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東京◆本部/バイキンマンを再起不能にしない理由【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年5月4日

「アンパンマンはなぜ、バイキンマンを再起不能にしないのか」という記事を新聞で読んだことがあります。記者が作者のやなせたかしさんにインタビューした内容で、その時の回答が「世の中には、共存しなくてはならない菌もあるのです」ということでした。

確かに日常生活のなかでも菌は身近にあります。我が家の冷蔵庫には納豆(菌)を切らしたことはないほど納豆好き一家。味噌、酢、醤油などの製造に必要な麹菌は「国菌」に認定されているほど大切な菌。もちろん幼児向け漫画という設定で、多少いたずらをする程度の悪者なので、ウルトラマンや仮面ライダーのように、敵を完全に倒す必要は無さそうに思えます。

それにしても長い!

もう一年以上の新型コロナ。マスク生活、外出自粛、テレワーク・・・。緊急事態宣言と解除の繰り返し。100年前のスペイン風邪は終息に2年、アンネフランクの屋根裏部屋生活が2年。せめてあと1年でなんとかならないでしょうかね。

バタコさんは重さ38㎏(柳田理科雄著 空想科学読本より)もあるアンパンの新しい頭を軽々投げ(漫画キャラクターのなかで一番の力持ちはバタコさんという説もあり)、食べかけの頭と交換します。そんな方法で新型コロナを退治できる方法はないものでしょうか。バイキンマンとは違い、共存しなくてよい菌の存在はやっぱりいりません。(本部 金澤 和宏)

長野◆富士見町/受益者負担金と受益者分担金の違いって?【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年4月19日

日本の数多くの地方都市では、人口増加を背景として郊外開発が進み市街地等が拡大していました。そしてこれからは人口減少が見込まれ、一定の人口規模に支えられてきた生活サービス提供が将来困難になりかねないとされています。こうして平成26年8月には「都市再生特別措置法の一部を改正する法律」が施行され、市町村が独自に「立地適正化計画」を策定できるようになりました。

移住者の多い長野県富士見町でも昨年「富士見町立地適正化計画」が策定され、住民が集まりやすい場所で暮らしに必要な機能を利用できる「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」の町づくりが進められています。都会からの田舎暮らしのニーズは、どちらかというと町が期待する「居住誘導区域」からちょっと外れ、ポツンと一軒家とは言わないまでも町の中心地から適度な距離、隣家が少ない自然豊かな地域にあるように思いますが、下水道供給エリア内の居住用住宅は移住・定住促進対策新築住宅補助金の対象(その他要件有)となっています。田舎暮らしの希望立地からは外れることが多いですが、下水道エリア外でも合併浄化槽の設置補助金などを検討できます。

実際に下水道と接続する際は、「受益者負担金」もしくは「受益者分担金」を支払う必要があります。言葉だけではその違いはわかりづらく、農業集落排水の「新規加入金」と一緒に考えると途端にわかりやすくなります。

まず、どちらも不課税で一回限りの支払い。「受益者負担金」は、所有している土地(宅地及び宅地見込地)の登記簿の面積に、1㎡あたり600円を乗じて得た額となります。つまり500㎡の土地なら30万円です。分割して支払うことができますが、負担金を一括でまとめて納めることで最高16%減額が可能です。

一方、「受益者分担金」は一般住宅で55万円、その他の用途の建物で86万円、原則一括納付です。そして農業集落排水の「新規加入金」は「受益者分担金」と全く同じ55万円と86万円。つまり、公共事業として整備された地域が「受益者分担金」、農業集落排水から公共下水へと移管された地域は「受益者負担金」という新名称となっただけで以前の「新規加入金」と同じ金額のままというわけです。

税金で賄われる「下水道施設」は道路や公園などの公共施設と性質が異なり、下水道が整備された人だけが利用するという側面があります。これをすべての住民が納めた税金だけで賄うので、下水道が整備されていない区域の人達にとっては不公平です。そこで税負担の公平性の確保、下水道の整備促進を目的とし、下水道によって利益を受ける人達に建設費の一部を負担してもらうのが、受益者負担金制度の趣旨だそうです。

