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福島◆会津若松市/会津地方とは・・・(1)【地域駐在スタッフ・福島六十の手習い】

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2023年8月17日

▲会津若松の象徴「鶴ヶ城」。

福島県の西部に当たり、西に越後山脈と東に奥羽山脈に挟まれた日本海側内陸の地域が会津地方です。

福島県は奥羽山脈と阿武隈高地によって区切られており、西から順に「会津地方」と「中通り」と「浜通り」の三地域に区分されています。

天候は三地域で全く異なり会津地方のみが多雪で中通りは少雪、浜通りは比較的温暖です。

よって会津地方の山間部は十二月から三月までは雪との闘いになりますがその雪でスキー客に来ていただけるのでちょっと微妙ですね。

また、皆様学生時代に修学旅行で来県されたことがあるかと思いますが福島県の象徴である磐梯山、猪苗代湖が県民の拠り所になっております。

古事記によれば、古くは「相津」と書いたといいます。

崇神(すじん)天皇の時代、諸国平定の任務を終えた四道(しどう)将軍大毘古命(おおびこのみこと)と建沼河別命(たけぬなかわわけのみこと)の親子が、この地で合流したことに由来し会津美里町の伊佐須美神社縁起にも伝承があります。

会津地方ですが会津若松市、喜多方市、北塩原村、西会津町、磐梯町、猪苗代町、会津坂下町、湯川村、柳津町、三島町、金山町、昭和村、会津美里町、下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町(順不同)と十七市町村となっておりそれぞれが自然豊かでアウトドア好きの私には最高の場所です。

また福島へ来てくなんしょ!(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

福島◆奥会津/みんなで護る、日本の宝【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年7月21日

▲日本はおろか国際的にも有名な只見川第1橋梁。海外から来るカメラマンも今や珍しくなくなった。

2022年10月1日、約11年ぶりに全線で運行を再開した人気の秘境ローカル線「JR只見線」は、再開後の車内は超満員になるほど人気を博し、新型コロナウイルス感染者数も次第に減少していたこともあり、沿線の観光需要も徐々に回復傾向にあるという。

全国で自然災害により長期運休を強いられている赤字ローカル線が、バス転換やBRT化などの従来の鉄道に依存しない方式で公共交通を維持している中、只見線が鉄道として復旧したのは、昨今の情勢下としては異例の事態と言えるだろう。

しかし今回の路線復旧は一般的な災害復旧ではなく、2017年に県や自治体とJRの間で締結された「上下分離方式」によるものである。

上下分離方式とは、JRなどの鉄道事業者が車両や乗務員の手配を、都道府県や地方自治体が線路や駅施設などの維持費を負担することで、鉄道による存続を図る方式。この方式は言うまでもなく、維持費の負担源は地元住民の税金投入によるもの。

今回復旧と条件に提示された只見線(会津川口〜只見)の鉄道施設維持費、年間約3億円の7割を福島県が、残り3割を会津17市町村で、これから只見線が走り続ける限り費用負担を行われなければならない(復旧工事に発生した費用の約90億円は国・福島県と17市町村とJR東日本で3分の1ずつ負担済み)。

▲朝の会津坂下駅はちょうど通学時間帯ということもあり、ホームには多くの高校生で賑わっている。

会津川口〜只見間が走るのは金山町と只見町のみだが、この区間の復旧は会津地方全員の総意、ということで鉄道路線自体が通っていない北塩原村・昭和村・檜枝岐村も費用負担に加わっていることになる。

つまり只見線の赤字問題は沿線自治体だけではなく、会津地方に住む人々全員が関わっている問題なのだ。

復旧した区間は1日わずか3往復の普通列車が走るのみ。

業界の相場として、3往復/日という列車本数は、沿線住民の日常利用がほぼ皆無であることを意味し、観光利用等で赤字額を補填しないと今後の赤字額が増えるばかりなのは火を見るより明らかだ。

