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東京◆本部/いつまでも嬉しい連絡【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年6月30日

▲『嬉しい連絡』とは・・・!?

「あっ、金澤さんですか?お久し振りです。〇〇です。」見覚えのない着信番号。「はて?、どちら様かな?」と、返答に窮することしばしば。「〇年前に〇〇でお世話になりました。」と、まで言って頂け、やっと思い出すことがあります。

年間、業務上(お取引やご案内)では、100人あまり(以上)のお客様と出会っている齢50を過ぎた小生。

それ故、かなり前のお客様はお名前と顔がパっと出てこない時があります(その辺りはどうぞご寛大にお許し下さいませ)。

概ね多いのは再売りの依頼連絡です。1つの物件で2度、3度取引することが多々あることも嬉しいですが、それと同じく私の携帯番号を何年も保存しておいてくれていることです(ふるさと情報館の名刺には携帯番号を明記していません)。

お電話に限らず、会社PCへメールで頂くこともあり、これもまた嬉しい限りです。

後日、久し振りにお会いしますと本当に温かく迎えてくれます。これがこの仕事冥利の一つです。

このような感動の再会劇は励みと肥やしになり、だからこの仕事は辞められません。

皆様方、これからも遠慮なくどんどんご連絡下さい。(本部 金澤和宏)

東京◆本部/オフグリッドの生活【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2023年6月27日

▲昨今、太陽光パネル付きの屋根が増えてきていますね。

電気代が高騰している昨今、オフグリッドの生活が注目されています。

オフグリッドとは電力を自給自足することです。主に太陽光発電がメインとなります。最近では地方移住をされた方からも度々、太陽光を設置したと伺います。

太陽光の一番のメリットは電気代を大きく削減できることです。初期費用も今は5年前に比べると大分安くなりました。

おおよそ6キロワットで120〜150万円程度にはなりますが、電気代を50〜70%程度賄うことができるので10年で元が取れてしまいます。なんといっても停電時に電力を使用できるのはとても助かりますね。

デメリットは気候によって発電力が変動してしまうことです。雷や雹(ひょう)などの自然災害のリスクも出てくるので故障や破損したときに補償してくれる動産総合保険等に加入するのが安心でしょう。

また寿命が来たときに撤去・処分費用が掛かかってしまうのが難点といえます。

遠目で眺めると景観が損なわれてしまうといった問題もありますが電気代の高騰で再び太陽光にスポットが当たっています。(本部 井上美穂)

千葉◆君津市/独自の井戸掘り技術が生み出した名水の里【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年6月24日

▲水汲み広場の給水口は6ヶ所ある

君津市の北東に位置する久留里地区は、生きた水の里久留里として知られる。

水質の良さ、水に含まれる有用な成分、そしてそのおいしさが認められ、平成20年に千葉県内で唯一「平成の名水百選」に選ばれた場所である。

JR久留里駅前には久留里名水マップを配布する観光交流センターや水汲み広場があり、この名水を目当てにポリタンクやペットボトルを持参し、県外から多くの観光客が訪れていた。

▲観光交流センター。

名水マップ内の井戸からも自由に汲むことができ、そのいくつかは君津市発祥の「上総(かずさ)掘り」によって掘られたものだ。

上総掘りとは、明治時代の初期に考案され、人力で掘り抜き井戸を掘削する工法で、細長い鉄管とそれを地中の穴に吊る竹製のヒゴを基本的な用具とし、用具の自重を利用しながら人力を頼りに地下を掘り進み、帯水層にある地下水を掘り当てる技術です。

この技術は、アフリカや東南アジアなど水不足に悩む国へも伝えられ、国際貢献にも役立っているそうです。

一般開放されている井戸は水質検査が行われており、検査結果は、君津市のHPで公開されています。

情緒ある街並みを散策しながら、名水で喉を潤してみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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久留里観光交流センター(生きた水久留里 酒ミュージアム)

市役所ホームページ内より引用

・住所:君津市久留里市場195番4

・問合せ電話番号:0439-27-2875

・アクセス

①電車でお越しの場合:JR久留里線 久留里駅下車 徒歩1分

②お車でお越しの場合:木更津東ICより久留里方面。所要時間10分程度

・駐車場:50台程度、駐車無料(大型バス対応なし)

・開館時間:9時00分から17時00分

・休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)

群馬◆川湯村/サスティナブルな道の駅【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年6月21日

▲道の駅 川場田園プラザ

関東の道の駅ランキングで必ず上位に入る道の駅「川場田園プラザ」。

関越道沼田インターから車で北へ約10分程度で行けるため、アクセスが良いので物件調査の帰り道にその前を良く通ります。

ただ、いつも平日の夕暮れ時なので、静かに店じまいをしている施設しか見たことがありません。

しかし各所で「優れた道の駅だ」、「一日遊べる施設でいつも盛況だ」と耳にします。

久しぶりにゆっくりとテレビを見ていたところ、この道の駅がちょうど特集されていました。

リピートの多いテーマパークとしてディズニーランドに学び、スタッフにも一流の接客に触れさせ意識改革。

番組ではオーナーである永井彰一さんのインタビューがあり、人を迎えるためにゴミ箱やトイレの増設、オーナー自らも皿洗いやトイレ掃除を行うことで、お客様の満足度を見極めているというエピソードに驚きとともに感服。

