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山形◆長井市/山形の草ぶき古民家を往く【地方出張・担当旅がらす】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年11月27日

「長井市」は、かつて日本海と「米沢」を結ぶ最上川舟運の港町として栄えたところ。当地で三百年続いた呉服商「丸大扇屋」は、その中心地にある商家の面影を今に残しています。

今回は同じ「長井市」にある旧家の物件調査で訪問したのですが、草葺屋根の外観がこの扇屋さんの母屋とよく似ています。日本海側の気候に耐える構造でもあるのでしょう。建物は道路側の店、草葺の母屋、新座敷、みそ蔵、内蔵などと分かれており、嘉永から明治、大正期の建築が中心になっています。

▲「丸大扇屋」店の奥に草葺の母屋が見えますね。

大きな手漉きガラスの窓に思わず見入ってしまい、係の人の「1枚でも割れてしまえば代わりはありませんので」。との説明にもおもわず頷いていました。今は県指定文化財として保存されていますが、昭和40年代まで実際に商家として利用されていたとのことです。

同じ敷地内には彫刻家「長沼孝三」の生家でもあることから、彫塑館が併設されています。またこの近くには、明治11年築という旧西置賜郡役所「小桜館」もあり、往時の町の暮らしぶりを偲ぶことができます。(本部 山中準一)

▲旧西置賜郡役所の「小桜館」

東京◆本部/最近映画を観てますか?【エリア担当・肝心閑人閑話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年11月12日

先日「パッセンジャー」(2016年公開)という洋画をケーブルテレビで見ました。月に5本は映画を見る私ですが、この作品を見終わった後「自分が主人公だったら・・・」と考えさせられました。

大まかにストーリーを説明しますと、

未来の地球が住めなくなり、限られた人間が宇宙船で120年かかる星へ移住する途中、30年後に一人だけ睡眠カプセルの故障で目覚めてしまう。さあ、残り90年をどうしようか、と自暴自棄になっていたら、乗客に好きな女性がいることを知り、睡眠カプセル壊し起こしてしまう。彼女には事故と偽って。その後二人に愛が芽生えたり、大ゲンカしたり。最後は二人で力を合わせて宇宙船を直し、そのお陰で乗客は無事移住星へ到着する、勿論、二人はもういない。乗客はそんなことがあったなんて知る由もありません。

というハッピーエンド?なのかどうか・・・。

※写真と映画の内容は関係ありません。

確かに、「宇宙船でたった一人、しかも生きて移住星まで行けない」と分かったら頭はおかしくなるでしょう。せめて好きな人と一緒なら何とか生きられる、でも起こされた人にとってはたまったものではない、と。

自分が同じ境遇にあったら・・・とは言っても、そんな時代が来るかどうか、そもそも自分が移住者リストに入れてもらえるかどうか。色々考えさせられる面白い映画でした。(本部 金澤 和宏)

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埼玉◆秩父/秩父ジオグラビティパーク【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年10月31日

秩父鉄道の終着駅である三峰口駅は旧大滝村(現在は同じ秩父市!)と接し、古くはヤマトタケルの時代より知られる「三峯神社」の麓に位置する。

現役機関車「パレオエクスプレス」が往復し、関東の駅百選にも選ばれた木造駅舎がどこか懐かしく、地元の方々の温かいおもてなしのある日常は、本誌ラーバニスト訪問(P2)でもご紹介済だ。

「三峯神社」では毎月1日に限定の「白い氣守(きまもり)」を頒布し、パワースポットブームから数多くの参詣者が訪れたが、この限定氣守の希望者による交通渋滞の慢性化が問題となり、昨年6月から頒布を休止する残念な結果となった。

とはいえ、荘厳な大自然と景色、そして特別な気候条件で、東京から最も近い絶景の雲海&星空鑑賞ツアーが注目され、また駅前の雄大な荒川渓谷を活かして、「秩父ジオグラビティパーク」が今年の3月にオープンした。

この事業は、埼玉県、秩父市、地元町会、関係団体・企業などで組織される「秩父市三峰口駅周辺荒川利用調整協議会」を中心に展開している事業で、埼玉県の「水辺空間とことん活用プロジェクト」を活用。施設については同協議会による公募によって選定されたという。

旧白川橋の橋脚を使用して架けられた吊り橋を渡る「キャニオンウォーク」をはじめ、渓谷を使った日本初のアクティビティ、是非公式ホームページで確認してほしい。(本部 星野努)


▲ Site Managerの小井土悠さん。

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「秩父ジオグラビティパーク」
https://gravitypark.jp/

千葉◆いすみ市/横になったお釈迦様 ~ 行こうぜ!ツーリング南房総!~【全国行脚☆新ライダー伝説】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年10月25日

▲山間にひっそりと佇む海雄寺。

千葉県いすみ市の中央部にある、万木城近くの「海雄寺」に、横になられたお釈迦様がいます。1990年に、県の有形文化財に指定された涅槃像の造営時期は、1711年~1715年とされ、全長5.16mの大きさ。当然に「重機も無い時代に高台のこの地に運び入れ、建造したな!」と感心するばかり。普段はガラス越しに拝見出来ますが、5月3日の「万木城まつり」(以前にも情報誌の誌面でもご紹介したお祭り)では、一般公開され、近くで拝見する事が出来ます。

▲いすみ市指定文化財の釈迦涅槃像。

千葉県内には他にも館山市の上楽山「萬徳寺」に涅槃仏があります。こちらは、全長16mとさらに大きい物となります。造営は1982年と新しく、500円の拝観料(65歳以上は400円)で見られます。

いすみ市からは外房黒潮ラインを走れば2時間程で到着できますので、両方を見比べて見るのも面白いかもしれません。(本部 長内 望)

