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群馬◆渋川市/洞窟から滝の裏側を見る【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年3月18日

▲雄滝の落差は37m。豪快に水しぶきを上げながら滝壺へ流れ落ちている。

榛名山、妙義山と並び、上毛三山の一つ赤城山の西斜面にある「棚下不動の滝たなしたふどうのたき」は、「日本の滝100選」にも選ばれた、棚下地区にある不動の滝です。

「雄滝」と「雌滝」の2つの不動滝があり、「雌滝」は近づけない為、遠くから見上げるだけになりますが、「雄滝」は、遊歩道があり滝の裏側まで登る事ができます。

駐車場から舗装された少し急な道を登り、利根川を見下ろす事ができ、徒歩15分程で雄滝に着きます。

▲東日本の震災で駐車場に落ちてきた巨岩に彫られた不動明王。

滝の裏側の崖が大きくえぐれた洞窟になっていて、不動奥院が祀られています。色々な角度からこの滝を眺めることができ、裏見することもできるので「裏見うらみの滝」としても知られています。

春には若葉が彩り、秋には鮮やかな紅葉が滝を引き立てるなど、四季折々に変化する景観を楽しめる場所です。

渋川市へお越しの際は、是非、立寄って欲しい場所です。(本部 角南辰彦)

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棚下不動の滝たなしたふどうのたき渋川市観光情報より引用)

・駐車場:乗用車15台程度、大型バス2台程度駐車可能
 (駐車場住所:群馬県渋川市赤城町棚下911番地)

・アクセス
【普通車でのアクセス】
・敷島駅→(北進)→「西原」交差点直進→(約4km北進)→現地 【約10分】
・赤城インターチェンジ→渋川方面(県道70号)→「西原」交差点右折→(約4km北進)→現地 【約25分】
※「西原」交差点から北側、道幅が狭いところがありますので、スピードを落として注意しながら走行してください。
 
【大型バスでのアクセス】
・赤城インターチェンジ→渋川方面(県道70号)→「伊熊」交差点右折(国道17号)→(約5km北進)→綾戸橋右折(県道255号)→(約1.5km南進)→現地 【約20分】
※棚下不動の滝から南側は大型車の通行ができませんので、お帰りの際も同じルートをご利用ください。

群馬◆甘楽町/物件ウォッチ誌上オンエアー (文化放送「大人ファンクラブ」毎週土曜日06: 25 より。中村の放送回は毎月第4週目)

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2022年1月25日

群馬県甘楽町(かんらまち)野菜畑を楽しむ家

今回は群馬県の南部に位置する「甘楽郡甘楽町」の物件の話。「甘」と「楽」を冠した市町村はわたしの調べた限りで、群馬県(邑楽郡)、愛知県(北設楽郡)、京都府(相楽郡)、東京都(千代田区有楽町)など「楽」はそれぞれ特徴のある地域が多い。それにしても「甘く楽しい」とは、わたし的には全国最高位に位置する市町村名であることだけは確かだ。

町域は58平方キロメートルで(ちょうど世田谷区と同規模)、人口は2019年の住民基本台帳によれば13、185人。地形的には南部の山間地(平均標高700メートル)、中央部の丘陵地(同300メートル)、北部の田園地帯(同115メートル)と起伏に富んでいる。山あり谷ありの変化に富んだ地形は私の好みとも一致している。

▲甘楽町役場。(上州の小京都とも呼ばれる小幡地区にある)

気候は内陸性で寒暖差が大きく冬場の日照時間は長い(2018年の1月の日照時間は192時間で月毎では最長)。こうした地域では農産物の良好な産地が多く滋味あふれる食べ物も多いと聞く。

▲立派な小幡の看板。

また、甘楽は高崎と富岡・下仁田を結ぶ交通の要衝地にあたり、町内を東西に走る下仁田街道(現国道254号線およびバイパス)のほか私鉄の上信電鉄がある。この上信電鉄は高崎と下仁田を27分あまりで結んでいるが、鉄道や物流の中心地・高崎駅では0(ゼロ)番線ホームが発着番線なのだ。訪問者にとってはゼロというのがなんとも言えずに良い。

わたしは東北出張の帰り道、上信越自動車道の吉井インターを降りて甘楽に向かったが、次の富岡インターともほぼ中間に位置するようだ。そして往時をしのぶ雰囲気を醸し出す甘楽パーキングにスマートインターが2023年3月にできる予定だという。このインターができれば交通アクセスが飛躍的に向上するのは間違いない。

▲上信越道甘楽パーキング上り。

約束の時間に物件現地で売主とお会いする。周辺はほどよく宅地が点在し、農地がその周りに配する。その中心には白倉神社が鎮座する。敷地は東側が河川、西側が県道に面していた。

