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山梨県◆笛吹市/東京から2時間弱で桃源郷へ【本部スタッフ・業務日誌】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年4月15日

山梨県甲府盆地の東側に位置し、日本一の桃の生産量を誇る笛吹市では、毎年4月上旬に桃の花が咲き乱れ、市内の至るところで桃色の景色が広がっている。

先日ちょうど桃花がシーズンだった笛吹市の物件へ訪問することとなったのだが、東京から2時間近く走ってきた中央道から降りて下道へ移ると、そこはまさに桃源郷。

まだ残雪の山を遠望する中、麓の甲府盆地ではピンクと黄色で色鮮やかに染まった桃の花と菜の花がお出迎えしてくれた。

物件調査のために持参したカメラ、ここで使わずしていつ使う!と言わんばかりに写欲が湧いてきた。

シャッターを切ることばかりに夢中になり周辺を歩いてみると、気が付けば行けども行けども桃畑ばかり・・・ここまで桃の花で溢れているとなると、それは必然的に山梨県産の桃が全国のスーパーに立ち並ぶわけだ。

と妙に納得をしてしまったが、よく見てみると少し山の方には現在建設中のリニア中央新幹線の高架橋が。

今のところ2027年開業予定ということは、おおよそあと5年でリニアの車内からこの桃源郷を見ることが出来るのか、と同時に東京から山梨がわずか30分ほどで結ばれる現実がもうそう遠くない将来にまで近づいていることに感動を覚えてしまった。

地方の人口減少が問題になっている中、山梨がここまで首都圏とアクセスが劇的に改善されるということは、少なからず山梨への移住を検討していらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

(本部 髙橋 瑞希)

新潟◆上越/雪国物件の季節到来 ~ 少しだけ遅い春の訪れに ~【雪国魂・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年4月14日

今年は全国的にも特に日本海側のエリアは豪雪でした。2月初旬、暦の上では「立春」でも、まだまだこれからが冬本番という季節です。

にも係わらず「十日町の物件を見学に行きたい」、「上越の古民家を見に行きたい」との反響。「うーん、どうだろう」と思いながら現地の人に確認を取ると「無理だよ!1階は完全に(雪で)埋まっているよ」との回答。特に空き家の物件は道路から家まで辿りつけない・・・。

新潟などの雪国での田舎暮らしを検討したい方で、雪(冬)の状態を見てみたいというお考えは確かに大事。そこを見誤ると出鼻を挫かれお先真っ暗、長続きしない・・・。例年真冬に雪国物件の問合せは結構あり、実際それを承知で行かれる方も。嬉しくもあり、かつ心配しながら対応しています。

▲道路沿いは3mを超える雪の壁。

また、我々宅地建物取引業者にもこのような豪雪地域の契約時には、重要事項説明書に気候や大雪については義務付けられておらず、雪国十日町出身の私としては何よりも重要な説明事項として追加させて頂いております。「除雪(融雪)」、「雪下ろし」、「雪囲い」、「当地で暮らすための必須道具」、「防寒」、云々・・・。そして最後「本当に買うんですか?」と念押し。

冬の間に売却依頼をたくさん頂きました。流石にそれらは雪解けまで待って頂き、やっと春到来、これから現地調査に行ってきます。雪国での田舎暮らしを検討している方、若しくはご売却をお待ち頂いていた方、お待たせいたしました。スーパーボランティア・尾畑春夫さんの言葉「必ず春は来るよ!」、いよいよ春到来です。(本部 金澤和宏)

▲3月初旬の十日町市。雪が多い地域ほど四季の変化が美しい。

東京◆本部/新年度が始まり時代も変わり意識も変わり【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年4月5日


割とデジタル化が遅れていると言われていた不動産業界。今年になって電子帳簿保存法の施行や宅地建物取引業法が改正され、「デジタル社会」の形成へ加速しているように思います。コロナによって人々の意識が変わり、対面を避けることや、SDGsを念頭に、紙による交付は不要となりました。都市部の売買においては電子契約化など現実味を帯びているようです。

