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福島◆南会津町/ミイラ取りがミイラに!?【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2024年5月19日

▲2階から見える七ヶ岳の絶景は格別です。

私は福島県で主に会津地区の物件案内を担当し、以前にも申し上げたように現在、南会津エリア(南会津町・下郷町・只見町・檜枝岐村(ひのえまたむら)の南会津郡4町村)が大変人気です。

理由としては、比較的関東圏から近く300〜400坪の土地に畑が付属されている物件が多く、当然自然豊かな土地という環境が魅力のようです。

そんな中で、日々空き家物件を探したり、お客様に内見案内するのが私の仕事です。

私の父は会津美里町出身、母は柳津町出身とどちらも田舎で、私も幼少期の夏休みはどちらかに行き野山を走り回っていましたので、田舎については全く抵抗ありませんでした。

昨年還暦を迎えた際に、案内するだけでなく自身も田舎でノンビリ過ごすのも良いかな?と感じるようになり、この度ついに南会津町の住人になっちゃいました!

場所は南会津町糸沢という集落で、軒数は約40軒に対し空き家はナント半分の約20軒!!60歳の私が集落では若い方です(笑)。ここもいわゆる限界集落ですね・・・。

集落内を情報収集すると、耕作放棄地がこれまた多く畑は完全に荒れ地です。

それでも野菜作りが趣味の私には夢のような土地なので、「ふるさと情報館」と「野菜&果物栽培」のダブルで余生を過ごすことになりました。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

長野◆蓼科/人口減少社会の先に・・・東京出張の帰路に思ふ【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2017年4月14日

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先日東京出張のおりに本屋を覗いたところ、真っ先に目に付いたのが『老いる家 崩れる街』という書籍でした。

現在800万戸の空き家が、わずか15年後には2100万戸を超えるというタイトルで、やはり不動産を取り扱うという仕事柄興味もあり即購入、帰りの電車の中で一気に読みました。

「人口減少社会」なのに「住宅過剰社会」という不思議な国に住んでいるという前書き。詳しい内容は割愛しますが、たしかに地方では、各市町村がこぞって人口増加を目指し、各種イベントや行事を宣伝し、地域の特色などアピールに一生懸命です。しかしこの人口減少が続く中で、限界集落の増加は避けられない状況になっています。

ふと、先日知人の紹介で地元農家のご夫婦を訪ねたことを思い出しました、この方は田畑約1町歩を耕作してましたが、ともに80才近い高齢者となり、これ以上耕作が出来ない、そしてこの先どう生きていったら良いのかわからないとの相談を受けました。娘さんは関西にお嫁に行って帰ってこないそうで、大きな屋敷にお2人で住んでいるのも大変との話でした。

0414soudan※写真はイメージ。

お話をしながら、この方達もいずれはいなくなってしまい、そのままこの大きな住宅は空き家になってしまい、それは時間の問題なのだと感じました。そして、このような状況に置かれている人達が大勢いると思うと、将来を悲観的に考えてしまいました。

国や自治体、私達も知恵を出し、現状を脱するべく早急に手を打つ必要が求められている、そう強く感じるところです。 (信州蓼科店 星野 登美夫)

※情報誌掲載の文章に加筆・修正してあります。