「受益者負担金」の賦課は一度限りで、その土地に対して完納されている場合(公共枡が設置されます)は、一般的には売買などで権利譲渡されたとしても、再び支払いが発生することはありません。現所有者が分割で支払い途中の場合は残りの支払について注意が必要ですが、そこは我々仲介業者が調査する範囲となります。(本部 星野 努)

※上記は富士見町の受益者負担金・分担金についての説明です。他の市町村、民間の管理会社等で全く違った定義で同様の名称を使用している場合があります。

山梨◆身延町/山梨が舞台、あのロケ地を巡る【地域深堀り・のぞむ歴史紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年4月11日

主に山梨を舞台にキャンプをするアニメ「ゆるキャン△」は、実在する場所が多く、その地にゆかりのある方なら大凡の見当が着くシーンが多々あります。今後、そんな舞台を少しずつご紹介出来ればと思います。

『月刊ふるさとネットワーク』4月号に掲載されている南部町の調査の帰りに、野クル(野外活動サークル)メンバーが食べた「みのぶまんじゅう」がある栄昇堂(えいしょうどう)さんにお邪魔しました。外観や電話ボックスの位置などまで丁寧に再現されており、川辺のベンチもしっかりとありました。

店舗に入るとアニメのパネルやポスター、実写版の出演者のサインなどが並び、コロナ以前には海外から観光バスツアーで訪れるなんて事もあったそうです。今は団体での方こそ無くなったものの、キャンパーが立ち寄り購入されて行くそうです。1個65円とお手頃価格で、千円以上お買い上げの方には1個サービスでついてきます。

お店の並びには富士川を望めるベンチもあり、サービスのお茶と共に、モチモチ食感の饅頭を食べるシーンも有名です。身延へ訪れた際は是非お立ち寄りください。(本部 長内 望)

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栄昇堂 山梨県南巨摩郡身延町角打3024    電話:0556-62-1247

東京◆本部/なんで最下位!もっとアピールを【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年3月31日

「なんで栃木県が最下位なんだろうな」と少し怒りを混ぜ、腑に落ちない様子で話す者に対し「いや、最下位になるのは分かるような気がする」と応える者。今年、栃木県への出張した際、毎年恒例の都道府県魅力度ランキングについて話すある地元業者仲間との会話の一節。それまでは40番台を浮遊していましたが、2020年、栃木県が遂に最下位になってしまいました。

日常生活には支障が無いとはいえ、県民にとっては面白くないのも分かる気がします。ましてはこのコロナ禍の状況で追い打ちを掛けるような状態を。世界遺産「日光」、「鬼怒川温泉」、「那須・板室高原」、「那珂川の鮎」、「益子焼」、「宇都宮餃子」、「佐野ラーメン」、「足利学校」に「あしかがフラワーパーク」など、こんなにも素材があるのにと、栃木県担当の私も不思議さが心に刺さります。

その理由としては「関東の中でも地味」、「アピールが下手」、「県の形がゴリラの横顔」などと言われていますが。ここはやはりアピールの仕方でしょう。これまで万年最下位だった茨城県は、大井川知事のメディアの露出増、出身芸能人を多数起用したアピールなど地道な努力が報われたと言われています。

栃木県も一念発起し頑張ってもらいたいです。両県を担当している私はこれを反面教師にし、日々両県の魅力を発信することに励んで参ります。(本部・栃木県担当 金澤和宏)

▲日光市 日光連山をバックに大谷川河川敷でマレットゴルフを楽しめます。

福島◆中通り/厄年の人は洗剤を配る【地域深堀り・のぞむ歴史文化紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年3月20日

福島県の中通り・県北地域(福島市、伊達市、伊達郡など)にあるローカル風習があります。それは「厄年の人が歳の数だけ洗剤を配る」と言うものです。「日常生活で身の周りの物についてしまった「厄」を洗剤で洗い流してください」との思いが込められているのだとか。地域のホームセンターなどでは、熨斗がついた洗剤を用意されており、親戚など身近な方にお配りするそうです。