無論只見線を日常的に利用するしないに問わず、税金投入はこれからも永続的に続いていく。

今年度から只見線に新たな観光列車の設定が検討されているが、やはり物珍しさの1回ぽっきりでは何の意味もない。

何度でも只見線に乗り、奥会津に通いたくなるような魅力を、会津人全員で考えていかなければ只見線の将来に明るい兆しは見えない。

▲只見線は全国屈指の豪雪地帯を走ることでも有名で、国鉄時代の赤字路線整理の際も、冬期代替道路未整備という名目で廃止を逃れている。

先日映画化もした只見線専門の某有名鉄道写真家が、「只見線は日本の宝、闘いはこれからだ」と言い放ったように、みんなで一致団結して鉄路を維持していこうというマイレール意識が、明日の只見線を走らせる第一歩になるのであろう。(本部 高橋瑞希)

 

福島◆小野町/時代と共に変化した城下町【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年3月20日

▲小野町の中心地に位置しアクセスは良好。火曜~日曜の10時~16時に営業中。

福島県田村郡小野町は自然に囲まれた緑豊かな市町村で、かつては浜通りと中通りを結ぶ磐城街道の宿場町として機能した。

戦国時代には小野佐右衛門が開城したと言われている「小野城」の城下町としても発展した。

小野城が廃城となった後は、農業や酪農といった第一次産業が主流となったが、戦後になってある企業の工場が置かれることとなる。

それが現在玩具業界大手タカラトミーの前身にあたる、タカラ福島工場だ。

工場が小野町に誘致されたのは、タカラ創業者の故佐藤安太氏の出身地が、お隣のいわき市(旧石城郡三和町)だった縁だという。

そんな福島工場は1993年に工場とテーマパークが合体した施設、「リカちゃんキャッスル」として生まれ変わることとなる。

外観はまさにリカちゃんの世界観をイメージしたお城で、歴代リカちゃんに関する展示はもちろんのこと、リカちゃんグッズもたくさん販売しており、ファンにとってはまさに夢のような空間だ。

今では小野町の貴重な観光資源として、日本各地から大勢のファンが集まるようになった。

福島県には福島五大名城と言われる、三春城(三春町)、二本松城(二本松市)、白河小峰城(白河市)、若松城(会津若松市)、向羽黒山城(会津美里町)があるが、リカちゃんキャッスルが今後名城として認められたら、ゆくゆくは福島六大名城と呼ばれる日が来るのかもしれない。(本部 髙橋瑞希)

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リカちゃんキャッスル(公式ホームページ:https://liccacastle.co.jp/より引用)
所在地:〒963-3401 福島県田村郡小野町小野新町中通51-3

アクセス(車):須賀川IC&郡山ICから国道49号をいわき方面へ。田母神交差点を左折(右にガソリンスタンド・県道13号線を小野方面へ)
矢吹IC=あぶくま高原道路 小野ICより5分