何より質の高いファーマーズマーケットは、地元農家とレジと販売状況を知らせるシステム導入も先駆けだったと記憶しています。

さらに「ここでしか買えないもの」を開発し続け、当初62万人の客数が11年後に3倍190万人となり、売上も約3倍以上となっているとのこと。

▲上州のお米「雪ほたか」

確かに上州のお米「雪ほたか」は非常に美味しく、このお米を使った特別メニューはかなり興味をそそります。

皆さんも沼田近辺にお越しの際はちょっと足を伸ばして川場の道の駅に一度いかがでしょうか? (本部 星野努)

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※道の駅 川場田園プラザ(公式ホームページより引用)

・所在地:〒378-0111 群馬県利根郡川場村萩室385
・アクセス
①関越自動車道沼田ICから川場村、道の駅川場田園プラザ方向へ約10分
②上越新幹線上毛高原駅」からタクシーで約30分
③JR上越線沼田駅から川場循環バスで約30分、田園プラザは「田園プラザ」バス停下車 徒歩1分。

山形◆上山市/東北で最も高いマンションの謎【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年6月19日

▲山形新幹線からの車窓で一際目立つスカイタワー41。

あなたは一戸建て派かマンション派か、というのは長年に渡って議論されているテーマの1つであるが、建築資材が高騰している昨今でも次々に新築マンションが建設されているのを見ると、やはりマンションは根強い人気なのだろうといつも思う。

特にタワーマンションは都心の立地の良い場所に建っているケースがほとんどだが、その常識を打ち破るようなマンションが山形県にあることをご存知だろうか。

数々の温泉や蔵王の樹氷で有名な上山市の田園地帯に、ドカンと建っているのが、1999年竣工のスカイタワー41(地上134m)で、もちろん山形県で最も高い建築物だ。

なかなかギャップが凄い光景だが、山形市へ通勤しやすいことからファミリー層に人気だそう。

日本国内で建築物を建設する際には、建築基準法や都市計画法、景観法、自然公園法等といった様々な法令上の制限があるため、無論どんな建物でも自由に建てられるわけではない。

そんな中スカイタワー41は周辺が都市計画区域内にも関わらず、建っている場所ギリギリの区画が都市計画区域外となっている。

区域外になると一般的な建蔽率・容積率が原則無制限となるため、この地で41階建の超高層マンションが実現可能となったのだと思われる。

建設主となるデベロッパー業者は既に倒産してしまっているが、今後は更なる法規制もあり、ますますこういった珍百景のような建物は建てにくくなるだろう。(本部 髙橋瑞希)

岩手◆盛岡市/きたぎんボールパーク【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年6月16日

▲きたぎんボールパークのスタンドより。この日(5/3) は少年野球の試合が行われていた。

世界に誇る二刀流、オオタニサンこと大谷翔平選手。岩手が生んだスーパースターの活躍は野球ファンのみならず多くの方に夢と希望を与えてくれます。

また、花巻東高校の先輩の菊池雄星投手や、沿岸の陸前高田市で生まれ大船渡高校卒のプロ入り3年目に完全試合を達成した佐々木朗希投手、花巻市の富士大学卒業でWBCにも出場した山川穂高選手などの躍動により、岩手県内の野球人気はますます上昇気配です。

盛り上がりの中、令和5年4月、盛岡市に新しい野球場が誕生しました。

この球場は岩手県営野球場と盛岡市営野球場の後継施設として建設された〝きたぎんボールパーク〞です。

同時に県営野球場は3月いっぱいでの閉鎖と取り壊しが決まり、半世紀以上にわたるその歴史に感謝をする多くの人々が訪れました。

▲建設中の球場(昨年)。右手にはサッカーグルージャ盛岡のホームいわぎんスタジアム。
現在はスケボーパークも開設され、緑豊かな運動公園になっている。

深刻な少子化に伴い、児童数どころか学校の数も統合され減っている岩手県ですが、大谷選手の出身の奥州市立姉体小学校には「頑張れ!大谷先輩」の横断幕が掲げられ、後輩児童が元気に通っています。

きたぎんボールパークでは6月28日にもプロ野球の公式戦が開催される予定です。

新球場をきっかけに、これから先も心技体を兼ね備えた人材が生まれ育つ事に期待です。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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きたぎんボールパーク(公式ホームページより引用)
・所在地:〒020-0834 岩手県盛岡市永井8地割
・アクセス
JR盛岡駅より車でやく20分
JR岩手飯岡駅より徒歩約15分
東北道盛岡南ICより車で約7分

