ブログ

山梨◆八ヶ岳/薫風のみぎり、5月の八ヶ岳事務所より【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2018年5月7日


風薫る皐月の空に、気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼりは、新緑の季節の幕開けともいっていい風物詩となっています。「北杜二十四景」のひとつ「高根町長沢の棚田」を泳ぐ鯉のぼりがこのあたりではよく知られていますが、多くの農家の軒先だけではなく移住者の庭にもこの頃はよく見かけるようになりました。花散って芽吹きの時を迎えやがて実を結ぶ自然の摂理をこの時期はしみじみと感じることができます。

一方「メイストーム」と言われるように、この時期日本列島を通過する低気圧は嵐のような暴風をもたらすことがあります。低気圧のなかでも24時間で24ヘクトパスカル以上下がるような急激に発達した低気圧は「爆弾低気圧」と呼ばれ、特に注意が必要です。もうひとつ、日本列島の南北にふたつの低気圧が発生した場合は天候が大荒れとなって長く雨が続き、八ヶ岳周辺では寒さがぶり返すこともあります。何年か前にもゴールデンウィークに清里では雪も降りました。物件見学の際にもどうぞ厚手の服装もご用意されて万全を期してお出かけください。

◆小仏トンネル周辺の渋滞緩和?

中央自動車道のサービスエリアのトイレなどで最近「渋滞対策を進めています」というパネル看板をご覧になった方もおられるのではないでしょうか。私も実は2015年ごろ小仏トンネルにもう一本トンネルができるという話を聞いたことがあります。


中日本高速道路㈱八王子事務所に問い合わせたところ「事業計画決定は2年前でおおむね10年で事業完了の予定ですが、運用開始時期は今のところなんとも言えない」との回答。要は下りの渋滞発生箇所の電光掲示板のあるあたりを3車線に増設、上りの左側走行車線の先に新しくトンネルを増設する計画がありますよ、と現段階では捉えておくのがよいかもしれません。

毎週ごとに東京と山梨を二地域居住している私も「週末の憂鬱」は早く解消してほしいと願っている一人です。

◆改正宅建業法が施行されました

本年4月1日より表記の業法改正が行われた背景には、良質の中古住宅のストックという国土交通省のかねてからの考えがあります。危険な特定空き家の除却を行政が行えるようにしたいわゆる「空き家特別法」とセットになっています。当社調べによっても昨年の成約者のうち9割が「中古物件」でした。10年ほど前まで7割近くの方が土地を購入され新築住宅を建てるのが一般的だったころから見るともはや隔世の感があります。バブル期以降の別荘だけでなく移住定住された方々の住まいも昨今では市場に出てきているといえそうです。


当社も加盟している全宅連(全国宅地建物取引業保証協会)の重要事項説明書では、第11項の「建物状況調査の結果の概要」と第12項の「建物の建築及び維持保全の状況に関する書類の保存の状況・建物の耐震診断に関する事項」が追加されています。

◆オーナーチェンジが増えています

バブル期八ヶ岳周辺に物件をご購入された方はすでに30年近く経とうとしています。80歳前後と高齢でしかも相続等についてもご心配の方々からの相談も多くなりました。


八ヶ岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続のことや農地・山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております(要予約、相談無料。担当は中村)。(八ヶ岳事務所 中村 健二)

ブログ村・田舎暮らしランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ

==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

山梨◆八ヶ岳/桜花爛漫のみぎり、4月の八ヶ岳事務所より【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2018年4月2日


「春に3日の晴れ間なし」と言われるように4月の天候は安定しません。これは春の移動性高気圧が影響しているためです。中国大陸の暖かく乾燥した空気の中で発生した高気圧が、黄海を抜け朝鮮半島をかすめて日本列島を横断しながら太平洋へ東進するときには、全国的におだやかな晴天になります。春の陽気を実感できる清明の時期ですね。しかし足早に高気圧が抜けて行った後には低気圧が日本列島を覆うため花散らしの風雨となります。こうしたことを繰り返しながら若葉の季節を迎えます。

