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岩手◆雫石町/道の駅「雫石あねっこ」におでんせ【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2025年12月8日

▲道の駅「雫石あねっこ」。

当みちのく岩手事務所の物件取り扱いの北端に位置する雫石町は、岩手山をはじめとする奥羽山脈を挟んで、秋田県と国道46号の仙岩トンネルの岩手側にあって、網張温泉、つなぎ温泉、鶯宿おうしゅく温泉等々の名湯と、小生が若かりし頃に通った雫石スキー場、網張スキー場、安比あっぴスキー場と牧場園のある小岩井農場などのレジャー施設もある岩手の観光名所が多くある地域です。

そのような地域にも当事務所の取り扱い物件が時々でます。多くは別荘地や自然の中に新規移住者が建てた特徴のある物件です。

先日、小岩井農場の西端にある住宅のご案内に行った際に、日帰り温泉、レストン、お土産等でにぎわっている道の駅「雫石あねっこ」に寄って昼食と日帰り温泉「はしばの湯」に入ってきました。

▲「はしばの湯」のフードコートで天丼タイム。

高級感のあるレストランの他に軽食等をいただけるフードコートがあり、メニューも多くて、美味しそうなソフトクリームと雫石牛のローストビーフ定食が看板メニューでしたが、小生の貧乏性が災いして天丼を食べた後に入った「はしばの湯」は、庭園を眺めて入れる広くて綺麗な温泉でした。

盛岡市から車で30分程度で行けますので、お近くをお通りの際は、是非お寄りください。

岩手を凝縮した楽しさにお会いできると思います。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

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雫石あねっこ(公式ホームページより引用)

・所在地:岩手県岩手郡雫石町橋場坂本118番地10

温泉
営業時間:9:00~20:00(受付:~19:30)
入浴料:大人620円、子供310円、未就学児は無料
回数券:6回券/3,200円、11回券/5,800円

お食事
「お食事処 こまくさ」
平日/11:00~16:00(ラストオーダー15:30)
土日祝日/11:00~20:00(ラストオーダー19:00)

こびるキッチン 
営業時間/9:00~18:00

「そば処 しずく庵」
営業時間/11:00~15:00
定休日/毎週水曜日、年末年始

山梨◆八ヶ岳/霜寒の候、12月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】 

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2025年12月5日

▲冬晴れの中、雪化粧をした南アルプスに目を奪われる。(山梨県北杜市)

北杜市の12月は、時間がゆっくりと流れるような静けさに包まれる季節です。

春の桜、ゴールデンウィーク、夏休み、そして秋の紅葉と、高原の爽やかな気候を求めて、多くの人が訪れた賑やかな日々が過ぎ去り、12月ともなると一気に落ち着きを取り戻します。平日はもちろん、週末でさえ車の数が減り、年末年始を除けば、中央道の渋滞にも悩まされることもほとんどありません。

自然の中にも静けさが広がります。カエルやスズメ、トンボ、シラサギなど、さまざまな生き物たちの生活の場となっていた田んぼ。稲刈りが終えた今は、カラカラとなった乾いた土が剥き出しとなり、生き物の気配がすっかり消えています。

清里高原で観光客の目を楽しませていた放牧の牛も、姿を見せなくなりました。

▲ふと天窓をみると雪の結晶が。(山梨県北杜市)

賑やかな季節が過ぎ、人や生き物の気配がさり、ただただ静けさが生活を包む。寂しいようでありつつも、毎年のサイクルが繰り返され、陽から隠の落ち着きのある場所へ戻ってきたという、安心感。ちょっとここで落ち着いてみなさいなと、誰かから言われたような安堵感のある静けさです。

一方で、静けさの中にも冬ならではの音があります。

冬にかけて八ヶ岳の東側と西側から北杜市へ吹き抜ける強風。日本海側からの雪雲は、北アルプス、八ヶ岳という山脈で遮られ、乾いたこの強風だけがこの地へ届けられます。夜になると、家を取り囲むように轟音を立てて吹き荒れる風。それが恐かった時期もありました。

