▲車の運転の際、必須のカーナビ(写真はイメージです)。
「○○公園はどこから行けるんですか?」と、お巡りさんに尋ねられた貴重な経験があります。
昨今、交番で道を尋ねる人がめっきり少なくなったそうです。カーナビやスマホ地図の恩恵です。
ふるさと情報館四谷本部には、昭文社・都道府県別道路マップがあります。
最近ではそれらを手に取ったり、出張に持って行ったりすることがめっきりなくなりました。
世界最古の地図は2600年ほど前、西アジアの古代バビロニアで粘土板に作られたものと言われ、その後、大航海時代における新大陸発見や世界探検で地図は進化してきました。
それが現在、インターネット上のマップで世界各地の街並まで見られるようになりました。
ただ、その便利さの代償として「人類は空間認知能力」が無くなってきていると、警鐘をならす専門家もいます。
▲地図を見ながら歩くことはめっきり減りましたねぇ。
地図を見ながらの場合、動くのはあくまでも人間。それがカーナビやスマホのナビは自分(自分を中心)が動かず、地面が動くという機能です。
自動で誘導してくれるので脳の思考、学習能力が衰えてきている。以前訪れたところでもナビ無しでは道に迷うことが多くなる、という研究結果だそうです。
昔は、助手席の奥様が地図を見ながら指示する「カカァナビ」なる言葉もありました。
紙の地図を携え出掛けることは、ゆっくりしたりした田舎時間を感じ、はたまたボケ防止にも一役買うかもしれません笑。(本部 金澤和宏)