八ヶ岳南麓では寒暖差が大きいためウメもサクラもモモも花の色がほんとうに素晴らしいです。真冬の厳しい環境を乗り越えた草花に感謝の気持ちさえ湧いてきます。私にとってもこの4月は生命の持つたくましさを実感できる、始まりの季節となります。

4月の物件見学で八ヶ岳事務所にお越しの際は先に述べたように風雨が強まる日がありますし、朝夕はまだ冷え込むとこもあります。長袖長ズボン着用の上、ウインドブレーカーなどもご用意してお出かけください。

◆今月号の物件こぼれ話

中央本線長坂駅が無人駅となり特急電車も止まらなくなって商店街もますます寂しくなってくという話を聞くことがあります。駅西側の丘陵地帯は宅地開発が進み新興住宅地として道路や上下水道などインフラも整備されてきており、私が見る限り北杜市内でもっとも定住者が増えている地区ではないかと思います。

ここで紹介する物件もそうした定住向き住宅です。所有者は仕事場と実家の中間地点としてこの地を選んだと言います。600坪を超える敷地の正面には南アルプスと富士山が望めます。そこに45坪余りの住宅を建てられました。手をいれられるほど十分な広さを持つ庭はこれからの花植えの時期にはもってこいの物件といえます。所有者負担にてホームインスペクション(建物状況調査)を引き渡しまでに行います。

◆北杜市の空き家バンクについて

当社八ヶ岳事務所は北杜市の空き家バンク協力店としても活動しています。市の広報誌や納税通知書等により広く空き家の所有者に知らせることによって、市は物件の登録を促し、その所有者は空き家を市の空き家バンクに登録することができます。本制度は空き家活用をつうじて移住定住を図ることを目的としています。

物件は売買と賃貸の2種類があります。購入または賃貸希望者は同じように市に登録をしておくことが必要です。通常見学希望者が複数集まったところで現地見学会を行い、賃貸の場合は物件所有者と面談をしていただきます。売買または賃貸契約は協力店が仲介をさせていただくシステムです。(お問い合わせは北杜市地域課 電話0551 –42 –1323直通)

◆オーナーチェンジが増えています

バブル期八ヶ岳周辺に物件をご購入された方は、すでに30年近く経とうとしています。80歳前後と高齢でしかも相続等についてもご心配の方々からの相談も多くなりました。八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村

(八ヶ岳事務所 中村 健二)

==================================================

↓↓↓ブログランキング参加してます!↓↓↓ 是非ワンクリックで応援お願いいたします!
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
↑↑↑田舎暮らし実践者のブログが多数ありますよ♪↑↑↑

==================================================

==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

ブログ村・田舎暮らしランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ

山梨◆八ヶ岳/萌芽のみぎり、3月の八ヶ岳事務所より【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2018年3月1日


弥生3月は9月と並んで気候変動が激しい月だと言われています。日本列島を長い間吹き抜けていた北風と、南からの暖かく湿った風が交差しながら、ようやく厳しい冬がその座を譲る時期です。

冬の名残り雪は重く、一方、地中の虫たちが地上に現れはじめ、木々に硬い芽ができ始めるこの3月初旬。そして木々の芽が開花し、太陽がほぼ真東から昇り、真西へと沈む。昼夜の長さが同じになる春分を過ぎる頃、サクラも開花し始める下旬。ちょうどこの頃は学生が卒業し、公務員や社会人が職場を後にする新たな門出の時期でもあります。野良には人が集まって来て農作業に勤しむ姿が目立つようになります。また、春風に乗って運ばれるスギ花粉がピークを迎えます。

3月はこのように新しい季節の始まりです。当社においても2018年初めての各地の現地見学会がこの3月からスタートします。八ヶ岳事務所においてはちょうど春休みの時期の31日(土)に予定しています。味噌の仕込みと同様に冬場に売却のご相談をいただいた物件がいよいよ初公開という日の目を見る時期になります。