厄年の人が品物を配る風習は古くからあったそうで、時代と共に変化し、以前は「厄を飛ばす」という意味で、女性は「紙風船」、男性は「凧」を配る風習があったとか、戦前にはお赤飯などを経木に入れて配ったとか、今とは「送る物」が異なります。

県内の他の地域には全く馴染みは無く、喜多方の方に聞いたら驚いておりました。実際に61歳に歳の数だけ洗剤を配るのは送る方も、貰う方も大変な数になりますので、他の地域に根付かないのも分かります。

しかし、調べてみると三重県でも同様の風習があり、縁起担ぎの風習として、熨斗紙にメッセージを添えて年末年始に普段お世話になっている方に洗剤をお配りするそうで、少し異なる風習があるようです。

コロナウイルスも厄洗い洗剤で洗い流して、以前の生活に戻ってもらいたいものです。(本部 長内 望)

長野◆諏訪/地方のほうが進んでいる??【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年3月14日

緊急事態宣言が1ヶ月延長され、さらに2週間の延長。毎日東京都の感染者数の推移を見守る毎日です。四谷本部の周りの飲食店、特に古く馴染みのあるお店の顔ぶれが変わったり、飲食店を営むというお客様の苦しい胸の内を聞くにつれ、一日も早い収束を祈るばかりです。

諏訪にあるチェーン店で、快活な店員さんの接客が心地よいお店があります。たまに社会実習で地元中学生が接客するなど、様々な試みをしているお店です。店内でのマスク着用の説明があり、以降はタッチパネルで注文。今でこそ「黙食」なる言葉も定着し、こまめな消毒と会話を伴わない食事についても馴れてきました。料理はかわいいメロディにのって、ロボットが配膳にやってきます。

接客するロボットは大手回転寿司チェーン店の受付用の移動しないペッパー君ぐらいしか見たことがなかったので、スターウォーズのR2D2やC3-PO のような愛らしい動きに新鮮な驚きを感じました。

まだお会計まですべてを行うまでには至りませんが、非対面で接客される時代がすぐそこまで来ている気がしました。
(本部 星野 努)

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三夢株式会社
https://sam-kabu.co.jp/

栃木◆那須/自家製醤油完成、静かな餅まき・来年こそは!【那須高久・里山日誌りたーんず】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2021年3月7日

12月26日 自家製醤油完成 

醤油作りもいよいよ最後の作業の火入れ、そしてビン詰めになりました。搾りたての醤油は生醤油でそのままでは日持ちしないので、75℃~80℃で15分加熱処理をして発酵を止め殺菌をします。

火入れ中に万が一沸騰させてしまうと風味が飛び、油断して焦がそうものなら焦げ臭い醤油ができ、今までの頑張りが無になってしまいます。そんなわけで香ばしい匂いのする大鍋に付きっきりで全神経を集中して温度計とにらめっこです。

その後1週間程そのままにして澱おりを沈めます。そして上澄みだけをそーっと掬いとり、ナベの蓋の上で暖めたビンのフタを「プチッ!」とはめて出来上がりです。

▲2年がかりでやっと完成したお醤油です。

一般の醤油は食べる時、鼻から匂いが入って来るが、自家醸造醤油は「飲み込んだ時、香りが喉ごしにファ~ッと戻って来て鼻に抜ける」と、私に醤油作りを教えて下さった先生はいつも言っていました。餅搗きの時にお持ち帰りのお正月セットに間に合い皆さんに味わって頂けたことを嬉しく思います。

※お正月セット(杵搗き餅、豆餅、コンニャク、自然乾燥米、そば粉、甘酢漬け大根、白菜漬、お醤油等)


12月30日 お正月用の餅搗つき

年越し寒波襲来の予報で、凄い雪が降るのか??と心配でしたが、朝早く起きて外を見ると雪が降っていないのでひと安心しました。気温はマイナス1℃ですが、このあたりでは常日頃のことなので気になりません。今日参加される皆さんはこちらに移住された方や別荘に長期滞在されている方々です。そして新型コロナ感染症予防対策に基づいた新しい生活様式を実践している仲間達なので、私は食事の準備に気配りしお弁当作りに集中しました。

