覧はこちら↓↓↓

東京◆本部/あなたが暮らす田舎はどこ?~場所を選ぶ一つの基準【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2018年8月11日

兎にも角にもこの暑さはどうしたことでしょう。今年の東京の梅雨は観測史上初めて6月に明けてしまった。あくまでも主観ですが、年々暑さが厳しく、そして長くなっているような気がします。暑さに限らず、大雨、土砂災害など、この異常気象は「どこで田舎暮らしをしようか」という一つの基準にもなっていることでしょう。

関東周辺ではここ何年かは、暖かいところの代表地としての「南房総」や「南伊豆」方面で探している声は少なくなっており、その反面、「山梨」や「長野」、「那須」方面の所謂、標高の高い、涼しいところを希望する方が最近では増えてきているように思われます。「房総」では内陸の「久留里地域」、福島県の「会津地方」も根強い人気です。ただでさえ現在住んでいるところが暑いのに、あえて暖かいところへ行かなくてもいいじゃないかという考えでしょうか。

私自身は雪国出身でもあり、薄着でいられる方が楽なのでやはり暖かい方が良いかな、と思ったりもします。ふるさと情報館はこれからも十人十色、千差万別、環境、地域、作り、大きさ、広さ、海千山千と、田舎暮らしの総合デパートのように色々な物件をご紹介していきます。(本部 金澤 和宏)

=======================================
★田舎暮らしの情報満載! 物件情報をいち早くお届け!
★年間購読会員制  『月刊ふるさとネットワーク』 (3600円/年間・送料込)
※まずは1冊無料見本誌をご覧ください!担当者コラム・移住者の体験記等読み物充実!

『月刊ふるさとネットワーク』見本誌請求
※新着物件情報のパスワードは、本誌物件コーナーの一番始めのページに毎月掲載中!

 

↓↓↓栃木・那須物件一覧はこちら↓↓↓

 

↓↓↓埼玉・秩父物件一覧はこちら↓↓↓

 

↓↓↓小淵沢の物件一覧はこちら↓↓↓

 

↓↓↓千葉物件一覧はこちら↓↓↓

 

↓↓↓安曇野物件一覧はこちら↓↓↓
221

栃木◆那須/力を合わせた田植えと赤空豆のプレゼント【高久の里山日記・リターンズ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2018年7月13日

さぁ~三世代で孫田の田植です。あと何年できるかな?

5月6日 孫田?の田植え

数年前から事務所脇の3aの小さな田んぼを浦和に住む長女家族に開放し、田植えと稲刈りを孫娘達に体験させています。孫娘達も大きくなり(ことみ高2、きなり小6)、それぞれの都合で昨夜帰省し、今朝は8時から田植えが始まりました。次女きなりは、今まで苗運びや端っこの一列だけとちょっとずつ慣れるための参加でしたが、今年は6年生になったので、いよいよ田んぼの中にデビューです。

皆で一列に並び、田んぼの中へ入る前になると「やっぱりお母さんの側がいい~」とすぐ横に入って植え始めました。何とか皆にくっついて頑張っていたが30分もたたないうちに「何やってんのよ~?」と田んぼの中からお母さんのいつもの声? が飛んできました。どうしたの?と聞くと、ちょっとでも楽に植えられるようにと、分けた苗を前方に株間をとってポンポンと投げ配りそれを植えるという「きなり式田植法?」を考えたとか・・・。努力が苦手のきなりらしいな~と思いました。

その後も「ウワーッ!」と叫ぶので何事かと見ると、泥に吸い付いた長靴を田んぼの中に残し、足だけ抜けてしまったとかで、横にいるお母さんに纏わり付いています。どうも飽きたらしい。何だかんだ言いながら1時間30分くらいで田植えは終わり、頑張ったご褒美のおやつにアイスクリームを出すと、大喜びで食べ始めました。

努力が苦手なきなりは、楽に植える方法を常に考えています。

食べながら「この田んぼでお米どの位とれるの?」ときなりに聞かれたので「お米の袋(30㎏)で4個くらいかな~」というと、娘は「え~っ!家で食べるお米の半年分だよ~!」といって驚いていた。私はそれを聞いて「この小さい田んぼで1年分あると思っていたのかよ~!」と思いましたが、余計なことは言わず黙っていました。家族全員ご飯大好きで食べ盛りの子供のいる家の米の消費量は健康のバロメーターのようで、張り合いがあり嬉しいです(炭水化物をお腹いっぱい食べられて羨ましい)。

