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富山◆北陸/親不知、子不知【本部スタッフ・出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年1月16日

ニュース以外で見る私の数少ない番組の一つNHKの『ブラタモリ』。タモリさんの博識と冗談、草彅さんの落ち着いたナレーション、そして現地の方々の分かり易い説明が上手く交差する番組構成が好きです。

その番組で「親不知(おやしらず)」地域を特集していました。言わずと知れた「新潟県」と「富山県」との境にある交通の難所。立山連山が海まで続き、高いところでは高さ400mある断崖絶壁は今でこそ景勝地と言われています。ただその昔、越後と越中を命を懸けないと通れない、「親も子も、自分のことを守るだけで精一杯」からきた地名。西から市振地区までを「親不知」東の勝山地区までが「子不知(こしらず)」とされ、合わせて「親不知子不知」と呼ばれているようです。

番組を見て驚いたのは、荒波打ち寄せる崖下、通るタイミングが悪いと波に攫われる岩場が歴とした「加賀街道」であったことです。また偶然にも水上勉さんの小説『越後つついし親不知』を読んでいた時であり、この回はとても興味を憶えました。

昭和63年の北陸道開通以前は、断崖にへばり付くように通る国道8号線が幹線でしたが、そこは今でも高所恐怖症の人は通れないでしょう。このコラムを書いたのは黒部市で取引の最中でもあり、3つの偶然が重なった気運だったのかと、ペンを執りました。(本部 金澤和宏)

▲海に突き出た北陸道と国道8号線。その間の岩場が歴とした街道「加賀街道」だったとは驚き。

長野◆諏訪/再び寅年がやってきました【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年1月12日

7年に一度、寅と申の年に行われる「御柱祭(おんばしらさい)」。正式名称は「式年造営御柱大祭(しきねんぞうえいおんばしらさい)」と言います。樹齢200年ほどのモミの巨木を諏訪大社に運び、社殿の四隅に建てる神事で、観光客はもとより、諏訪地方の氏子や親戚など地元がこぞって参加し、熱狂的かつ盛大に行われます。

私事で言えば、当方は年男、家族もすべて寅年生まれで御柱祭に初めて参加したのは妻がお腹に寅年生まれとなる長男がおり、前回は小学1年生でした。今回は小学6年生ですから時の経つ早さに驚きます。年末から新種オミクロン株など懸念がありますが、無事に開催されることを祈念します。
「御柱祭」の日程は公式HPでご確認下さい。(本部 星野 努)

公式HP
http://suwataisha.or.jp/onbashira.html

岩手◆遠野/遠野ふるさと村 ~どべっこ祭り~【みちのく岩手・新遠野ものがたり】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2022年1月8日

▲遠野ふるさと村入口。どべっこ祭りののぼり旗が並ぶ。

新年あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。
本年もみちのく岩手事務所をよろしくお願いいたします。

さて、唐突ですが皆さんは「どべっこ」という言葉を聞いた事がありますか?最下位の・・・子?という予想もありそうな雰囲気ですが、「どべっこ」とは遠野の方言で「濁り酒=どぶろく」の事を指します。岩手県遠野市は、自家製の酒類の製造が可能な日本のふるさと再生特区(通称どぶろく特区)として知られ、農村のおもてなしを体験していただく活動が盛んに行われています。各所で古き良き日本のふるさとを感じる事が出来る遠野ですが、その中でも今回は附馬牛町(つきもうしちょう)にある「遠野ふるさと村」を紹介いたします。

約100台駐車可能な駐車場から、整備された石畳づくりの道を少し上りビジターセンター風樹舎(ふうじゅしゃ)へ。レストランやお土産コーナーがあり、遠野のさまざまな情報についても係員の方が親切に案内してくれます。入村や体験プログラムの受付もこちらから。入村の受付を済ませたら、いよいよ村内に入ります。

▲村内の池越しに田園や曲がり家の風景が広がる。

遠野物語の「マヨヒガの森」を思わせる遊歩道を通り抜け、門前(かどまえ)と呼ばれる門をくぐると、時代を忘れるような集落の風景が一面に広がります。村内では「まぶりっと」と呼ばれる案内役が、来村されたお客様に様々なおもてなしをしてくれます。「まぶりっと」、なにやら温かみを感じる言葉がまた登場しましたが、これももちろん「遠野弁」で、遠野に伝わる伝統文化を「守る人」の事を意味します。

