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長野◆蓼科/標高1200m、ここが本州で最後に桜が開花するスポットです。【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2019年6月4日

最大10日間のゴールデンウィークも終わり、道の混雑などもいくらか落ち着いてきました。ここ信州蓼科エリアには、この連休に毎年本州最後の桜の花見ができる標高1200mに位置する蓼科山聖光寺(たてしなやましょうこうじ)があります。ここには300本のソメイヨシノが植えられていて、ちょうど連休の頃が満開になり、県内外から大勢の人が訪れ大変賑やかで、周り一面が薄ピンク一色になります。

この聖光寺は、昭和45年に「販売の神様」と言われたトヨタ自動車販売の神谷正太郎氏始め、トヨタの関連グループが「交通事故遭難者の慰霊」「負傷者の早期回復」「交通安全の祈願」を寺命とする薬師寺の別院で、観音菩薩が安置されています。

また毎年この時期に、「聖光寺桜まつり」が行われ、豚汁などが振る舞われています。夜にはライトアップもされ、ライトの中に映し出される様は幻想そのものです。隣は蓼科湖です。湖周を散策しながら水芭蕉を眺めるのもおすすめですし、蓼科は温泉郷でもあり、「信玄の隠し湯」としても有名です。温泉につかってのんびりされるのもよろしいかと思います。

この時期は、山々の鮮やかな若葉と共に、その中に咲く山桜が私達の心を癒やしてくれています。私はこうした自然の中で、四季を満喫しながら田舎暮らしを送れる日々を楽しんでいます。(信州蓼科エリア案内人 星野 登美夫)

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蓼科山聖光寺 (長野県茅野市北山4035)
アクセス:中央道諏訪インターより約30分、中央本線茅野駅からバスで約40分
駐車場:普通車約100台 大型車約20台

長野◆蓼科/代替エネルギーの推進と自然との共生【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2018年9月16日

※写真はイメージです。
原子力発電の代替エネルギーとして国が推進してきた太陽光発電ですが、売電価格の下落や補助金の廃止等で投資としての魅力が減少し、なかなか売れなくなったと聞いています。私の担当しているエリアは、自然が豊かな集落が結構ありますが、八ヶ岳の裾野のある小さな集落の変貌振りに驚かされました。黒いパネルで集落の周りは埋め尽くされ、また集落の外れは、その僅かなすき間に家がぽつんぽつんとあり、異様な光景です。

住民の高齢化と農業の後継者もいないことから、少しでも収益があればと、業者に耕作放棄地や山林・農地を売却したり貸したりして設置、拡張してきたのですが、その結果土地や建物の売買がほとんど無くなり、価格の下落や売却出来ない空き家の増加、この集落の周りに移住してきた人達が逃げ出す情況となっています。

この状態にやっと住民は気づいて失敗したと話す人が増えて来たのも事実です。この蓼科エリア、広い範囲を見ても場所によっては自然が破壊されています。これで良いのでしょうか。

今後は工場団地の空き地の利用とか工場の屋根に設置する、都会ではマンションの屋上に設置をもっと拡大して、自然が損なわれないようにしていく事が、共存の最良の方法と思います。(信州蓼科エリア案内人 星野 登美夫)

長野◆蓼科/普通のおじさん・おばさんになるのが大事です【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2018年2月23日


2017年発表の長寿ランキングは長野県は男子が2位、女子が1位となっています。寿命が延びるのは結構なことですが、元気でいられるかが問題、全国統計で65才を迎えた平均余命は男子は20年、女子は24年と言われており、これを長いと見るか、短いとみるか。見方はそれぞれ、平均余命までは自分のことが出来る元気さでいたいと思います。

新聞によると、65才~79才の男女で定年後に定職に就いてない人の割合は70%とのことでした。この中の無職の人は毎日どうしているのでしょうか?田舎ではシニア向けの仕事が沢山有りますので、その方達に田舎暮らしをして欲しいです。田舎に実際に移住された方は、家庭菜園や仕事に一生懸命、元気に暮らしている人がほとんどです。

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たとえば地域の自治会に入って役員をやり、また地元の公民館活動などに積極的に参加して、地元の人と親しい知人同士になっています。そんな方達に話を聞くと、都会に居た頃の話や、現役時代の話はなるべくしないで、普通のおじさんおばさんになるのが大事とのこと。都会で仕事が無く、また、人付き合いで悩んでいる方には思い切って田舎へ来て元気な暮らしをして欲しいです。(信州蓼科店 星野 登美夫)

長野◆蓼科/人口減少社会の先に・・・東京出張の帰路に思ふ【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2017年4月14日

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先日東京出張のおりに本屋を覗いたところ、真っ先に目に付いたのが『老いる家 崩れる街』という書籍でした。

現在800万戸の空き家が、わずか15年後には2100万戸を超えるというタイトルで、やはり不動産を取り扱うという仕事柄興味もあり即購入、帰りの電車の中で一気に読みました。

「人口減少社会」なのに「住宅過剰社会」という不思議な国に住んでいるという前書き。詳しい内容は割愛しますが、たしかに地方では、各市町村がこぞって人口増加を目指し、各種イベントや行事を宣伝し、地域の特色などアピールに一生懸命です。しかしこの人口減少が続く中で、限界集落の増加は避けられない状況になっています。

ふと、先日知人の紹介で地元農家のご夫婦を訪ねたことを思い出しました、この方は田畑約1町歩を耕作してましたが、ともに80才近い高齢者となり、これ以上耕作が出来ない、そしてこの先どう生きていったら良いのかわからないとの相談を受けました。娘さんは関西にお嫁に行って帰ってこないそうで、大きな屋敷にお2人で住んでいるのも大変との話でした。

0414soudan※写真はイメージ。

お話をしながら、この方達もいずれはいなくなってしまい、そのままこの大きな住宅は空き家になってしまい、それは時間の問題なのだと感じました。そして、このような状況に置かれている人達が大勢いると思うと、将来を悲観的に考えてしまいました。

国や自治体、私達も知恵を出し、現状を脱するべく早急に手を打つ必要が求められている、そう強く感じるところです。 (信州蓼科店 星野 登美夫)

※情報誌掲載の文章に加筆・修正してあります。

 

信州◆木曽路/遥か遠き中山道・奈良井宿に訪れてみました【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2009年7月14日

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先週末の土日の信州は、晴れ間が続き物件調査日和でした。少しエリアを離れ木曽路より伊那谷を回ってきました。

 

諏訪から木曽方面へ向かう場合は、一度伊那市に出てから、権兵衛トンネルを越えて国道19号に出ます。権兵衛トンネルが開通するまでは、塩尻まで回って、北から国道19号で下るしかありませんでした。

今でこそ、国道19号線は立派な車道となっていますが、奈良井宿をはじめ、岐阜中津川まで至る木曽谷の山路には、たくさんの旅籠・宿場町が、現在でもしっかりとして残っています。

およそ明治新政府の頃より、宿場町の機能が薄れていった数多くの木曽路の宿場町群。是非一度機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。

より大きな地図で 宿泊施設(奈良井宿) を表示

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