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岩手◆遠野市/バケツでジンギスカン?【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年9月16日

▲遠野市内のホームセンターに毎年当たり前のように並ぶバケツとジンギスカン鍋。

ジンギスカンと言えばどの地域の名物でしょう?まぁ、北海道ですよねぇ。

さすがに北海道には敵いませんが、みちのく岩手の遠野にも知る人ぞ知るジンギスカン文化、それも少し変わった風習があるんです。

「遠野ではジンギスカンはバケツを使って食べるよ」

他所の地域の人達にポカ〜ンとされるワードなのですが、もちろん皆さんもピンときませんよね?

バケツとはジンギスカン用に作られたブリキのバケツ、その中に固形燃料を入れて着火し、その上にお馴染みのジンギスカン鍋を乗せる。これで準備完了!!あとはお肉や野菜を乗せて焼くだけです。詳細は「遠野ジンギスカンのあんべ」さんの動画をチェック!

ところで、遠野に羊って、いないよね?なのに何故?と、自身も長年思っていたのですが、かつては市内の多くの農家で羊毛用に飼われていたのだそうです。

〝あんべ〞初代の「安部梅吉」が満州からジンギスカンの文化を持ち帰ると爆発的に普及し北海道に次ぐ羊肉の消費地になりました。

その反面、人気に供給が追いつかなくなり、遠野の羊は次第に数を減らしていったのです。

今でこそ全国どこでも新鮮な羊肉を頂けます。遠野のバケツでジンギスカンも是非一度お試し下さい。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

北海道◆北海道全域/北海道のジンギスカン事情【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2022年2月21日

「ジンギスカン」といえば北海道。北海道は国内ラム肉の生産地1位です。このイメージゆえに焼肉よりジンギスカンの方が好きなの?とよく聞かれます。

ソウルフードあるあるですが、道民だからと言って毎週食べるわけではなく月に1回食べればいいほうです。私に限って言えばむしろ焼肉の方が好きです。

そうはいっても帰省時にジンギスカンが久しぶりに食べたくなりラム肉の最高級品「サフォーク」を食べに行きました。そのお店はサフォークを出しているお店の中でも人気店の為、予約をしなければ入れないお店でした。

このお店ならば北海道産のサフォークを食べられるだろう。と期待して行ったのですが、運ばれてきたラム肉を見て驚きました。なんと盛り合わせの半分以上がオーストラリア産なのです。

なんでも道内産のラム肉は高級品として東京などへ出荷されるため道民でも中々食べられません。現在、日本で流通しているラム肉の99%は輸入肉という現状だそうです。(本部 井上  美穂)