5月13日 我が家の田植え

農家の後継者不足はどこも同じで、私達の地域でもほとんどの家が大きな機械を持っている人に農作業を委託しています。我が家でも田植えと稲刈りの作業は知り合いにお願いしています。今年もこちらへ移住された4人の方に苗運びと空箱洗いの応援をいただいて無事終了しました。

我が家の耕作面積は1・6haで、そのうち30aを皆さんの力をお借りしてはさ掛けのおいしい自然乾燥米を作っています。夜はお手伝いいただいた方達と早苗振(※さなぶり)のまねごとで豊作を祈りました。赤空豆 コンニャク作りイベント(昨年11月)の時、船橋から参加された女性から赤い空豆の種をいただきました。

大型田植機に苗をのせるお手伝いです。

秋蒔きの野菜は早目に蒔かないと、発芽しても霜柱に持ち上げられ空っ風に吹き飛ばされてどこかに行ってしまうのが関の山と思いながらもすぐ蒔きました。今までに空豆を作ったことがなくちょっと不安でしたが、本格的な寒さが来る前に発芽して雪の日や凍てつくような厳しい冬を無事乗り越えることができました。春になると急に生育状態が良くなり、可愛い花が咲き、グリーンの莢さやがつき、日毎膨らみもうすぐ収穫できそうです。

初めて作った赤空豆。いっぱい収穫できました。

3月末の「味噌作りイベント」に来られたので赤空豆の畑を見てもらうと、あまりにも貧弱でかわいそうと思ったのか、5月の連休に赤空豆の詰まった莢を沢山持って来てくれました。「生の赤空豆をご飯の中に入れて炊くとおいしいよ」と聞いたのでさっそく炊いてみました。炊き上がりを見てびっくり! まさにお赤飯そのものです。やわらかな甘み、ほっこりとした食感、ご飯にも豆の香りがほんのりとしていてとってもおいしい。赤空豆の豆ご飯を食べるたび「ハッピー」な気分になります。(那須店 高久 タケ子)

※早苗振り(さなぶり):昔は田植えが終わると水口(川から田へ水を引く口)に植えてある苗をとり束ねて神棚に上げ、田の神様に田植えの無事終了を報告して豊作を祈り、酒、魚のごちそうで祝った。

お赤飯のような赤空豆ご飯。食べるたびハッピーな気分になります。

↓↓↓栃木・那須物件一覧はこちら↓↓↓

栃木◆那須/毎年恒例!ヒヤリと安堵の手作り味噌作り【高久の里山日記リターンズ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2018年5月14日


3月24日 味噌作り一日目 参加者31名

年に一度の味噌作りイベント本番の朝がやって来ました。今日と明日の2日間は大釜に火を焚き付け、皆さんが集まるまでに味噌豆を煮ておくという責任のある仕事が任されています。

早朝4時ちょっと過ぎ、懐中電灯の明かりを頼りに大釜のあるテントの方に向って歩き出すと、シャリ!シャリ!と霜を踏み締める音がして、枯草や薪の上に霜が降りてキラキラ光っています。大釜のそばに行くと、昨日準備の時に、誰かがすぐ焚き付けられるようにと焚き付けや薪等をセットして置いてくれていたので、とっても楽でした。お陰様で刻々と変わっていく朝の空を眺めながら今日一日の無事を祈る余裕もありました。

その後順調に燃え続けた大釜から、7時頃になると、予定どおりふきこぼれが始まったので、後は焦げ付かないように火加減するだけです。集合時間近くになると、ボチボチと集まってくる参加者に「一度に作ることができないので、順番に始めて下さ~い!」と日野屋さん(※毎年手作り味噌の指導をお願いしているお味噌屋さん)の声が掛かり、いよいよ味噌作り開始です。


大釜から熱熱の味噌豆が入った大きなザルが運ばれてくると、次にその味噌豆を潰すのですが、今は電動なのでとっても楽で捗ります。潰した味噌豆の中に麹と塩を混ぜ合わせ、煮汁を入れて良く練り合わせ桶に詰めます。

