「クラウドファンディング」という言葉をご存知でしょうか?
英語で言うところの「crowd(群衆)」と「funding(資金調達)」の造語で、日本でも数多くのサービスサイトが運営されています。
「クラウドファンディング」略して「クラファン」によって、例えば資金が乏しいが、才能のあるアーティストや映画監督、実績の無いベンチャー企業が、一般的にイベントや製品開発の開催に多額の資金が必要となる際に、インターネットを通じて不特定多数の人々に、比較的少額からの資金提供を呼びかけることができ、一定の目標額が集まった時点でプロジェクトを実行、資金調達のコストやリスクを低減して資金集めが可能となったもの。
「クラファン」は、資金提供者に対するリターン(見返り)の形態によって大きく3種類に分けられるようです。まず、金銭的のリターンのない「寄付型」、また、金銭リターンのある「投資型」そしてプロジェクトによる産物、何らかの権利や物品を購入することで支援する「購入型」があります。
日本はなかなか寄付の文化が無く、言われのない金銭的な授受に抵抗を感じる方が多いかもしれません。確かに一般的な寄付のように、例えば個人の税制上の寄付控除の対象にならないなど、留意点はありますが、行政が行う「ふるさと納税」などにも「クラファン」が組み込まれるケースも増え、知らぬうちにメリットを享受することも多々あります。
もちろん、サイトには様々なプロジェクトが記載され、見ているだけでも楽しいです。未だ閉塞感のある世の中ですが、誰かの夢、新しいプロジェクトを、資金面で応援してみてはいかがでしょうか?
本誌2015年12月号のラーバニスト訪問でも登場頂いた渡部見さん・ゆかりさん夫妻からDMを頂きました。長野県立科町の女神湖湖畔で「B & B sora」を開業、その後、ジビエ料理の加工場・居酒屋、そして「バンガロー・キャンプサイト焚き火hat」などを事業展開中の方です。(本部 星野 努)
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このたび私たちの白樺林保全の活動が立科町で初の地域課題解決事業の対象事業として認定されたことを受けて、白樺林保全に関する寄付を募るガバメントクラウドファンディング(※)を始めることとなりました。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1246
※ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する㈱トラストバンクが提供する、クラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」期間は6/16より開始、9/13終了予定 目標額は125万円。ご覧いただければ幸いです。
信州白樺クラフト製作所(町の任意団体・代表渡部ゆかり 白樺の保護を図りながら間伐材による特産品作りに取り組み、昨年3月に8人で発足。現在約70人が会員登録中)