ただなんというのでしょう、「静か」と「静けさ」は違うというのでしょうか。外界と家とを遮断するような風音、八ヶ岳おろしを聞いていると、より深い静けさを感じるようになりました。

▲庭のアナベルは自然のドライフラワーに。(山梨県北杜市)

そしてこの静けさに包まれた12月は、天候に恵まれる季節でもあります。

夏場は雲が発生しやすく、落ち着かない空模様でしたが、冬の八ヶ岳の南麓は、まるで毎日が晴天のような日が続きます。

夏場は雲に隠れがちだった南アルプスや八ヶ岳、富士山といった山々がスッキリとすんだ空気の中で、雪化粧をまとって見える日々は、なんとも贅沢です。

この静けさと、澄んだ空気の中で暮らす豊かさ。そんな北杜市の12月に、改めてこの土地の魅力を感じながら、自然と接しながら生きる魅力を感じる今日この頃です。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

東京◆本部/「おちゃのみず」という街【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: 総務

2025年12月3日

▲6月末に四谷から御茶ノ水(写真内のNCKビル(白いビル)の3階)に移転しました。

事務所が本郷に引越してから5か月がたちました。まだまだ町に慣れ親しんだとは言えない日々です。

郵便局や銀行、昼食(とても大事!)に行くのもたどたどしくて、なんだか借りてきた猫の気分です。

会社の場所を説明する時「おちゃのみずに移りました」と話していましたが、調べて見ると「御茶ノ水」は駅名で「御茶ノ水・お茶の水」、どちらも公式な町名としては存在しません。

AIに「おちゃのみず」とは、と聞くと「千代田区神田駿河台、文京区湯島などにまたがる一帯の通称」と答えてくれました。

最近知ったのですが、散歩によく行く神保町が『世界で最もクールな町』に選ばれていました!

「書店・喫茶店・カレー等の食」が魅力的、落ち着いた街並みが「良い」と感じる人が多いようです。

毎日いろいろな発見があり楽しんでいます。

ふるさと情報館事務所に立ち寄られる機会がございましたら、周辺を散策してみてはいかがでしょうか。(本部 杉田 玲子)

山梨◆八ヶ岳/しまなみ海道~100㎞自転車の旅~【八ヶ岳スタッフ・日々の暮らしより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2025年12月1日

▲「いつかやろう」のいつかは来ない。意を決して一泊の自転車旅。

一生に一度は訪れてみたいと思っていた「サイクリストの聖地」、しまなみ海道に行ってきました。

しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ海道。推奨しているサイクリングロードは、ブルーラインコースと呼ばれ、その名の通りブルーのラインに沿って走っていくと、やがて今治に辿り着きます。

私はサイクリストではありませんが、憧れの地でした。

「いつかやろう」のいつかは来ない、と20歳の娘を誘い、一泊の自転車旅を決行。

尾道駅からスタートし、向島、因島、生島、大三島、伯方島、大島の6つの島々と7つの橋を走り、今治駅へは約76㎞の旅。

実際は、観光のため、ルートから外れ走ったので、2日間で100㎞近く走りました。

海風と潮の香を感じながら、自転車で島をめぐる旅は心に残る特別な体験。走る橋の下は海、「海の上を走る」ことは非日常で爽快でした。

ですが同時に辛かった。とにかく痛い、お尻の痛さとの戦いでした(笑)。

これからも色々な景色を見て、様々な体験をしたいと思っています。(八ヶ岳事務所 柳本 朝子)

田舎暮らし四方山話よもやまばなし~その4~【情報館設立35年。その体験をもとに田舎暮らしへのアドバイス】

この記事の投稿者: 総務

2025年11月29日

第4話:田舎の土地事情

◆田舎に土地はあっても売り地は少ない

▲田舎はアナログ、一期一会である。上の物件は、茨城県石岡市物件(番号:18311)