この時期のご見学は春の嵐や急な天候の変化もあり車も服装もまだまだ冬装備が必要です。どうぞ暖かくしてお出かけください。

◆今月号の物件こぼれ話


北杜市長坂町大井ヶ森地区は、県道を挟んで南北に分かれています。北側は「別荘地」で、南側は「地元住民が暮らす」エリア。しかしながらここ15年ほどで様相は一変しました。田園地域が開発されたこともあり、地元住民が多く暮らす「大井ヶ森」南側にも移住者が増えてきました。

今月号でご紹介させていただく長坂町住宅2680万円はまさにそんな立地であり、現所有者はこの開発地の中で最も早く土地を購入されたという。富士山を正面に見据え北杜市の誇る名だたる名山をいながらにして望むこの物件は、実は子供のために建てたもの。1階のLDKや2階のワンフロアはそうした思いの中で実現した空間です。設計事務所による耐震診断証明書付きで今回初公開となった好物件です。


長坂町大井ヶ森(物件NO.15325N)

◆北杜市のホームインスペクション(建物状況調査)

今年の4月より宅建業法の改正により、我々宅地取引取引業者は中古住宅の仲介業務において、媒介契約時、ホームインスペクションを実施する業者の斡旋の可否(紹介できるかどうか)、あわせて事前の重要事項説明時には、その建物が過去にホームインスペクションを受けた履歴があるか?また、今後実施する意向があるかどうかを買主様・売主様の意向を確認することが義務づけられました。(※ホームインスペクションの斡旋や実施が義務付けられたわけではありません)

※「宅地建物取引業法の一部を改正する法律案」を閣議決定(国土交通省/平成28年2月26日)

法改正において、インスペクションは「建物状況調査」と定義、インスペクションを行うインスペクターは、国が認めた講習を修了した「既存住宅状況調査技術者」の資格を持つ「建築士」とされています。

北杜市内で住宅を建築する際に、いわゆる「確認申請」が必要な場所は、「小淵沢町全域」と「清里地区」で、その他は通常の建物に関しては不要だと以前記したことがあります。『田舎暮らしの本』3月号でライターの山本一典氏とも話したことですが、確認申請が不要な場所では、建築図面そのものがないことも多く、あったとしても配置図・立面図・平面図程度で、インスペクターの高度な専門性や調査能力、そして売買契約に関する中立性が求められるのも事実です。我々仲介業者としても、売主様買主様双方が安心できる仲介業務を、引き続き山梨県宅建協会とも連携して進めて参る所存です。このテーマは今後も逐次情報発信してまいりたいと思います。
(八ヶ岳事務所 中村 健二)

◆オーナーチェンジが増えています

バブル期八ヶ岳周辺に物件をご購入された方はすでに30年近く経とうとしています。80歳前後と高齢でしかも相続等についてもご心配の方々からの相談も多くなりました。八ヶ岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続のことや農地・山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております(要予約、相談無料。担当は中村

==================================================

↓↓↓ブログランキング参加してます!↓↓↓ 是非ワンクリックで応援お願いいたします!
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
↑↑↑田舎暮らし実践者のブログが多数ありますよ♪↑↑↑

==================================================

==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

山梨◆八ヶ岳/余寒のみぎり、2月の八ヶ岳事務所より【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2018年2月2日


4年前の2014年2月に降った大雪はいまだ記憶に新しいところですが、今年は記録的な寒波が到来している模様、。東京のマンションでも水道が凍結したという話を聞き、北陸や新潟の日本海側では大雪が見られ、内陸側に住む雪国の方は、今年は雪が遅いのか、あまり降ってませんね、なんて声も聞きました。これからどんな天候が待ち受けているかも気になります。4年前の大雪を除けば、例年の積雪は年に数回10~20センチ程度で、生活に支障の起きるような降雪はまずない、といってもよいのが八ヶ岳南麓です。

