そのただごとではない凄い月を見たのは、1月31日、福島県某所を車で移動していた時。夕暮れに東の空を見ると、ちょうど月が出始めた時でした。晴れてると月と太陽の両方が見られるのだなァ、とぼんやり見ていると、それが妙に赤っぽくて大きいものであることがだんだん気になってきました。
「月の出と日の出って、よく似ているのかな」と思っていると、今度はカーラジオからしきりにスーパームーンだのブルームーンだのといった話題が。良く聞いてみると、今夜は「皆既月食」の見られる日だと言っています。赤い色は、地球の大気を通った太陽光が月を照らすからとか。その間も車窓から徐々に暗くなる空に見え続ける月が気になり、とうとう車を停めて撮ったのがこの写真です。
その夜、皆既月食の時間帯は曇りの予報でしたが、夜10時ころ、幸運にもはっきりとみることができました。ただしその画像は私の小型カメラではきれいに撮ることはできませんでしたが。(本部 山中 準一)