田舎に行き、広々とした水田や畑、山や丘陵地を見ると無尽蔵に土地があるように見える。しかしながら、新しい人々を迎えるための、受け皿となる土地は意外と少ない。

日本の農山村の土地を大きく分けると、「集落の宅地」「道路」「農地」、それに「山林」である。

「宅地」はすぐに利用できるのだが、空き家になった農家の売り家は、さほど多くはない。近年、山村では空き家が増えているが、盆には都会に出た一族が帰省するために、手放す人は少ない。

「農地」は、多くが農業振興地域に指定されていて、ここには住宅は建てられない。一面に畑や水田が広がり、そこに家を建てたらさぞよかろうと思うような農地は、ほとんどが「農地振興地域」に指定されているのである。そんな農地にポツンと住宅が建っていることがあるが、それは農家の次男三男の分家が多い。農家の子弟の場合には特例で許可されるのである。

「山林」にはすぐ家が建てられるのだが、集落から離れていれば飲用水が確保できるかどうかが問題だし、平坦地ならいいが、傾斜がきついと住宅を建てるには不向きとなる。

日本の農山村には、伝統的に「土地は先祖伝来のもの」という意識があり、自分の代で手放すのは先祖に申し訳ないという考えがある。最近は、そうした意識も薄れてきているのだが、いずれにしても売り物件は多くはない。

売りたいという情報があっても、道路つきが悪かったり、電気、飲用水などライフラインの確保が難しかったりと、都会の人が移り住むのに適する物件となると、これまた少ないのである。

◆都会の土地はデジタル、田舎はアナログ

都会で不動産を探す場合には,物件情報誌やパソコンで条件を設定して検索すれば、おおむね自分の希望物件が検索できる。

都会の不動産は極めてデジタルである。鉄道沿線に都心から離れるごとに土地価格は安くなり、しかも下車駅からの距離によって価格が変動する。

分譲地に至っては、東南角地が最も高く、北西角地はその15%安という評価方法もある。周辺の時価より10%高ければ、買い手がつかず、逆に10%安ければ決まるのも早い。

マンションに至っては初めから商品として企画され、販売されている。性能も価格もすべて数値で表現されている。都会では、不動産といっても頻繁に取引される動産なのだが、それが田舎では、まことにアバウトでアナログなのである。

土地は自然界の一部であって、一度も取引されていない土地も多い。境界も山林に至っては「あの大きな松からこの杉の木まで」と極めておおらかな場合もある。土地価格も取引事例の少ない地域では、いわゆる「相場」が形成されておらず、売り主側の事情で売出し価格が表示されていることも多い。

田舎の土地は、傾斜地があったり、敷地内に泉があったりと、一つ一つが実に個性的で変化に富んでいる。土地の利用法も、その人次第である。田舎の土地は、都会の分譲地のようにデジタルではないのである。

そのため、物件情報を見て田舎に出かけてみると、「似て非なるもの」ということも多く、また逆に「掘り出し物の宝」ということもある。

いずれにしろ、都会的感覚を捨てて田舎的なおおらかさを持たないと、購入する決断もつかないのである。

◆「使わせていただく」という謙虚な気持ちで

土地の所有権の登記制度は、明治以降の近代法により確立し、登記簿に所有者が記載されることになっている。

では、「土地の所有権」とははたして何なのであろうか。土地は、すべての生命体の母なる大地であり、人間が作ったお金や消費財のように、自分が勝手に処分できる所有権とは基本的に違うことを認識しなければならない。

土地を購入すれば登記簿に所有権者として記載されるが、それは人間社会において他人に対して「これは私のものです」と主張できるにすぎない権利なのである。

事実それは、その人間が生きている限りの権利であり、亡くなれば当然別の人に権利が移動する。墓場に持って行くことも、使い切ることもできないのである。

人間も自然界の一部であり、自然界の母なる大地を「使わせていただく」という謙虚な気持ちが大切なのであろう。

「すべてがお金で買える」という都会の風潮と「都会の利己心」を田舎に持ち込んでもらいたくない、と信州のりんご園農家のご主人は言うのである。(本部 佐藤彰啓)