その「まぶりっと衆」によって守られてきた集落の風景は他に類をみないもので、「軍士官兵衛」や「真田丸」などの大河ドラマ、映画の撮影場所としても度々使用されます。先述の風樹舎や村内施設にも、有名人のサイン色紙や撮影のエピソードも紹介されており、好きな作品の「聖地巡礼」に来られる方もいるようです。

▲当時の生活が思い浮かぶ風景。

曲がり家をはじめとした村内の各建物には中に入って見学することが可能で、曲がった木材を巧みに使って建てられた「川前別家(かわまえべっけ)」や、入ってすぐにドンっと大きな藁人形のある〝大工(だいく)どん」など、建てられた時代(江戸期~明治中期)や住んでいた人によって様々な特徴を持っています。

一番大きな「肝煎(きもいり=庄屋)」の家は、これぞ正に「南部まがり家」!といった構えで、厩ではみんなの人気者、白馬の白雪が生活しています。村では年間を通して様々なイベントが行わますので、ふるさと村ホームページ等でチェックして、合わせて参加すれば遠野の魅力を一層味わえる事間違いなしです。

▲ザ・南部まがり家!厩には村のアイドル「白雪 」。

ここで冒頭の「どべっこ」の話に戻りますが、遠野ふるさと村ではこの冬、2年ぶりとなる「遠野どべっこ祭り」が開催されています。曲がり家の中で遠野のどぶろく、田舎料理の味、語部(かたりべ)による昔話、郷土芸能を堪能できるこのイベントは人数限定の完全予約制、市内の宿泊施設の「たかむろ水光園」や「あえりあ遠野」と連携した宿泊パックもあるようですので、興味を持たれた方は早めの予約お問い合わせをお勧めします。

▲風情のある囲炉裏と土間からの屋内。

遠野市観光協会では、冬季期間のイベントを「遠野ふゆまつり」として公式サイト「遠野時間」で紹介しています。どべっこ祭りに日程が合わないという方も、遠野の冬はイベントが盛りだくさんですので、要チェックです!

寒さが厳しい冬も魅力いっぱいの東北地方、遠野。お越しの際はぜひ温かい格好でいらしてください。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

▲第21回遠野どべっこ祭り。予約詳細は「遠野ふるさと村」で検索。

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山梨◆八ヶ岳/初春の候、1月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2022年1月5日

▲日の出を受けて青く染まる富士山。(北杜市大泉町)

あけましておめでとうございます。2022年、新しい年が始まりました。新年になると、具体的には何も変わっていなくても、心に一つの区切りがつき、リセット、再スタートという気持ちになり、なんだか得した気持ちになります。気持ちだけでなく、「モノ」もリセットすると良いらしいですね。

昔は物が少なく、なかなか衣類を買い替えることが無かったけど、正月には新しい「靴下」と「下着」をおろしたという話をご年配の方から聞いたことがあります。今やっても良い習慣だなと思います。

さて昨年、一昨年は新型コロナの影響で、北杜市でも観光はもちろん、日常でも大きな影響を受けました。例年行われている「クラフト骨董市」、「音楽ライブ」、「観光イベント」のほとんどが開催中止となりました。ただ、そんな状況の中で、まるでお祭りイベントのように北杜市民の中で盛り上がったのが、市役所が行ったコロナ禍での地域振興の取り組みでした。

▲ PayPay キャンペーンの旗。(北杜市内)

2021年の10月、11月にPaypay で支払うと30%がポイントで戻ってくるというキャンペーンが北杜市でありました。私はスマホで支払いをした事がなかったのですが、このキャンペーンへ向けてアプリをダウンロードしました。なんだか初めての事って小さな事でも、ワクワクどきどきするものですね。人生初のスマホでの支払いは、毎週火曜日に事務所に来てくれるパン屋さんのお会計でした。馴染みの方なので、気軽に支払い方法を教えていただき、680円の代金を支払うと、その瞬間に204円のポイントが付くと画面に表示がされました。そんなに返ってくることに驚きと、金額がすぐ判ることに、不覚にもテンションが上がってしまいました。このような体験をされた方が多かったようで、一気にPaypay 支払いが北杜市に浸透をしたようでした。今日はどこの肉屋さんがPaypay で行列が出来ていたとか、あそこのお店でもPaypay が使える。この時期に喪服をクリーニングにだそうといった情報交換が頻繁にされました。

