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新刊紹介◆菜園ライフを応援します!~家庭菜園雑誌『やさい畑』秋号のご案内~

この記事の投稿者: HP担当

2025年9月24日

▲『やさい畑』秋号【(一社)家の光協会・定価1,100円】

菜園ライフを楽しむための雑誌『やさい畑』から、9月発売・秋号の内容をご紹介します。

特集は、「秋まき野菜は〝密〞が好き」。

近年は秋でも気温が高く、種まきの難易度がましています。

そこで試して欲しいのが種を〝密〞にまく方法。多めに種をまいて野菜同士を密着させて育てるとお互いが助け合い、発芽やその後の生育がよくなります。この育てワザを野菜ごとに紹介します。

▲無農薬、無肥料なのに野菜がすくすく育つ“ 菌ちゃん農法”

また、好評連載中の「家庭菜園で菌ちゃん農法」では、野菜の育ちを維持するために定期的に行う畝のメンテナンス法とタマネギやエンドウなど越冬野菜の栽培法を紹介します。〝菌ちゃん農法〞とは菌(おもに糸状菌)の力を利用した栽培法で、農薬や肥料を使わなくても虫食いのない元気な野菜が育つと、全国に広がりをみせている農法です。

ほかにも「遅くまいたハクサイを結球させるリカバリー法」や「コマツナを害虫から守る混植テクニック」など、秋の菜園で役立つヒントが盛りだくさんです。

お手にとっていただけたら幸いです。(『やさい畑』編集長・廣井禎)

山梨◆甲府市/山梨の酒が呼んでいる【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年9月21日

▲鳥もつ煮。

いきなりですが、私はお酒をたくさんたしなむ口です。週8でお酒を呑んでも平気です(7日しかないと突っ込みを入れて欲しい)。

美味しいお酒を呑みながら美味しいご飯を食べる、この時は至福を感じます。

先日、人生初めての山梨県に行った時のこと。甲府の居酒屋にふらっと立ち寄りました。店内はお客さんで賑わっており、ここは人気店のようです。

テーブルに着き、『鳥もつ煮』と『ビール』を注文。

鳥もつ煮は鶏の砂肝やレバー等を煮込んだ山梨の郷土料理です。甘辛い濃厚な醤油ダレと多彩な食感のハーモニーにビールが進みます。

お次は『馬刺し』を肴に『谷櫻』を頂きました。

▲馬刺しと谷櫻。

山梨では歴史的背景から馬刺し文化が根付いており、馬刺し好きの私には堪りません。

谷櫻はほんのり甘く切れの良い、地元の純米吟醸。酒造りに使う米を精米するところから自社で行っています。

馬刺しに薬味を乗せ口に運び谷櫻で流し込む。美味い!気づいたら二合飲んでました。

最後の締めは『シャトーメルシャン』。長い歴史をもったワインの原点とも言えるブランドです。白はフルーティーで軽く、赤はしっかりした味を感じました。やはり山梨のワインは美味い。

気づいたらさすがの私もこの日は酒に酔わされていました。どうやら、私と山梨県は相性が合ってそうです。また美味い酒と肴を求め山梨に来ようと帰り道に千鳥足で誓うのでした。(本部 浅見修光)

岩手◆八幡平市/雲上の楽園、その後【本部スタッフ・ご当地ローカル発見伝】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年9月18日

▲雲上の楽園も今やゴーストタウン化し、RC造のため今後百年以上はその姿を維持しているだろう。

岩手県八幡平市は県内北西部の奥羽山脈東麓に位置し、2005年に西根町・安代町・松尾村が対等合併して発足した市町村。

その中でも松尾村にあった松尾鉱山は古くから硫黄が採掘されることが有名で、江戸時代中期には既にその存在が知られていた。

戦前になるとその大型資本による本格的な開発が進み、一時期は東洋一の硫黄鉱山として隆盛を極めました。

当時は家賃無料・水道光熱費無料に加え、サラリーマンの当時の平均賃金の3〜4倍保証と、現代から見ても破格の待遇を提示していたことから、ヤマに入る男たちは後を絶ちませんでした。

まだ一般的な公団住宅が普及する前から、インフラ完備の鉄筋コンクリートのアパートや教育施設、映画館、病院等が標高約900mの山奥に聳えるその光景は、まさに「雲上の楽園」と呼ばれもてはやされました。