しかしながら、偏西風の蛇行が大きくなる「ラニーニャ現象」(※赤道付近の海水面の温度が平年より低くなる現象のこと)が現れている今冬ですので、油断は禁物。レインボーラインなどの高所に位置する道路では日陰のカーブなどは注意が必要です。道路標識を見落とさず、この時期の運転は特に慎重な運転を心がけたいものです。

等圧線が東西に走り日本の南岸を低気圧が進む。2014.2.14の地上天気図(提供:甲府地方気象台)

また冬場は、「シカ」が飛び出して来るなんてことも。夜突然目の前に現れる物体は、巨大な「ウシ」と見まごうほどです。自動車にシカ避け笛を取り付けている方もいらっしゃるように、沿道から突如現れる動物にも、万全を期してどうぞご来県ください。

いっぽう、冬場は空気も澄んで、まさに「八ヶ岳ブルー」といわれる“凛”とした青空を望める機会が多くなります。早朝カラマツの静かな林を抜けていくときに体験する「えもいわれぬ静寂さ」は、何ものにも代えがたい冬の日の情景で、私はことのほか気に入っています。

物件見学の際は「長靴」と「防寒用の帽子」などあると重宝します。冬でしか味わうことのできない、生活のためのご見学をどうぞ体験してください。標高の違いなども目に見えてよく分かります。

◆今月号の物件こぼれ話(物件NO.15278N)

北杜市長坂町白井沢地区は、移住者に人気にある地区だ。実は当社も事務所を構えるにあたって候補先の一つとして上がっていた場所でもある。12年ほど前の冬、その白井沢に物件を購入された所有者と、久しぶりにお会いすることになった。

現地に行って驚いたことは、家庭菜園というには少し広めの畑を丁寧にやってこられたこと。綺麗に整地されたその敷地は以前とは格段に手が入っており、芳しい野菜の香りが漂っていた。建物内も整然とされ購入当時よりもはるかに落ち着きが増していた。まさにその地にふさわしい暮らしぶりがうかがえた。

今回新価格にて再掲載の運びとなり、『月刊ふるさとネットワーク』2月号誌面に再登場。

◆北杜市の都市計画について

前回お話ししたように、北杜市内全域は「都市計画区域外」ですが、市内は大きく三つの地域に分かれています。一つは中央線駅周辺の行政や商店街のあるいわゆる「中心市街地」。あとの二つは「広域農道の内」と「外」。大まかにいって茅ヶ岳と八ヶ岳、南アルプスの「広域農道の内側」は地元住民が住むエリア、その「外側」は別荘地とする区分けになっています。

別荘地では1区画の面積が500㎡以上、建ぺい率が地元地域と比べ10パーセント下がります。これは敷地内に緑を残し、余裕を持って別荘を建てることを主眼にしているためです。そして八ヶ岳事務所調べによると、標高も高いこの別荘エリアに「都会からの移住者」が増える傾向にあります。どうしてか?

これは住宅がこれまでの季節利用の「別荘仕様」の造りではなく、「断熱性に優れた仕様」に変わってきていることと無縁でないと推察します。もちろん地元の方々とのお付き合いが煩わしいとお考えの移住者の方も少なからずいらっしゃることも事実ですが、「広域農道の外側」でも「おおむね3年以内に定住される方」と「別荘利用の方」との数は、この一年では同数となりました。

場所選びは、既存の先入観や人の意見ではなく、ご自身がどのように暮らし、生きていくか、ライフスタイルを重視されていることのあらわれでしょうか。(八ヶ岳事務所 中村 健二)

 

==================================================

↓↓↓ブログランキング参加してます!↓↓↓ 是非ワンクリックで応援お願いいたします!
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
↑↑↑田舎暮らし実践者のブログが多数ありますよ♪↑↑↑

==================================================

==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

◆空き家大募集中! 八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村)

ブログ村・田舎暮らしランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ

山梨◆八ヶ岳/新年に寄せて‥花の中三トリオと振り返る45年間【所長中村・ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2018年1月16日