山梨◆北杜市/蜜あふれる津金つがねのりんご【八ヶ岳スタッフ・暮らしの歳時記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2025年11月27日

▲りんごが赤く実る、秋の風景。

北杜市須玉町津金つがね地区は、標高約700mの高地に位置し、八ヶ岳南麓に広がる、自然豊かな地域です。昼夜の寒暖差が大きいこの地域は、糖度の高い果実を育てるのに理想的な環境です。

「津金のりんご」は、9月から順次出荷が始まります。9月は「つがる」、10月は「早生ふじ」、「秋映」、「シナノゴールド」、「シナノスイート」、「ジョナゴールド」、「ぐんま名月」と、様々な品種が販売されます。

「津金のりんご」は、甘さと酸味の絶妙なバランス、シャキッとした歯ごたえ、そして豊かな香りが魅力です。特に「津金のりんご」の主力品種「サンふじ」には、多くのファンがいます。

11月に直売所に並ぶのは、この「サンふじ」。津金の「サンふじ」は、特に糖度が高く、蜜が入りやすいことで知られています。

▲色々な品種のりんご並ぶ直売所。

「津金のりんご」は収穫量が限られ、地元で消費されることが多いため、全国の流通は少なく、希少性の高いりんごです。

「津金のりんご」はまさに知る人ぞ知る一品です。ぜひ味わってみてください。(八ヶ岳事務所 柳本朝子)

島根◆出雲市/稲佐いなさの浜の後に出雲大社【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2025年11月24日

▲稲佐の浜。

出雲大社へ行く前に立ち寄るべきスポット、「稲佐いなさの浜」をご存じでしょうか?

こちらに行かれる際はビニール袋必須です。まず一際目をひく弁天島に手を合わせ、持参したビニール袋に海辺の砂を拾い集めます。この砂を持って次は出雲大社へ向かいます。

▲出雲大社拝殿。

出雲大社の参拝順は拝殿の後に真後ろにある素鵞社そがのやしろを参拝ください。

ここでやっと砂の出番です。素鵞社の左右に砂が入った木箱があるので稲佐の浜で拾い集めた砂をその箱に入れ、元から置いてある砂を袋に入れ、砂の交換をします。

交換した砂は持ち帰り、自宅の四隅に置くとご利益があるとされています。

▲素鵞社。

さて、稲佐の浜では毎年旧暦の10月10日に八百万の神々が集まる神迎神事かみむかえしんじ神迎祭かみむかえさいが執り行われます。

今年は11月29日(土)です。気になる方はお出掛けください。(本部 菊地美穂)

新刊紹介◆菜園ライフを応援します!~家庭菜園雑誌『やさい畑』冬号のご案内~

この記事の投稿者: HP担当

2025年11月21日

▲『やさい畑』冬号【(一社)家の光協会・定価1,100円】

菜園ライフを楽しむための雑誌『やさい畑』から、11月発売・冬号の内容をご紹介します。

特集は、「肥料の使いこなし超入門」。

肥料は、野菜にとってのいわば〝ご飯〞。生育に欠かせないものですが、施し方を間違えると悪影響を与えることもあります。

大切なのは、野菜が求めるタイミングで、必要量を施すこと。そのために押さえておきたいポイントをイラストでわかりやすく解説します。

▲無農薬、無肥料で元気野菜が育つ“ 菌ちゃん農法”

また、好評連載中の菌(おもに糸状菌)の力を利用して野菜を育てる「菌ちゃん農法」は、2シーズンめに突入、より深掘りしたテクニックを取り上げます。

この号では、夏場の乾燥に耐え、さらには冬の寒さにも負けず野菜が元気に育つ、進化した「新・菌ちゃんうね」と雑草を有効に活用できる「草マルチ畝」を紹介します。

ほかにも冬だからこそ取り組みたい「保温栽培&土づくり術」や「加工食づくり」、「別冊付録・2026年野菜づくりカレンダー」など、菜園ライフを楽しくする情報を盛りだくさんでお届けします。(『やさい畑』編集長・廣井禎)