しかし坑内での落盤・爆発・火災事故も多かったことから、いわゆるハイリスク・ハイリターンの仕事だったため、人の入れ替わりも一際激しかったといいます。

そして高度経済成長期に入ると、産出される硫黄の需要減や生産コストの増大から一気に経営が傾き始め、エネルギー革命により日本各地の炭鉱が閉山し始めた時期と同じ1969年に経営悪化から閉山。

その結果莫大な解体コストがかかるRC構造の緑が丘アパート群は放置され、閉山から半世紀以上経過した今でもひっそりそこに人々の繁栄と衰退の歴史を証明しています。(本部 髙橋瑞希)

田舎暮らし四方山話よもやまばなし~その2~【情報館設立35年。その体験をもとに田舎暮らしへのアドバイス】

この記事の投稿者: 総務

2025年9月15日

◆不便な田舎は昔語り?

「ホトトギス鳴きつる里に来てみれば、酒屋に3里、豆腐屋に2里」は、江戸時代の狂歌であるが昔の田舎は不便だった。酒を買うにも歩いて3時間もかかったのである。

道路が整備され、車でひとっ走りの時代となった。流通や通信の発達した現代では、5里どころか100キロの道のりも、もはや問題ではない。

とはいえ、いくら田舎が便利なったからといって、コンビニが徒歩圏内にあるのを期待するのは間違っている。

「JRの駅から近くて、坂道が少ない所で、病院やスーパーの近い所に移り住みたいのですが・・・」と相談を受けることも多い。そんな人には「では、都会で暮らしたら」というしかない。

田舎にデパートはないし、買い物は都会に比べて不便である。しかし、たとえ駅が近くても、毎日どこに出かけるのだろう。

坂道を歩き、さんさんと輝く太陽の下で、畑仕事に精を出す。だから田舎のお年寄りは元気なのである。

利便性だけを求めるなら都会がいい。でも都会では、水も空気も食べ物も作ることはできない。消費だけの都会と比べて、田舎ではさまざまなものを「手づくり」することが出来る。

都会にはない、余りあるものが田舎にはある。それを求める人のみが田舎暮らしの有資格者なのである。

◆農村と都市が共に手を携えて

人生90年の高齢化社会となり、50年の会社勤め後、健康に30年をどう過ごすか。

リタイア後も都会に住み続けなければならないという理由はない。おいしい水と空気があり、新鮮な野菜と果物に恵まれた田園暮らしを望むのは、高齢社会における暮らし方の大きな選択肢の一つとなってきたのである。

阪神大震災や東日本大震災級の大災害が何時大都市を襲うかも分からない。これまでの「都会は快適で安全」という神話が崩壊し、都会の不安は増大している。

一方農山村では、過疎高齢化がいっそう進行し、休耕地が増え山林が荒れてきている。

今こそ、都市と農村が共に生きる方策を探るべき時である。

農山村は都会で疲労した人々を回復させる力を持っている。農山村が求めているのは農山村を活気づける都会の元気な人々との結びつきである。人がいて初めて地域がよみがえる。一度上流から下流に下った人間が、上流に上るとすれば、それなりの心構えが必要である。

それは、上流の環境を汚さないこと。疲弊した上流がよみがえることに、わずかでも役立つというということである。

消費と浪費ばかりの都会生活とは違った、田舎での充実した暮らし方があるはずである。

◆まずは田舎に出かけてみよう ~あなたは「海彦」派?「山彦」派?~

「田舎暮らしは、山村がいいのか、海に近い場所がいいのか」。それも人それぞれである。

気高くそびえる山々や渓流に心の安らぎを感じる「山彦」の人もいれば、海を見て安息を覚える「海彦」の人もいる。

ひょっとしたら潮騒に心臓の鼓動が共鳴する人は、原始海から上陸した祖先を感じるのかもしれないし、また山のほとばしる渓流に祖先を感じる人は山から生まれたのかもしれない。

あなたが「海彦」なのか「山彦」なのかを決めるのは、あなたしかいないが、冬の寒さを避けたいという人は、海岸地方の温暖な地方を選んだ方がいいし、夏の蒸し暑さを避けたいという人は山間地の農山村がいいだろう。