その時に味噌玉を思いきり桶に叩き付ける人がいますが、日野屋さんの話では、重石を載せるのでそうしなくても大丈夫だそうです。自分の味噌は自分で作るのですが、皆さんそれぞれにお手伝いをして、和気あいあいと味噌作りをしていました。

1年たって味噌が食べられるようになると、嬉しくって30㎏入った桶から大盤振る舞いで知り合いにあげて気が付いたら自分の食べる分が無くなってスーパーから買って食べた、という人が数人いました。貰った人達も一度食べると次も催促されるのだとか。嬉しいことですね。

3月25日 味噌作り二日目 参加者29名

寝過ごしては大変!と、うたた寝程度の睡眠で、今朝も4時に起きて大釜に向う。昨夕大雨が降りテントまでの道はグチョグチョで、テントの中にある大釜の焚き口や薪が濡れたり湿ったりと想定外の事が起こっていた。

色々な焚き付けを探して火を付けてもその時だけですぐ消えてしまう。頻り色々試しながら考えていると、同級生のいっちゃんの言葉が閃いた。イベントの度「割箸捨てないで取っておいて~。これ焚き付けにすごく良いんだよ~」と言っていたのを思い出し、それを持って来て直接火を付けると、初めはポヤポヤと頼りない炎が、あっという間に釜口に詰めておいた色々なものに燃え移り、バンザーイ!と叫びたい心境でした。昨日より1時間遅れで始まった味噌豆煮ですが、30分遅れぐらいでふきこぼれが始まったので「ふぅ~やれやれ~」と安堵の胸をなでおろしました。


昨年1歳8ヶ月で参加した男の子が、今年は2歳8ヶ月になりちょっと男っぽく?なって再び参加しました。坊主頭にエプロン姿で忠実に動く姿は、パパのコピーそのものです。お母さんの側でちょこまかとお手伝いをしているので、熱熱お煮しめを差し入れするとおいしそうに食べていました。


昼食の準備が整い、それぞれ席に着き「いただきま~す!」と食べ始まって少したった時、男の子が突然大声で泣き叫び出しました。焼魚の小骨が喉に刺さったとかで、何としても泣き止まないので病院に行くことになり、パパが迎えに来ました。男の子の名前が呼ばれると、「ウワ~ッ!」とご機嫌な声を張り上げ、大きく広げたパパの腕の中に駆け込みました。男の子を抱き上げると、「喉が痛かったんだよ」という男の子の話をやさしく聞いているパパの姿に、シルバー世代の私達は「CMかドラマのひとコマを見ているようだね~」としばし見入ってしまいました。


病院の診断は、いつの間にか小骨は取れてしまったらしく、大丈夫だとのことで安心しました。泣きじゃくっているうち取れたかな?

今年も無事終わりました。1年後の味噌がおいしくできることを祈っています。お疲れ様でした。
(那須店 高久 タケ子)

↓↓↓栃木・那須物件一覧はこちら↓↓↓

栃木◆那須/餅つき&そば打ち~ごちそう尽くしの年末【高久の里山日記リターンズ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2018年3月13日

12月30日 お正月用餅搗き大会 25名参加
気になるお天気は、時々風花が舞うちょっと肌寒い日で、「餅搗きが終わるまで、このまま持ってくれ~!」と願うはらはら天気です。朝8時頃になると、ぼちぼち集まって来た人達は慣れた手順であっという間に準備完了。開始予定の9時ごろには「さぁ~そろそろ始めるよ~」と声が掛かり、三人の搗き手が気合いを入れて餅搗き開始です。

しかし一年振りなのでお隣さんの杵とぶつかりっこしたり、臼の縁をたたいたりとなかなか調子が出ない・・・。そんな空気の中、「餅搗き歌やったらどうかな?」という誰かのリクエストに、我が夫が歌い出したが、途中で「あとは分からないっ!」と止めてしまい、止む無く私が歌うことになり「カラスめが~木からボッこちて~よまいごと~♪」と歌い出すと、なんと!余計にテンポが合わなくなり、笑ってごまかしました。

何とか1回目の餅が搗きあがり、「御供え餅」をつくり、今日頑張ってくれている皆さんにプレゼントすることにしました。「餅丸めるの初めてなんだけど~」と不安がっていた人も終わる頃にはとっても上手になりました。