中村龍潭寺
「花の中三トリオ」と言われた山口百恵、森昌子、桜田淳子がことし還暦を迎えます。
同級の私もそう考えると感慨ひとしおです。この45年間っていったいなんなのだろう・・・。

 

玉音放送も聞いたと言われる我が家にあった真空管ラジオに興味を持ち理系の高校に進学。でも「つま恋のコンサート」には高校生だから行けず。大江健三郎やカフカに興味を持ってしまい大学は文系に。電波でしか見聞きしたことがない「東京」でのあこがれの暮らしがそこから始まりました。

 

人より長い学生生活を送っていた年の夏から半年、長野県南牧村で住み込みの援農。そこで“初めての八ヶ岳体験”。ゼミの後輩女子が飛び入りで居候したため地域の大問題に。菊池さんその節は大変なご迷惑をおかけしました(恥)。

 

就職先は東京・京橋にあった印刷会社。「ワープロ」が出現した年でもあります。ここを一年で辞め、早稲田にあった設計事務所へ転職。ここは地方都市の駅前等の再開発事業のコンサル会社で、山梨、長野、群馬、宮城などへ出かける機会が増えました。

 

私のような20代の若造が地域の老練な経営者に対してエラそうなことを言うので、ホントに仕事的にイジメられました。小淵沢駅の「丸政の駅弁」が出張時の救い。これが“二度目の八ヶ岳体験”。

 

バブル前夜。7年いた設計事務所だったが倒産の憂き目にあいました。私は渋谷の広告会社に転職しそこで妻と出会い結婚。「岩木山から滑落」した経験を持つ彼女は山歩きが趣味で、長女を連れて清里の知人「別荘」によく行きました。これが“三度目の八ヶ岳体験”。


バブルがはじけ、この広告会社も倒産。当時は無名で、鳴かず飛ばず?の「ふるさと情報館」を求人広告で見つけたのは、あの「阪神淡路大震災の年」で、初出勤の日は「地下鉄サリン事件」のあった一週間後のこと。世の中的にも暗雲垂れ込める中での再出発でした。その後家族とともに、この八ヶ岳に移住したのは「長野オリンピック」の前年。

 

この45年間の私の生きようは、「理系」と「文系」の間をさまよいながら、どうにかやってきたみたいです。そして、いつもスターティング・オーバーのきっかけになったのが「八ヶ岳」だとは、できすぎでしょうか?

 

人は偶然の出会いに翻弄されながらもそこにこそ生きることの意味を見出すのかも知れません・・・私は今また「理系」に興味を持ち始めています。

 

例えばこんな速算を。√6.25=2.5。

 

 

(八ヶ岳事務所 中村 健二)

山梨◆八ヶ岳/新春のみぎり、1月の八ヶ岳事務所より【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2018年1月1日


新年の言祝ぎも早々に、本年は1月6日の土曜日からふるさと情報館・本部及び八ヶ岳事務所の2018年がスタートします。

二十四節気では前日の5日が「小寒」、20日が「大寒」となり、いよいよ本格的な冬の到来です。今冬は、「黒潮の蛇行」だとか「ラニーニャ」だとかで、とかく「寒さが厳しい」とか「積雪が多い」だとか言われています。いずれにせよ気象情報については今季も注意が必要ですね。

さて、以前は移住相談会などで「冬は寒くないですか?」という当たり前の質問をよく受けました。気温の低い地域では寒い暮らしをしているということは全くありませんので、むしろ寒冷地だからこそ暖かい暮らしをしていますと、お話しさせていただきます。

その理由は「住宅の仕様」にあります。

当地での移住者等のお住まいは基本的に「冬仕様」ですので、温暖な地域に比較して断熱性が格段に高くなっています。さらに床暖房や薪ストーブといった体にやさしい熱の補給によって明け方の冷えもない、とは移住者の弁。晴天率が高い内陸性の気象条件は、暖房費等の光熱費も効率的に行われています。