しかし、人はそんなに簡単に「山彦」と「海彦」派に分けられるだろうか。人はそのどちらの要素も兼ね備えているのではないではないかと思う。

たとえば、海辺に近い所をと海辺に近い所を千葉県南房総で長く土地を探していたある人の場合。

ある秋の日の休日、その日も南房総に行く予定だったが、朝のテレビで那須の紅葉を見て急に那須に出かける気になった。その時案内された雑木林がすっかり気に入り、終のすみかに決めてしまった。「海彦」が「山彦」に急変したのである。

この場合、自分は「海彦」だとばかり思っていたが、実は内面的には「山彦」で、山間部の出かけて、はじめてそのことが分かったということだろう。(本部 佐藤彰啓)

福島◆南会津町/南会津でも暑い・・・【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】 

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2025年9月13日

▲毎年思うが、今年は特に暑い!!!

皆様、今日は8月2日ですが、如何お過ごしでしょうか?

移住して2度目の夏を迎えましたが、昨年より確実に暑いです!集落内での挨拶は毎日「いやぁ今日も暑いなや〜」ですよ。

昨年の夏はコラムに書きましたが、エアコンは使わずに何とか扇風機で乗り越えましたが、今年はさすがに歳(六十二)のせいか、遂に禁断のリモコンスイッチをポチっと!涼しい、最高ですね!

そこでふと思ったのは、昨年と比べて本当に暑いのか?

そんなわけでちょっと調べてみたら、昨年7月の最高気温平均28.8度で本年7月は29.7度と、約1度高いですね。

ちなみに1991〜2020年7月まで10年間の最高気温平均は27.2度。

と言うことは、一昔前と比べると2.5度上昇していることになりますね。なんだかなぁ・・・。

ニュースで北海道が40度近いと聞くと、頭の中は「?」ですよ。勝手に「北海道は涼しい!」と思っていたんですけどね。何だか地球が病んでいる気がするのは私だけ?

移住してからお遊びで色々と野菜を栽培しており、昨年は豊作で近所に配っていましたが、今年は自家消費分で精一杯。

天候の影響なのか、はたまた腕が悪いのかは不明ですが、正直不作ですよ。

▲毎朝現れる小鹿の様子。

そんな中でも楽しみなのは毎朝現れる小鹿です。

畑の中にちょこんと座っていて、行くと立ち上がり「お父さん、お母さんおはようございます」みたいな顔してますよ。

こちらも食害など特に被害はないので暖かく見守っています!(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

岩手◆大船渡市/大船渡市 道の駅さんりく【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2025年9月10日

▲大船渡市観光マップ。

今年2月6日に発生した大船渡市の山火事は3月9日に鎮圧宣言がされるまで12日以上にわたって山林を燃え尽くしました。

初めは赤崎町合足あったりあたりに発生した地表火が強風に煽られて大規模な樹冠火となって拡大、さらには火の粉が湾対岸の田浜地区に風で運ばれて同時多発的火事が発生したのです。

焼失面積は2,900haにのぼり、平成以降日本最大級の山林火災となりました。

こんな中で、東北各県から消火活動の応援を頂きながら、各避難所での生活を余儀なくされました。

自然の猛威には逆らえなくて、人為での消火が出来なくて、焦燥感に襲われる中、3月5日から雨が降ったお蔭で火事は小さくなり、3月9日に鎮圧宣言されたのでした。

普段は三陸リアス海岸の海と山林が風光明媚に映る穏やかな海岸線も、この地では茶色く焼けただれた被害は海岸線まで迫っています。

人的な被害はご老人が一人死亡しました。住宅建物の被害は84棟でした。

▲道の駅さんりく。

この半島の反対側で、今回の災害を逃れた地区に「道の駅さんりく」がありまして、近くには日帰り温泉「夏虫の湯」もあり、今回の災害支援の応援基地として、大変な活躍した処です。

どうぞお近くを通った際は応援の意味も込めてお寄り頂きたいです。

ここから車で10分程度のところにも、弊社取り扱いの物件がございます。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

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道の駅さんりく(三陸ふるさと振興株式会社ホームページより引用)

・所在地:〒022-0101 岩手県大船渡市三陸町越喜来井戸洞95−27

・駐車場:あり(第1駐車場:67台、大型:8台、第2駐車場:25台、[身障者専用] パーキング:3)