特にインパクトが大きかったのが、高騰しているガソリン、灯油にも使えることでした。ガソリンが30%オフで入れられると聞き、隣のそのまた隣の甲府市から、わざわざガソリンを入れる為だけに来ているという話も聞きました。あるガソリンスタンドでは、人が殺到し、在庫のガソリンだか灯油が無くなってしまったとの噂も聞きました。こういったドタバタとした話も、後から振り返ると新型コロナからの復興の道筋だったと言えるのでしょう。

今年は恒例イベントの復活といった、新型コロナからの再生の一年となる予感があります。地域が活気を取り戻す中で、田舎暮らしの良さを再確認いただければと思います。八ヶ岳事務所では引き続き、北杜市での物件購入のサポートを行っていきます。どうぞ今年もよろしくお願いします。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

▲宅建協会が発行するカレンダー。平成、昭和の年号があり大変便利。

山梨◆八ヶ岳/新年によせて~皆さんの座右の銘は何ですか?【所長・ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所・中村健二

2022年1月1日


「中村さんの座右の銘はなんですか?」
年末になるとこんな取材をされることがある。

「祖母が庭先で転んでこれから見舞いなので適当でいいですよ」ある年、そう応えておいたら後日こんな記事になって帰ってきた。

「中村氏の座右の銘は、七転び八起き」

 

中学の時の卒業文集でクラス一の秀才が受験に対する恐怖心こう表現していた。

「心に思い描く恐ろしさに比べたら目の前の恐怖などものの数ではない」

これはシェークスピアの『マクベス』の中の一節(第一幕第三場)で、英語表記では次のとおり。

「Present fears Are less than horrible imaginings」

その後彼は名の知れた企業に入り成功を収めたと聞く。うまく恐怖心を乗り越えたのだろうか。


私はと言えば、この一節は座右の銘ではないけれどもいつもどこかで引っかかっている言葉のひとつでもある。

遠州弁で「おそ(ん)がい」という言葉があって、生粋の横浜っ子と麻雀をしたときに、「遅くねーだろー」とよく言われた。でも君、それは違う。「怖い」とか「恐ろしい」といったニュアンス。「この牌を振り込むのは恐んがい!」

諺をひねって、仕事に臨むことがままある。「急がば走れ」とか、「石の上にも三日」とか、「親しき仲こそ礼儀あり」とか、「笑う門にはフグ来たる」など。

俳句をもじって、「裏を見せ表を見せて散る健二」
こうした自虐ネタは意外と処世上、有効な手立てにもなりうるような気がしないでもない。

古典も惹句的表現の宝庫。『徒然草』は齋藤孝教授がおっしゃっているように上達の心構えや気づきの技を説いた書であって、先達の教えに2021年の年末こそ耳を傾けたいところ。

さて、昨年もいろいろありましたが、これまであげた中にはわたしが座右の銘にしているものが実はひとつだけあります。

励み励まされの一年。

本年もどうぞよろしくお願い致します。(八ヶ岳事務所 中村 健二)

山梨◆富士川町(旧増穂町)/「富士」と「わたし」が目線を合わせる場所【来てくれんけ甲斐路・所長ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所・中村健二

2021年12月31日

▲富士山(北杜市高根町)

いつだったか、琵琶湖北岸のとある町で「十一面観音」を拝観したことがある。畳に座して平安初期作と伝えられるこのたおやかな仏像を仰ぎ見ていたのだ。

わたしにはおもて伏せの品のある柔和な表情と、腰をしなやかにひねるその立ち居姿がとても印象深かった。奈良興福寺の「国宝館」では「八部衆」を前にしばらく佇んでいる方も多いと聞く。そのとき人々は黙して対話をしているのではないか。そのためには対象との距離感はとても大事だといってもよい。

そんな話を思い出したのは、日銀の支店長が当社八ヶ岳事務所にわたしを訪ねたいとご連絡をいただいたことに始まる。その少し前、地元紙に中央道の須玉から韮崎にかけて見る富士山が素晴らしいとその支店長がインタビューされていた記事を見ていたわたしは、おこがましくも目の付け所が良い方だな、との印象を持っていたのだ。

たしかに江戸時代の浮世絵師ではないが浪裏(なみうら)や桶や橋のほか弁べざい才船ぶね、木挽(こびき)の間から見る富士のその構図には舌を巻くし、わたしの仕事にも直結するような居ながらにして富士山を望む物件を求める方々の気持ちは本当に良くわかるのだ。そして山梨県下には富士山の見どころとなるべきスポットも数多く存在する。

