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東京◆本部/少数派を取り扱う私たち【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年2月5日

▲国土の約4分の1に人口の約95%が住む日本。私たちが取り扱う物件は・・・?

都市計画法における市街化区域とは、既に市街地となっている地域もしくは今後10年以内に市街地として整備を行う地域とされており、住宅地や商業地が建ち並んでいて、ある程度の人口がいる市町村では、だいたいこの市街化区域に分類されています。

日本の国土における市街化区域の割合はたったの約3,8% と言われており、そこには約8900万人と日本の人口の約71%に相当する人々が居住し、如何に都市部に人口が集中しているか数値を見るだけで一目瞭然です。

なお市街化区域・市街化調整区域・非線引区域を含めた都市計画区域は国土の約27%で、そこには約1億1900万(全体の約95%)と国内に在住している人のほぼ全員が都市計画区域に居住しているといっても過言ではありません。

私たちが売り物件として多数取り扱っているのは、上記のいずれにも該当しない5%の方。

考え方によっては国土の中でもとても希少価値の高いレアな物件ばかり扱っている珍しい不動産会社という見方も出来ますね。(本部 髙橋 瑞希)

山形◆上山市/東北で最も高いマンションの謎【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年6月19日

▲山形新幹線からの車窓で一際目立つスカイタワー41。

あなたは一戸建て派かマンション派か、というのは長年に渡って議論されているテーマの1つであるが、建築資材が高騰している昨今でも次々に新築マンションが建設されているのを見ると、やはりマンションは根強い人気なのだろうといつも思う。

特にタワーマンションは都心の立地の良い場所に建っているケースがほとんどだが、その常識を打ち破るようなマンションが山形県にあることをご存知だろうか。

数々の温泉や蔵王の樹氷で有名な上山市の田園地帯に、ドカンと建っているのが、1999年竣工のスカイタワー41(地上134m)で、もちろん山形県で最も高い建築物だ。

なかなかギャップが凄い光景だが、山形市へ通勤しやすいことからファミリー層に人気だそう。

日本国内で建築物を建設する際には、建築基準法や都市計画法、景観法、自然公園法等といった様々な法令上の制限があるため、無論どんな建物でも自由に建てられるわけではない。

そんな中スカイタワー41は周辺が都市計画区域内にも関わらず、建っている場所ギリギリの区画が都市計画区域外となっている。

区域外になると一般的な建蔽率・容積率が原則無制限となるため、この地で41階建の超高層マンションが実現可能となったのだと思われる。

建設主となるデベロッパー業者は既に倒産してしまっているが、今後は更なる法規制もあり、ますますこういった珍百景のような建物は建てにくくなるだろう。(本部 髙橋瑞希)