アクセス(電車):JR磐越東線 野新町駅より徒歩10分

営業時間:10:00~16:00(最終入館15:30)
定休日:月曜日休館
駐車場:無料

チケット
≪一般≫
大人(高校生以上):1,000円
2才以上~中学生:800円

≪団体割引(25名以上対象)≫
大人(高校生以上):900円
2才以上~中学生:720円

≪障害者割引(障害者手帳のご提示が必要です)≫
大人(高校生以上):500円
2才以上~中学生:400円

東京◆本部/野菜の意外な親戚【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年8月26日

▲福島県田村市で栽培されているタバコの葉。

嗜好品といえば人によって好きなものは様々ですが、よく代表的な例として挙げられるのは、お酒やコーヒー、紅茶などです。

嗜好品として忘れてはならないのはやはりタバコです。

現代では至る場所で喫煙できる空間が減っています。

昔を知っている愛煙家からはしばしば嘆きの声を聞きます。

ただ喫煙スペースの減少や税金の負担額が大きくなったりしただけでは、タバコの需要がピタッと無くなることはありません。

日本では江戸時代から品種によって様々な地域でタバコの生産が行われています。

1月に種まき、5月に開花、6月に葉を収穫し10月まで乾燥させ、JT(日本たばこ産業・旧日本専売公社)に出荷されます。

東日本ではバーレー種、西日本では黄色種が主に栽培され、先日訪れた福島のタバコ畑では見事に青々とした葉が広がっていました。

このタバコという植物は、ナス科に分類されるため野菜のナスやジャガイモ、トマトの仲間になります。

これら野菜との大きな違いは、タバコは食料として実や根を収穫するのではなく、葉を乾燥させたものがタバコという嗜好品の原料となるので、野菜の仲間というより親戚にあたる存在になるのかもしれません。(本部 高橋瑞希)

🌸福島県の物件はこちらから🌸

福島◆喜多方/空き家の利活用なら、リフォーム補助を賢く使おう!【物件こぼれ話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2017年2月22日

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福島県では、「福島県空き家・ふるさと復興支援事業」として、空き家のリフォーム等に補助金を受ける制度があります。補助対象者は、東日本大震災・原子力災害で被災・避難されている方、県外から福島県に移住される方です。

移住される方は、1年以上定住する必要があります。福島県内の空き家を購入または賃貸借契約する方を対象にしており、現在お住まいの自宅等は対象外です。

補助額は、ハウスクリーニング等の最大40万円、リフォーム工事費の2分の1で最大150万円です。

 

 実際に喜多方市の古民家650万円(14010Y)で試算してみました。

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建物は2階建て延72坪の大型古民家です。

 

業者さんに見積もってもらったところ、総費用は税込307万円で、この制度で受けられる最大の補助金は、ハウスクリーニング+リフォームで約166万円となります。

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※公的な補助金は申請時期によってすでに年度内の予算を使い果たしている場合がありますので、リフォーム時期にあわせて再度確認をお願いします。

リフォームの自己負担額と物件価格を合わせると、リフォーム済み古民家が790万円で購入できることになります。かなりお得な物件になりそうですね。(本部・山中 準一)

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喜多方市(旧熱塩加納村)650万円古民家
http://furusato-net.co.jp/wordpress/14010Y

福島県◆中通りエリア/福島中通り限定の物件見学会を開催します!【イベントのお知らせ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2011年2月2日

来る!2011年2月11日というすばらしい日に福島県玉川村・平田村・須賀川市の3町を巡る現地見学会を行いたいと思います。

郡山や福島空港へのアクセス良好、阿武隈山系の適度な起伏のある農村地帯!

本日現在、現地より降雪の報告なし!見学会日和!

電車の方は郡山駅まで新幹線でどうぞ!

春を眼前に、東北の魅力満載、この機会に是非ともお出かけして下さい

このイベントは終了しました

(ふるさと情報館会員以外の方でご参加希望の方は、このページを見た!とお伝えください)

お申し込み・お問い合わせは
ふるさと情報館・本部  東北担当やまなか まで!
TEL 03-3351-5601

東京◆本部/7月号の取材に行ってきました【情報誌・編集部からのお知らせ】

この記事の投稿者: 編集

2008年6月10日

先週、次号(7月号)の取材に行ってきました。
行き先は福島県、会津エリア。
このエリアにはまだ多くの古民家が残っています。

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「古民家」は検索エンジンでのキーワードでも上位に入る人気の物件。
でも、同時に「修繕に相当なお金がかかるのでは?」
「すきま風などで冬は寒いのでは?」といった不安もつきまといます。

次号では会津の古民家を購入した方3組にご登場いただき、
暮らしぶりをご紹介すると共に、こういった疑問に答えていただきます。

どうぞご期待ください。

写真上:古民家の和室
写真中:古民家の入蔵
写真下:物件調査する本部営業・山中

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