この時期は本当に物件の見所がいっぱいあります。併せて周辺の環境も。落葉樹の林なのか針葉樹の林なのか、北風の吹き具合はどうかなど。物件見学の際には装備万端整えて、どうぞ1月の各所へお出かけください。

◆今月号の物件こぼれ話

北杜市長坂町の落葉樹の森にたたずむ物件。物件所有者とはかれこれ10年以上のおつきあいとなる。現在は長野県内のお住まいだが、生まれは関西の琵琶湖周辺だという。

私も母方のご先祖に多少ご縁のある場所なので、お会いした当初から心惹かれるものがあったらしい。強面で面長そして言葉少ないその雰囲気はまさに武家といった風情だが、本当のところはわからないしご本人も話したがらない。もともと小ぶりな別荘であったものが、この人の手によって時間をかけて少しずつ増築されていった。だから玄関もふたつ。板張りの洋室には屋根裏収納も設けられ、リビング奥には薪ストーブも設置。デッキの深い軒下では雨の日も作業ができそうだ。敷地南西側には薪置き場も兼ねた自作の小屋まである。

建物内外はすでに綺麗に片付けられているが、山暮らしをゆっくりと楽しんで来られた形跡が、この長坂町の家(物件NO15355N)にはあるような気がする。


◆北杜市の都市計画について

平成16年から18年にかけて旧北巨摩郡内の8町村が合併してできた「北杜市」には現在のところ都市計画というものがありません。つまり、そのほとんどが、「都市計画区域外」であり、住宅を建てる前に行う「建築の確認申請」も山梨県知事の指定する区域である「小淵沢町全域」と「高根町清里以外」は原則不要な市です。昨年、都内の大学生たちが来所した時に話をして驚かれたことのひとつです。

では、住宅を建てる時に注意するものは?管理別荘地であれば、良好な別荘環境を守るべく独自の「管理規約」というものがありますが、北杜市でも「まちづくり条例」によって、行為の1ヶ月前までに市役所まちづくり推進課に工事内容を届出る必要があります。特に注意すべきは新築だけでなく中古住宅の10㎡以上の増改築も含まれるということ。とはいえ、都会に比べると建ぺい率や容積率ははるかに緩やかなことは確かです。(八ヶ岳事務所 中村 健二)

==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

◆空き家大募集中!

八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村

ブログ村・田舎暮らしランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ

山梨◆八ヶ岳/師走の候、12月の八ヶ岳事務所より【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2017年12月1日


今年もあと1ヶ月という師走の時期になりました。なにかと慌ただしい12月ですが、甲府地方気象台による平年の初雪は、12月24日とされています。

八ヶ岳南麓に降る雪もちょうどその頃。このあたりでは「山に3回降ると里にも降る」と言われており、つまり年内の雪は積もることがまずありません。この時期の気圧配置は、等圧線が何本も日本列島を南北に縦断する「西高東低型」になります。寒い北風が八ヶ岳を吹き降ろして来ますが、快晴の天気が続くため、年末の大掃除のときは額に汗をにじませて行うことも。しかしながら、夜半の星々は煌々と輝き明け方の気温は氷点下まで下がります。

「物件見学」をするのにこれほどふさわしい時期もありません。というのは、購入者の多くが別荘利用ではなく定住や二地域居住を考えていらっしゃるからです。朝夕の冷え込みも体験できる「田園暮らし体験館」(八ヶ岳事務所・隣り)もご利用できます。ご自身で八ヶ岳の気候風土に触れてみてはいかがでしょうか。

ご見学の際には携帯用カイロも持参するとともに冬用タイヤへの履き替えやチェーンの携行など防寒対策をしっかりした上でお出かけください。

▲田園暮らし体験館

◆今月号の物件こぼれ話
『路傍の石』などの書作で知られる山本有三が東京・三鷹の旧邸宅をGHQに接収されたのち、どういうご縁かは知らないが吉祥寺の私の妻の実家に移り住んだのは戦後間もなくのようだ。成蹊大学にほど近いその場所は、今もひっそりとしたケヤキの雑木林に覆われている。