本日の予定4升(6㎏)10回も順調に進み、搗き納めはいつの間にか恒例になった女子衆の出番です。「ソ~レ!」「ガンバレ~!」「ヨイショ~!」の声援の中代わる代わる搗いていましたが、いきなり「違う~!」「逆~!」「ダメ~!」と叫び声が飛ぶので、「何事か?」と見上げると、振り上げた杵の先の向きが違い、すんでのところで気が付きセーフ。この餅は「ミズキリ」(臼の中で一口大にちぎり熱湯に入れる)にして「納豆、あんこ、大根おろし、ごま」等を絡めて昼食においしくいただきました。夜は慰労会兼忘年会をやったのですが、腕が疲れ切って箸が持てないという人もいたようです。

12月31日 晦日そば
今年最後のイベントになる年越しそば作りをやりました。我が家の畑で収穫したそばの実を「道の駅・東山道伊王野」の巨大石臼でそば粉を碾き、そのそば粉でめいめいに手打ちそばを作ります。1年に一度この日だけ皆さんと一緒にそば打ちをやる我が夫は、昨日(餅搗き)の疲れが残っているとかで、水回しの時辛そうでした。もしかしたら忘年会の疲れも手伝っているのかな~とも思いました。

ひととおりそば打ちが終わると、お昼には “ 今年の締めのラーメン ” を食べます。毎年手作りチャーシューを差し入れてくれる方がいて食べ放題です。ラーメンをお腹いっぱい食べ、片づけが終わると、今年のイベントはすべて終わり。「来年又、元気で会いましょうね~!」と挨拶の後、年越しに食べる手打ちそばを、それぞれ大切に抱きかかえて帰途につきます。皆さんにアドバイスを受け、息切れしながら作ってくれた年越しそばを我が家でもおいしくいただきました。

コンニャク作りの時に搾り始めたお醤油を搾りたて生醤油として「釜あげうどん」や「釜炊きごはんのお焦げ」にかけておいしく食べ、その後もずーっと搾り続け、12月中旬に最後の一滴まで搾り切りやっと終わりました。その後火入れをして澱を沈めてビンに詰めましたが、いつもよりちょっと少なかった・・・どうしてだろう~?と思い返すと、原因はかき混ぜの手抜き、、、らしい。

素人考えですが、手抜きをしたことで発酵が弱く、醤油の量が減ったのかなと思うと、手抜きの結果に納得しました。

この醤油を使ってくれた人が、「濃くておいしいね~」と褒めてくれたのですが、素直に喜べませんでした。「初心に返って頑張ろう!」と改めて心を決めました。(那須店 高久 タケ子)

================================================================

【毎年恒例・那須味噌づくり】
今年も募集します!まだ参加したことがない方、初めての方はお気軽に参加ください!
使用できるのは1年後ですが、毎日の朝のお味噌汁が劇的に変わりますよ!

日 時:3月24日(土)9~14時
        25日(日) 同上
※雨天決行
場 所:ふるさと情報館・那須店
参加費:大人3000円、子供1000円
     (昼食・飲み物、お土産代含む)
味噌代:白米15,000円。
      玄米16,000円。
       ※ポリ桶付きの場合は
       +1,280円。
締切り:3月10日
お申込:ふるさと情報館・本部
    TEL:03-3351-5601

↓↓↓栃木・那須物件一覧はこちら↓↓↓

栃木◆那須/お待ちかねの枝豆収穫祭!仲良し夫婦はおしゃべり作業中【高久の里山日記リターンズ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2017年11月10日


【9月23日   枝豆収穫祭 15名参加】

先日、枝豆の畑を見に行った人が「食べ頃になったよ~」と告げてくれたので、急遽集まることにしました。

思えば定植したあの日からハラハラ、ドキドキの日々でした。熱中症を心配するほどの暑い最中に植えた苗は、頭と葉っぱをダラーと下げ「すわ、熱中症⁉」と思い違いするくらい、苗達は何とも労わしい姿でした。