秋田◆秋田/菅江真澄~その3~【地域駐在スタッフ・秋田からの風】

この記事の投稿者: 秋田現地案内人/ 片山 保

2023年6月13日

▲菅江真澄の肖像画。

旅日記『雪(ゆき)の陸奥雪(みちおくゆき)の出羽路(いでわじ)』より(現代訳)

漁師たちが「鰰(はたはた)の網引きする」と言ってたくさんの小舟を漕ぎだした。

冬の漁師の世渡りは、蝦夷地のオットセイ狩と同じである。

岸辺の岩の上では男女が群がって立ち、魚群のいる場所を教える。この岩舘の浦では鰰が大変多く獲れ、八森神魚(はちもりはたはた)と呼んでいる。

▲左)ぶりこ漁。右)熊手、縄でつないだ「ぶりこ」、鰰の腹から絞り出して固めた「折敷ぶりこ」

漁期の終わりには、鰰が藻に産み付けた「ぶりこ」(卵)を柄の長短がある金熊手(かなくまで)のような道具でかき寄せて獲ったり、波に打ち上げられた浜の「ぶりこ」拾ったりする。

浦乙女が熊手のような漁具で荒磯の藻に付いた「ぶりこ」をかき寄せ、それを腰に付けた「こだす」(編籠)にとり入れている姿絵。

▲鰰 左)オス 右)メスと「ぶりこ」。

「八森はたはた男鹿ぶりこ」という諺(秋田音頭の歌詞にある)があり岩舘の浦は岩が多く、波にあてられた「ぶりこ」の半分は傷むが、男鹿の浦は藻が多く、「ぶりこ」は姿がよいので、このように言う。(つづく)(秋田駐在 片山保)

※「菅江真澄」シリーズ:『その1」、『その2』、『その4

山梨◆八ヶ岳/梅雨空の候、6月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2023年6月10日

▲田植えからひと月、稲は緑色の濃さを増していく。(北杜市高根町)

6月というのは水の月だ。旧暦で水無月と書くが、この際の、無は「なし」ではなく「の」という意味らしい。梅雨が始まるこの季節、水の月という表現は、直球な表現ということになる。

一方で水の月という言葉は、素敵な響をもつ。文字だけみると、お空に浮かんでいる月がこんこんと水を讃えているイメージが湧いてくる。地球を水の惑星というが、月も水の惑星だったらどんな風に、地上から見えるのだろう。

話が妄想で広がってしまったが、六月の梅雨は単純に嫌いでは無いのだ。

沖縄の西表島に住んだことがあるのだが、降水量が年間2,200㎜と非常に多い場所だった。島の中央の山には大海からの雲がぶつかり、留まり、雨を降らす。そこから多くの滝や川が派生し観光資源となっている。離島というと水不足に悩ませされることが多いのだが、西表島は雨に恵まれた島、言い換えると水の島だ。

ここで私は雨が嫌いでは無くなった。雨は濡れてはいけないという発想が無くなった。

沖縄の雨は暖かく、そして柔らかい。濡れることが気持ち良かった。雨って濡れても大丈夫ということ。雨に濡れても怪我しない。そんな当たり前の事に気付いた場所だった。

都会に住んでいた時は、雨が嫌いだった。服が濡れることが気になり、混み合った電車の中で他人の傘がぶつかることにイライラしていた気がする。雨は革靴とも相性が悪かった。靴の中が蒸して気持ち悪かった。どんどん、どんどん雨から遠ざかりたかった。

▲雨の中、北八ヶ岳の苔の森を訪れる。

雨の中で自然は活性化する。花や木々は潤い、田んぼではカエルが大合唱を始める。野鳥は意外と雨でも活動をしている。水浴び場が増えて楽しそうだ。鹿や狐、熊はどう思っているのだろう。雨の日に、自然の中に入ると、都心の電車の中では見えてこなかった世界がある事に気付く。

なので、今では梅雨の時期が嫌いでは無いのだ。

▲雨で生き生きとした表情を見せる。

ただ、北杜市は沖縄とは違い、雨で身体が冷えやすい。そのため雨合羽は必須。素材は少々値がはってもゴアテックスが良い。雨合羽を手に入れるだけで、晴れてなくとも、雨でもどんどん山の中へ、自然の中に遊びに行ける。

布一枚の上を流れる雨水の流れを感じながら歩くのが楽しい。雨合羽は魔法のマントだと気付く。そして雨が楽しいと気付くと、自然に少し近づいた自分がいると感じる。

▲雨が山に降り、湧き水になり、川になる。

北杜市の6月はそんなことを教えてくれるでしょう。(八ヶ岳事務所 大久保武文)