山本が戦前に芥川賞の選考委員をしていたころ、30代の青年がある文芸誌の創刊号に執筆した小説が芥川賞を受賞した。その子供もまた読書を好み、八ヶ岳南麓の静かな環境の中で思いのたけ読書にふけっていたという。



北杜市長坂町390万円の売主は、芥川賞作家のお子さんである元所有者のことを、そう私に語った。野鳥やリスが訪れる雑木林の庭。その中にある小ぶりの建物。石だたみや引き戸など和風の佇まいは見るからに落ち着いている。床の間が二つあり囲炉裏風の炉も切ってある。水回りは元所有者が使っていたそのままだ。居間の一部は床下が傷んでいるが、雨漏りもないという。庭の物置に今は本はないが、書庫として利用していた。手をかければかけただけの価値ある物件である。(八ヶ岳事務所 中村 健二)

==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

◆空き家大募集中! 八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村

 

ブログ村・田舎暮らしランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ

山梨◆八ヶ岳/深秋の候、11月の八ヶ岳事務所より【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2017年11月1日


錦秋をまとう山々の紅葉が終わりに近づく頃は、季節が一段階冬へと進む時期です。大陸から冷たいシベリア高気圧が張り出して勢力を強めつつあるのがこの11月。そして冬の始まりを告げるのが木を枯らす冷たい季節風。そう、木枯らしの季節です。

10月から11月末に吹く最初の木枯らし1号は、東京方面においては「西高東低の気圧配置で北寄りの風速8m /秒以上の風」と定義されています。一方で移動性高気圧の加減によって春先のような天候になる「小春日和」もちょうどこの頃。公園のベンチに枯葉が舞い、その中でランチを広げる。暑さ寒さを繰り返す晩秋の一コマです。


北杜市明野町では恒例の「浅尾大根祭り」が開催されます(11/3文化の日)。冬場の食糧不足を乗り切るため降雨に乏しい地域で漬物用にと広まった「浅尾大根」ですが、鍋物に欠かせないタネでもあり、快晴の茅ヶ岳の裾野は毎年家族連れの賑やかな歓声に包まれます。

正面にそびえる甲斐駒ヶ岳の初冠雪もまもなくといったところ。この時期の現地見学では朝夕の冷え込みが厳しくなりますので厚手の長袖に一枚羽織っておでかけください。今年最後の八ヶ岳現地見学会は11月25日(土)に予定しています。

===================

◆今月号の物件こぼれ話

南アルプスを正面に見る明野町浅尾新田地区。「大根祭り」が行われる広域農道より一本西へ下った地区に建つこの山荘の所有者は、神奈川県三浦半島との行き来を20年に渡り続けてきたそうです。

もともと桑畑であったこの地に惚れ込み2本の栗の木を植え秋にはその収穫を楽しみに待つ。「その頃は東側の陶芸家のお宅しかなかったのよ」とは奥様の弁。普通の主婦が丹精込めてベンガラ色に塗った食卓や、幅1m長さ2mほどの大テーブルもこの地で製作されたもの。この家を購入される方に是非ともお使いいただければと。

年齢的なこともあってこのたび生活と創作の場を鎌倉に移すことになった。使用感の少ない木造りの家である。

15282N 北杜市明野町住宅


===================

◆北杜市が大学生のフィールドワークの場に!

「空き家」や「移住定住」といったキーワードは今時の大学生たちにも気になるテーマであるらしく、5月には早稲田大学公共経営大学院(中国からの留学生が半数)や中央大学文学部社会学科の3、4年次ゼミ生などが八ヶ岳事務所に来所しました。


私は移住に関する社会的な流れや空き家バンク、北杜市への移住と課題などについて2時間ほど話させていただき、かなり活発な意見交換ができたのではないかと思っています。若い世代が特に農業に関心を持っていることにも改めて気づかされました。
(八ヶ岳事務所 中村 健二)


======================================
◆空き家大募集中!
 八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村

ブログ村・田舎暮らしランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