でも次の日の早朝畑に行ってみると、夜露に濡れてしゃきっとしているが、日中はまたグダ~となる。

これを何度か繰り返しているうちに徐々に持ち直し、元気に育ち始めた姿を見ていると「何事も諦めないで頑張れ」と教えられた気がします。

遠目に見てもスクスクと育つ枝豆に安心するのも束の間、負けじと雑草が生えてきました。

雑草を取り除き根元に土を寄せる作業を、何度も愛情込めて手入れをしている忠実な人がいます。不順な天候に気が揉め、花が咲いたか、莢ができたかと子育て以上の気の入れようです。昨年は連作障害らしき症状?に一喜一憂し、今年は思い切って畑を換えたので大丈夫と思いましたが、仲間達の「枝豆を思う親心?」を考えると、収穫するその日まで心配は尽きません。

幸いなことに、今年の畑は日当たりが良く、日差しをいっぱい浴びた枝豆は畑中に元気が漲っていました。収穫祭のテーブルに採りたての枝豆が大皿にてんこ盛りで並ぶと「お~すご~い‼」と歓声があがりました。そしてぷっくり膨らんだ初物の枝豆を食べ始めると、もうきりがない。「おいしいネ」「止まらな~い」と言いつつ、すっかり無くなるまで食べ尽くしてやっと止まりました。


次の日も、畑には収穫の人達が集まって賑やかです。千葉から日帰りで来たというご夫婦は「近所の人達が首を長~くしてこの日を待っているのよ~」と早朝7時頃から収穫作業を始めています。午後になると、宅急便で送る荷造り組が「早くから枝豆まぁ~だ~と催促されて~」と嬉しそうに話しながら20個ぐらい荷造りしたとか・・・。


また次の日には、評判の仲良し夫婦が楽しそうにおしゃべりをしながら作業をしています。その姿を真っ白なそばの花が包み、ほんわかと幸せオーラが漂って、見ている方も幸せ気分になります・・・(ごちそう様)

友人におすそ分けしたり、冷凍庫にストックしたりと12組の仲間達はそれぞれに枝豆作りを満喫していました。食べ頃は一時なので、畑に残ったものはそのまま枯らして大豆にし、二度楽しめるので、得した気分になります。私は味噌豆用に少しだけ紅大豆を作りました。(那須店 高久 タケ子)

========================================
今年もふるさと情報館那須店恒例のコンニャク作りを開催します。味しみの良い本物のシコシコ手作りコンニャクを、多くの人に味わっていただきたいと思います。また、大豆からの旨味がたっぷり出た醤油もろみで醤油絞りもおこないます。

日 時:11月11日(土)9〜15時

集 合:ふるさと情報館・那須店

参加費:大人3,000円、子供1,000円

(昼食、飲物、こんにゃくのお土産付)

☆炊事用手袋をご持参ください。

お申込:ふるさと情報館・本部

TEL:03-3351-5601

栃木◆那須/「10年間とっても楽しかったヨ~」憧れの田舎暮らしの先に【地域店・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店 / 高久 重廣

2017年10月8日

先日、あこがれていた「那須での田舎暮らし」を満喫し、東京に戻るお客様がいました。10年前、300坪の土地を購入し、畑で野菜の有機栽培をするのが目標でした。奥様の理解のもと、自分だけの単身田舎暮らしを実践し、「いかに低コストで楽しく暮らすか」を追求してのスタートでした。

家造りは地元の大工さん(棟梁)に材料むき出しの山小屋風造りで、設計プランを練り、設備機器をインターネットで注文され、外壁塗装は自分で行うなど、建築費は計画予算内に収まり、思い描いた家が建ちました。

「生活はシンプルに、そうするとコストがかからない、だけど遊び心は忘れずに、年間を楽しむ」

これぞ「田舎暮らしの極意」と思います。そんな那須での生活も、ご本人は「充分楽しんだから身体が弱らないうちに東京に戻る」と前向きに決断。売却物件は情報誌『月刊ふるさとネットワーク』に掲載しましたところ、最初に見学した会員さんからすぐに購入申込があり、本人もビックリでした。やはり「畑作り」、「家造り」、「ガーデニング」と、愛情を込め丹精に造りあげたものは、次の代に心地良く引き継がれるものなのだ!と実感致しました。

そして「10年間とっても楽しかったヨ~」の言葉を言い残し、東京へ戻って行かれました。(那須店 高久 重廣)