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房総スカイライン・ファントム

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埼玉◆飯能/必ず寄りたいご当地有名店【本部スタッフ・食いしん坊万歳!】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年10月7日


群馬県や埼玉県に広がる「関東ローム層」は、稲作よりも良質な小麦栽培に適し、古くから日常生活にうどん文化が根付いている。一般家庭でもうどんを打つ習慣や客人をうどんでもてなし、群馬出身の私の母も、上京の際に持参した製麺機でうどんをうっていた記憶がある。

特に多摩川と荒川に挟まれた「武蔵野台地」は、東京の多摩地区と埼玉県西部一帯を指し、現在でも「武蔵野うどん」と称されるコシの強い風味豊かなうどんのお店が多い。豚肉やネギの旨味とダシの利いたつけ汁に絡め、豪快にすする「肉汁うどん」が「武蔵野うどん」の定番メニューだ。

今回ご紹介したいのは埼玉県飯能市の代表的なお店「古久や」さん。西武線飯能駅北口より広小路交差点まで約500m、そこから約100m路地に入ったところにお店はあり、江戸後期といわれる街道筋の古民家そのまま、昔ながらの土間と座敷空間も一見の価値がある。

11 時から14時過ぎまでの約3時間の営業だが行列は絶えず、子供の頃、親族一同が集まった祖父母の家の記憶といつも重なる。車の方は駐車場が7台分あるが、前面道路が一方通行なので早めのチェックがポイントだ。(本部 星野努)

▲うどんは「あつもり」も可能だが、冷水で締めたうどんの方がオススメ。

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「古久や」
住所 埼玉県飯能市八幡町6-9
営業時間 11時~14時10分(L.O.) 
※日曜定休

東京◆本部/みりんは10%、みりん風調味料なら8%【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年10月4日

『月刊ふるさとネットワーク』が全ページカラー化してから3カ月がたちました。敷地の様子や室内の状況が分かりやすくなり、よりお楽しみいただけるようになったのでは、と自負しています。

さて、いよいよ消費税が10%になりました。私にとっては今回の消費税の改定はややこしすぎる!というのが正直な感想です。店内の食事は10%、テイクアウトなら8%。みりんは酒類で10%、みりん風調味料なら8%。頭の中は大混乱です。

なんであれお得に買い物をしたい!と思うのは当然の事ですが、大きい出費を伴う買い物は「思い」のタイミングも大切だと思えます。不動産を購入するにあたり、本誌の物件本体の価格は記載通りですが、購入に伴う費用(媒介手数料・登記費用等)が10%消費税の対象となります。物件との出会いは縁物。「これだ」と思う物件がありましたら、ぜひ、お問い合わせ下さい。(本部 杉田 玲子)

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三重◆紀伊長島町/ふらり町並み探訪・門口にかかるお伊勢さんのしめ縄【本部スタッフ・出張旅ガラス】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年9月30日

▲「笑門」の護符のある「しめ縄」。

和歌山県・「新宮(しんぐう)駅」から東京まで直行で帰った時の話です。午後1時26分に「新宮駅」を出発すると、名古屋に着くのがなんと午後7時30分。途中半分以上が各駅停車の上、3回の乗り換えがあり、乗り継ぎに数十分の待ち時間が発生します。(出張なのに『青春18きっぷ』の行程ペースです!)

途中の「紀伊長島駅」で73分もの乗り換え時間があったので、あてもなく散歩してみました。(※時間帯によっては直行便の特急もありますのでご安心を)

駅周辺は商店もなく通行人も少なく、静かな町でした。ふと町並みに目を見やると、ある家の玄関に「しめ縄」を発見。正月でもないのにと不思議に思って見渡してみると、軒並み商店、民家に限らず、実に半分以上の門口に「しめ縄」が飾ってありました。

関西地方の「しめ縄」と似ていますが、違うところは「笑門」や「千客万来」などの文字が記されていること。後で調べたところ、「須佐之男命」をもてなした「蘇民将来子孫家門」の神話に因んだもので、なんと1年中飾っておくものだそうです。「しめ縄」って意外に長持ちするんですね。

なおこれは「お伊勢さん」だけに限定されるものでなく、ほかの地域でも飾って良いそうです。縁起ものですから、来年の正月には玄関にこんな「しめ縄」を飾ってみてはいかがでしょう。(本部 山中準一)

JR紀伊本線「紀伊長島駅」

山梨◆大月/「日本三奇橋」のひとつ「甲斐の猿橋」【全国行脚☆新ライダー伝説】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年9月24日


山梨県大月市にある「甲斐の猿橋」は、「岩国の錦帯橋(きんたいきょう)」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ「日本三奇橋」のひとつで、長さ30.9m、幅3.3m、高さ31mのその姿は、橋脚を全く使わない特殊なもので、鋭くそびえたつ両岸から張り出した四層の「はねぎ」によって支えられています。

「猿橋」の珍しい構造の起源は定かではないですが、西暦600年ごろ、百済からやって来た造園博士の志羅呼(シラコ)がなかなかうまくいかず難航していた橋の建設の最中に、たくさんの猿がつながりあって対岸へと渡っていく姿からヒントを得、ついに橋を架けるのに成功したと言われています。「猿橋」の名前の由来もそんなところからつけられたそうです。

梅雨時期には150m程の遊歩道には3000株の紫陽花が咲き、秋には紅葉に染まり、桂川では、ボートに乗って川下りも楽しめ、多くの観光客が訪れます。河岸では落ち鮎を求めて多くの釣り好きが集まります。

この場所では、「歴史に触れる」「季節の移ろいを楽しむ」「川で遊ぶ」「釣りを楽しむ」と多岐に渡り楽しめる場所となっております。

秋薫大月に触れてみてはいかがでしょうか。(本部 長内 望)

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