ただ、ハンコの押印を一律に廃止するのはどうもしっくり行かないのは考え方が古いのでしょうか?廃止すべきはお役所や企業などで形式上に連なる上席の稟議のハンコで、売買契約や結婚、離婚、本人の大きな決断や最終判断を示す押印が本人の自署の横に印章が存在することに価値があると思えるのです。

もしかしたら自分のサインや押印に今流行りのブロックチェーンの技術、NFTのような証明が為される時代が来るのかも? キャッシュレス決済が進めば領収書の手間が無くなりそうです。新たな変化に不安はつきものですが、少しずつ対応していきたいですね。(本部 星野 努)

東京◆本部/海外からのお客さん【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年3月26日

電話機のディスプレイに見慣れない長い番号が表示されることがあります。海外からの問い合わせです。インターネットが気軽に使えるようになってきてからは、海外からのメール問い合わせは珍しくありません。ただ、それだけでは納得できないお客さんは実際に電話で問い合わせをしてきます。

感覚的に年1件はそのようなケースで成約になっているでしょうか。昨年はロンドンから、一昨年はニューヨーク、その前はハワイなど。そこまでのことをされるお客さんは、実際来日し、見学されてもお断りされた実績は〝今のところ”ありません。確かに、日中に電話をくれるということは、現地では夜中の場合もあり、その熱意は電話を通じてもひしひしと伝わってくるものがあります。

現在も、私は北米から時々お電話をくれるお客さんの対応をしています。夏頃には来日出来そう(したい)、とのことです。どんなお客さんなのか、お会いできるその日が楽しみな反面、それ以前に売れてしまった場合は申し訳ない気持ちもあり、複雑です。(本部 金澤 和宏)

静岡◆伊豆/伊豆山に想う・・・鎌倉殿の13人【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年3月20日

▲伊豆の海岸線を走る国道135号線。脇見運転は×ですよ。

令和4年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」。「新選組!」「真田丸」に続くご存知三谷幸喜脚本作品で、前作のように、物語の中に緻密(ちみつ)に張られた伏線が、今後どのように展開されるのか気になってしまいます。エンターテイメント、喜劇要素が根底にあるので安心して見ることができ、また前作では主人公「真田幸村」を実名である「信繁」で創り上げ、歴史ファンを唸らせるようなしっかりとした時代考証も随所に見られます。大河ドラマを通じて地域の歴史に興味を持つきっかけにはちょうど良い感じです。

今回の主人公は2代執権・北条義時で、伊豆に流された源頼朝と、それに助力した有力坂東武者、御家人達。和田義盛や三善康信、大江広元など、受験の際に暗記項目でしたね。今でも埼玉の比企郡、小川町や嵐山町へ行くと、比企能員(よしかず)や畠山重忠の史跡を良く見ますので、どのようなキャラクターで描かれるのか楽しみです。

▲西伊豆の山の中にひっそりと「頼朝の硯水」があったり、鎌倉殿ブームの予感。

現在放映中の北条館は旧韮山町、三嶋大社の祭礼の日に挙兵しましたね。浅野和之さん演じる伊東祐親(すけちか)はもちろん伊東市でしょう。歴史の授業では鎌倉時代はわりと男女平等だったとか、幕府は源氏断絶以降、評定衆など合議制を確立した流れ、最終的には紆余曲折の末、義時の権力集中、後の得宗専制政治へ移行したと学びました。現在コロナ禍で開発独裁体制に遅れをとっている資本主義体制。ドラマを一年通じて伝えたい何かがあると想像して止みません。(本部 星野 努)

▲頼朝と政子の逢瀬の場となったのが伊豆山神社境内(写真奥の稜線あたり)「伊豆」の由来となった地名であり、すぐ近くの県道は昨年の土石流の傷痕が残り、各所の復旧も進行形。

東京◆本部/「遊撃農家」という選択【地域深堀り・のぞむ生活紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年3月17日

