江戸の商都の面影を残す千葉県香取市佐原。2月4日から3月26日まで「佐原雛めぐり」が開催されます。町を流れる小野川沿いの「佐原まちぐるみ博物館」には現在42館(小物店や酒屋、旅館などの店舗)が参加しており、そのうちの半数以上のお店が期間中、江戸・明治期の「古びな」や和紙で製作した「雛人形」、御所を模した建物に人形が収まる「御殿飾り」など、各家に伝わる大切な雛人形を店頭に飾るそうです。店先の桃色の「まねき布」が展示場所の目印となります。見つけたら中へ入り、見学することができます。
町のランドマークである「伊能忠敬記念館※1」や「佐原町並み交流館※2」などの周辺施設でも雛人形を飾り、まち全体で春の空間を演出しています。
- ※1伊能忠敬:50歳を過ぎてから、日本全国を測量して歩き、わが国最初の実測日本地図をつくりあげた人物。伊能忠敬記念館は生家の隣りにあります。
- ※2佐原町並み交流館:大正3年に建てられた煉瓦造の旧三菱銀行の建物。現在は佐原の観光案内やイベント・施設情報の拠点となっている。
3月18日にはお内裏様とお雛様一行が雅楽の音色とともに水上パレードする「さわら雛舟春祭り」。川沿いには多くの観光客が並び、一味違うひな祭りを楽しんでおります。(本部 長内 望)
「お江戸みたけりゃ佐原へござれ 佐原本町 江戸 優り」
※写真は香取市役所・商工観光課より
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香取市役所
http://www.city.katori.lg.jp/
佐原まちぐるみ博物館
http://m-kaze.com/gurumi/