山梨◆八ヶ岳/秋風の候、9月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】 

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2025年9月7日

▲稲穂が黄金色に輝き、奥には南アルプスの山並み。(山梨県北杜市)

北杜市では、夏の終わりと秋の訪れを感じる時期となりました。

夏の終わりと共に家族連れの観光客が減り、車も減り、スーパーではバーベキューの食材コーナーが消え、飲食店やパン屋でもゆとりが感じられます。夏というイベントが終わって、少しの寂しさと共に、日常が戻ってきたという感じでしょうか。

一方で夏山登山は、気候が安定し、一番良い季節かもしれません。

7月のある日、以前から、やりたいと思いつつ、先延ばしにしてきた事を実行に移しました。

それは、小海線で旅をするということ。

▲のんびりと流れる時間を楽しむ小海線の旅。

小海線は山梨県北杜市の小淵沢駅から長野県小諸市の小諸駅までを結ぶ鉄道で、八ヶ岳高原線の愛称がつけられています。単線、各駅停車のみ、車両は2両編成、1時間に1本ほどの間隔でダイヤが組まれています。今まで乗ったことはあるものの、ごく短い区間だけでした。

今回は最寄りの甲斐大泉駅から小諸駅まで約2時間、停車駅は何と28駅。そこから乗り換え、しなの鉄道で軽井沢まで約20分。全体で約1時間30分の電車旅です。

軽井沢までは車で度々行くのですが、時間はあまり変わりません。停車駅の多さの割には、意外に早いと思いました。

当日は8時台の列車に乗り込みました。これを逃すと次は2時間半後。運行本数は少ないです。

無人駅の為、駅員はおらず、ホームで待つのは我々夫婦のみ。誰もいない駅でポツンといるのは初めてで、列車は来るのだろうかと少し心配になりましたが、時刻通りに到着。乗り込むと、人はまばらで席にも余裕がありました。

動き出すと、冷房が効く中、コトコトと動く車両の揺れが気持ち良い。車窓からの眺めは、森の中に飛び込んでいくという表現がピッタリで、木々の緑のトンネルの中を走っていきます。たまに、枝葉が窓にあたり、なんだかテーマパークにいるようなワクワク感があります。

木々とトンネルを抜けると、曲がりくねった千曲川の眺め。たまに鳴らされる警笛は、鹿を除けるものです(衝突事故で運休することが度々)。

▲のんびりと流れる時間を楽しむ小海線の旅。

鉄道の旅はよそ見が出来る、眠っても良いし、本も読める。車の運転と違い、注意散漫でも、勝手に進んでくれるのは嬉しいことです。これも普段は車移動が中心で、バス、電車に乗ることが無いから余計に感じるのかもしれません。

そして、同じ目的地に行くのでも、車とは見える景色が全く変わり、同じ場所への移動とは思えませんでした。

登山でも同じ山頂であっても、ルートが変われば全く違う山になります。普段と違う方法で移動するだけで、心境も変わってくる。そんなことを改めて感じた良い旅となりました。

次回は、季節を変え、冬景色を愛でながら乗りたいなと思います。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

東京◆本部/終活と不動産売却【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年9月4日

▲相続時に困らないための不動産売却。

田舎物件の売却理由は人それぞれのため一概には言えませんが、とりわけ最近では“終活”のため手放すという方が増えてきたように感じます。

また所有者様がお亡くなりになってから、自分たちは1度も物件現地を見たことないという相続人様からのご依頼もあり、これに通じることは親子間での不動産相続の希薄化ではないでしょうか。

バブル期の土地神話から40年近く経過した現代では、もはや買った時より高く売れる方が稀で、モノによっては市場価値が0円という“負”動産も実在することもこれまた事実。

土地建物は植物と同じで感情こそは無けれども、定期的なメンテナンスを怠ると干からびて死んでしまいます。

不動産自体よりも不動産売却益を現金で渡して、自身の相続時に余計な火種を残したくないという親御様のご意見も至極真っ当なもの。

不動産は何でもかんでも売れるわけではなく、そもそも商品にすらならない状態となっては手遅れのため、まずは空き家になった時点で田舎物件の専門業者に相談するのが得策でしょう。(本部 髙橋 瑞希)