▲富士山(韮崎市穂坂町)

「わたしの好きな山梨側の富士といえば」

浮世絵のベロ藍の包みを広げるようにしてわたしは言った。

「富士川沿いの旧増穂町の平林地区なのです」

▲富士山(大月市初狩パーキング)

旧増穂町?そこは芥川賞作家の池田満寿夫氏が陶芸に勤しんだ登り窯や「赤石鉱泉」に続くつづら折れの山道がある山あいの里で、石積みの乾いた畑には柚子の木が植えられている。冬の味覚・柚子の産地なのである。

また改装された民家の茶屋で気の良いお姉さんが蕎麦だかおむすびを出して観光客を迎えていた。

▲富士山(甲府市湯村)

▲富士山(富士河口湖町・西湖)

「ごらん」とその指差す先を振り向くと、そこには富士が腰を据えてこちらを向いているではないか。その姿は裾野まで長く稜線が見えるわけでもないが、ちょうど目線の先が富士で、なんと「目を合わせられる」位置にあったのだ。

富士は大きくも小さくもなく、わたしともほどよい距離感だ。そしてそこに住まう人たちは、毎日畑仕事をしながら富士と対話しているのかも知れない。その日そんな話を支店長にさせていただいたのだった。(八ヶ岳事務所 中村健二)

▲富士山(南部町万沢)

▲そしてこの富士山!(富士川町平林)

岩手◆雫石町/小岩井農場はここにあります!【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2021年12月28日

▲たくさんの家族連れで賑わう「まきば園」。

令和3年も残りあとわずかとなりました。
今年最後のふるさと発は、岩手県の雫石町にある小岩井農場を紹介します。

まずはこの「小岩井」という名前、「小岩井乳業」や「小岩井ブランド」などで良く知られていますが、実は由来は地名ではなく農場を創業した3人の苗字、「小野」「岩崎」「井上」の頭文字を取って付けられたとの事。これは岩手県民でも知らない人が多いようです。

場内は広く、いくつかのエリアに分かれており、最初に紹介するのは小岩井農場酪農の発祥の地となった上丸(かみまる)牛舎。このエリアには国登録の重要文化財に指定されている牛舎やサイロ等の建物があり、現在も乳牛の生産が行われています。牛の見学も可能ですが、出入り口では靴底の消毒をしましょう。

その他、園内には羊が放牧されている「羊エリア」、乗馬体験ができる「馬エリア」、「ドッグラン」、遊具や運動が楽しめる「のびのび広場」、「バター作り体験館」や「バーベキュー食堂」などもあり、農場の恵みを存分に味わえます。

また、12月1日から来年の1月4日まで、「まきば園」にてイルミネーション「銀河鉄道の夜2021」が開催されます。正月三が日には打ち上げ花火も予定されています。防寒対策をして、明るい年越しを迎えましょう!(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

▲牛舎はどれも昭和初期築 子牛も鳴き声はいっちょ前。

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茨城◆茨城/祝・初、茨城空港!?【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年12月25日

十一月初旬、十二年振りに北海道へ行きました。勿論、仕事でしかも日帰りです。その日はいつもは無い少し違う興奮を憶えました。

それは念願の「茨城空港」を使うことにしたためです。

茨城営業担当として近くは頻繁に通っていますが利用したことはありませんでした。まさに灯台下暗し

自宅から車で1時間半という近さに加え、何事も経験という判断。当日朝一路、常磐道を北へ走り、石岡小美玉スマートインターへ。そこからは新しくできた「茨城空港アクセス道路」を10分足らずで到着!

(その道路は速度標識はありません。ん?ここはアウトバーン? いやいや、日本では片側1車線の場合最高速度は50㎞です)

空港駐車場は無料。運が良ければ間近で自衛隊戦闘機のスクランブル発進訓練が見られます。お土産売店は9割が茨城系のもの。

「う~ん、茨城色濃いー!」

搭乗、降機は滑走路内を徒歩で往復。平成22年3月化以降、民間共用、関東3番目の国際空港はなんという親しみやすさ。東京駅から高速バスもあり。

夜の茨城空港アクセス道路は路肩縁石に青い灯り、それはさながら「夜の滑走路」のよう。初めての茨城空港でしたが、また使いたい気分になりました。(本部 金澤和宏)