9時ちょっと前になると「サァ~始まるよ??」と1年振りに聞く懐かしい掛け声が静かな広場に響きます。同時に湯気が立ちのぼる熱々のセイロを持った仲間が小走りで運んできて、臼の中に「ドサッ!」と入れると、待ち兼ねていた搗き手3人が臼に杵を押し付けて米粒を潰す捏ね合わせが始まり、いよいよ餅搗き開始です。

▲大きな臼を二人がかりで移動します。

毎年搗き始めの1、2回に腰の弱いヘナヘナの餅ができていたのですが、今年は1回目から腰の強い素晴らしい餅ができて順調な滑り出しです。今年は様々な都合で参加できない人が数人いたので、その分代わり番こに息切れしながら頑張っていました。

半ば過ぎた頃、何げなく見た、マスクを掛けた男の人達の鼻のあたりがちょっと薄汚れた感じに見える・・・。どうしたの?と聞くと、カマドの側で暖をとっていたので煤すすけた?とか・・・。私は寒いので皆で鼻水を垂らしたのかと思ったよ。と大声で笑いたいのを堪えるのが辛かった。

餅搗きも順調に進み、最後の10回目を搗き始めた時、空模様が怪しくなってきて急にパラパラと降り出して来た。「もう少しなのに?」とブツブツ言いながら搗き始まったばかりの臼を転がすようにしてテントの中に取り込み続きを搗き無事10回終わりました。

▲熱々の米粒を手早に潰す捏ね合わせ、お餅の良し悪しが決まるポイントです。

その後、思わせ振りの雨はすぐに上がり良い天気になりました。いつもなら搗きたての「みず切り餅」に好みの味を絡めて「おいしいね~」と言いながら楽しいひとときがコロナ禍の影響でお弁当になりました。私が作った田舎膳弁当をソーシャルディスタンスとかでそれぞれの場所で広げあっち向いたりこっち向いたりして静かに食べている光景は、今までに無かった事で寂しく思いました。

来年は、周囲に気兼ね無く大声で笑い掛け声と杵の音が響く活気ある餅搗きのできる日が戻って来ることをお祈りします。
(那須店 高久タケ子)

▲普通でも息切れするのにマスク着用で「罰ゲーム?」のような息苦しさだと個々に呟いていました。

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味噌作りのお知らせ
日 時:3月27日  9~14時
28日   同上
※雨天決行
場 所:ふるさと情報館・那須店
参加費:大人2,000円、子供1,000円
(お弁当・飲み物、お土産代含む)
味噌代:白米16,500円。
玄米17,500円。
※ポリ桶付きの場合は
+1,550円。
締切り:3月15日
お申込:ふるさと情報館・本部
TEL:03-3351-5601
※各自マスクの着用及び感染拡大防止をお願いします。
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東京◆本部/新しい生活様式・時代の変化と暮らしの変容【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年3月4日

緊急事態宣言が1ヶ月延長され、やっと解除の見通しが見えてきました。ここ数ヶ月当たり前のように東京都の感染者数の推移を見守る毎日です。

小学校から帰宅した息子は、手を洗いうがいを済ますとすぐにテレビゲームへ。どうやら約束したクラスメートとオンラインゲームの中で合流し、チームを組んで見知らぬ戦いに出かけるようです。ゲーム機に繋いだマイクのあるヘッドセットで、おしゃべりしながらのプレイ。放課後に友達の家に集まってボードゲーム、外で走り回り、缶蹴りなどで騒いだりした自分たちの頃とは明らかに違う時代の移り変わりを感じます。

2017年から社会実験が始まったIT重説。ITを活用した非対面による不動産取引における新しい試みで、2年の実証を経て賃貸取引での安全性が認められ、2019年からは売買取引においても社会実験が行われています。IT重説が認められるとリモート契約はもとより、膨大に準備する紙書類を削減できるとも言います。実証結果の情報はまだ正確に伝わってきませんが、いち早く現場に届くことを期待してやみません。
(本部 星野 努)

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国土交通省
(ITを活用した重要事項説明に係る社会実験に関する検証検討会(平成27年度~)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk3_000125.html