田舎暮らしをしたら、自給自足をしてみたい。と考える方も多いかと思います。目の前で育った野菜を収穫するのは都会では味わえない醍醐味の一つです。

中には広い農地で耕作をしたいと言う方もおりますが、農地の取得は非常にハードルの高い手続きを要します。地域によっては「一定期間の農業経験、農業研修を終えている」「一定条件の広大な農地を耕作・維持管理できる営農計画がある」「維持管理の継続のための予算、生活のための予算がある」などの規定がありますが、現在お勤めの方などは、なかなかクリア出来ない条件です。個人が農業に参入する場合の要件・農水省HP

▲桃農園(牧丘町)でもぎたての桃を食べたい今日この頃。

農家の方は家族だけで営農をしており、収穫時期は寝る間を惜しんで、作業されている方も多く、繁忙期だけ、人を雇っている農家もおります。

「遊撃農家」とは、自分の農地を持たず農家を点々と巡り農作業をされている方々です。人によりやり方は様々ですが、収穫時期に合わせて点々と農家を巡る方や、広大な農家に住み込みで働く方など、実践されている方が増えています。

農業実績を積み、そろそろ自分でも!と思ったら自宅の近くで手頃な大きさの農地を借りて始めるのも選択肢の一つとしてみてはいかがでしょうか。(本部 長内 望)

▲人生一度きり。既存の枠に囚われず様々なチャレンジをすることで、新しい出会いが生まれるはず。

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ナリワイ遊撃農家
https://yugekinouka.tumblr.com/
※遊撃農家は『ナリワイをつくる』の著者伊藤洋志さんが提唱する生業の一つ。
土地を所有しない農業の実践

東京◆本部/明治神宮へ参拝に行きました。【本部スタッフ・日々の暮らしより】

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2022年3月10日

今年の初詣は明治神宮へ参拝に行きました。原宿駅、表参道駅、明治神宮前駅と3つの駅かアクセスしやすい明治神宮は、オシャレな街並みとは一変してその一帯だけ空気が変わります。

私は原宿駅より明治神宮へ向かいました。南参道は東京とは思えぬほど立派な木がひしめき合い、空気もよどみなく澄んでいて、とても気持ちの良いものでした。この参道には数多くの日本酒が奉納されているスポットがあり、日本酒の種類をつい眺めてしまいます。

そこから少し歩くと本殿が見えてきます。鳥居をくぐり本殿の賽銭箱にお賽銭を投入し、今年は年女で縁起が良いはずなのですが、本厄なので健康面を祈願し、その場を後にしました。本殿からの帰り道におみくじを引ける場所があるのですが、本厄で更におみくじを引いて凶を引いてしまうと立ち直れない気がしたので、おみくじを引くのは控えました。

良い年になりますように。(本部 井上 美穂)

東京◆本部/それぞれの方言、イントネーション【地域深堀り・のぞむ田舎紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年2月27日

各地域に行くと、それぞれの方言やイントネーションがあります。地元の方々と触れ合う中で徐々に耳が馴染んできて聞き取れる様になってくると、「試しに使ってみよう。」と、思い簡単な所から試しています。

東北の広い地域で用いられる「なんぼ」ですが、「面積どの位あるの?」を、「面積なんぼさあるの?」の様に利用します。

山梨の甲州弁で「お寄りください。」を「よってけし。」と言い、「大変だね。」を「えらいじゃんね。」と言います。この「えらいじゃんね」は、初めて聞いた時は「偉いじゃんね。」と言っているかと思いましたが、話しの流れからして別に何も偉い事は無い時で、頭の中は「?」の状態でした。

狭い日本と言われますが、ひと山越えると言葉が変わり、同県でも沿岸部と山間部では、別の県に思えるほど異なります。あちこちで色々な方言を使っていくと、たまに違う地域の方言がでてしまい、「えっ?」と言われてしまうこともあり、自分は何処の人なのかわからなくなる時があります。

き(気)~ つ(付)けねばまいねな。(本部 長内 望)