▲白倉城は2つの山城の総称。甘楽ふれあいの丘には甘楽中学がある。

物件の第一印象は「よく手入れされているな」だった。農地の一角に「Jardin Potager」(ジャルダン・ポタジェ)の看板が目に止まった。フランス語でその意味するところは「野菜畑」なのだそうだが、ハーブなども多品種植えられていてその多様性が今風でもある。昔から一反(約300坪)という敷地の広さは、農家住宅の基本と言われてきた。母屋があり、離れがあり、納屋がある。そして地続きの目の前には菜園が広がっている。指し呼この間に完結できる田舎暮らしの理想形を絵に描いたような物件といえるのだ。

▲野菜畑の様子。

しかも本下水の受益者負担金は支払い済みであるので、工事をすれば下水も利用できる。さらに100メートルほどの場所には竹林があり、こちらも付属される(実は収録時パーソナリティーの残間さんが一番興味を示されたのがこの竹林です)。

毎年4月にはタケノコを思う存分味わうことができる。自給を目指す暮らしも良いだろうし、民家カフェなど営業物件としても一考に値する。

▲石積み付近が現地。山城の時代に設けられた擁壁と推定される。

わたしはその後西側の丘陵地にあるモダンな町立の中学校や文化会館を見て回ることができた。江戸時代の小幡藩のお城下は新旧がほどよく交わった甘く楽しい町として、これからも続いていくことだろう。

▲由緒ある白倉神社。

▲白倉氏居城跡。

駅伝の名門・東京農大二高の脇を通って高崎駅の繁華街に向かった。人づてによると群馬県人はうどん好きなのだという。秋田の稲庭うどん、香川の讃岐うどんとあわせて全国三大うどんと並び称されるという(異論はあると思いますが)、群馬の水沢うどんを食べることにした。

濃い目のつけ汁に合ったざるうどんはのど越しも良く品のある味だった。(八ヶ岳事務所 中村健二)

▲ご当地「水沢うどん」。

群馬◆南牧村/おいでなんし、なんもく村【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年7月25日

▲どこか時間がストップしたような町並みが残る山あいの集落です。

群馬県の西端、山を隔てて長野県と接する甘楽郡南牧村。「なんもくむら」と読み(長野県にあるのは「みなみまきむら」)日本一高齢化の進む村として紹介されることが多いです。実際に訪れてみるとインターチェンジや駅がある下仁田町から県道45号線で一本道。車で約10分から30分くらいの所にあります。

村内にはコンビニは無く、おそらく信号は中学校の前の1ヶ所。県道沿いには映画のセットのような古い民家集落が今でも残り、かつて村の基幹産業であった深い山林、県境の厳しい風土と生活の変化、農山村特有の文化を感じます。

地元便利屋さんを営む茂木さんから空き家のかたづけがあると声を掛けて頂きました。古民家の中には大正や昭和初期の物品・懐かしい雑誌や農機具が残っていて、隣りのおばあちゃんも出てきて廃品利用の合間に思い出話に花が咲きます。

▲昔の農機具が良い状態で保管されていることなんかも良くあるそうです。

▲農村雑誌『家の光』は地方の愛読雑誌。表紙も味わいのある新年号付録

最近、埼玉の西武園ゆうえんちがリニューアルされ好評だと聞きます。入口からアーチを大正・昭和の人情味溢れる商店街に見立てた舞台空間としたそうです。園内の老朽化した遊具すべても、タイムスリップの没入感を高める備品に昇華。南牧村にも最近古民家を活かした新しいカフェなども見られ、村内にはかなり立派な滝もたくさんあり、まだまだ知られていない魅力がありそうです。(本部 星野 努)

▲南牧の三名瀑のひとつ「線ケ滝」へ

▲なかなかの高低差です。

▲悲しい云われがあるようです。。。

▲滝めぐりのパンフレットがあります。(リンク:村のHPへ)

群馬◆箕郷町/名のみぞ残る箕輪の里【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年3月14日


榛名山の南東に位置し、平成の大合併で高崎市に編入された箕郷町(みさとまち)。ここには日本百名城にも数えられる箕輪(みのわ)城(跡)がある。築城された正確な年は不明だが、長野氏によって築城され、戦国期には長野業正(業政・なりまさ)によって上州に侵攻した武田信玄を幾度と無く撃退。「業正一人が上野にいる限り、上野を攻め取ることはできぬ」と言わしめ、箕輪城攻略は、業正の死を知って初めて成就された。

武田氏滅亡後は、業正と縁のあった真田家を経て、箕輪城は織田家中の滝川一益、相模の北条家など大国に翻弄されることとなり、徳川家四天王・井伊直政が入城、直政が高崎城に本拠地を移すまで、北関東の要であった。高崎城への移城は武士、職人や商人、寺社仏閣まで城下町全てが引っ越すまでのもので、連雀町や鍛冶町など箕輪から高崎に町名まで引き継がれ、反対に空き家となった箕輪城下を指して西明屋や東明屋の地名が生まれたと言われている。

現在の城跡は直政在城当時のものとされ、広い敷地は散策コースとなり、四季折々の自然、特に深さのある土塁は見応えある。近隣の箕郷梅園と共に、梅や桜の季節にかつての群馬の中心に訪れてみてはどうだろう。(本部 星野努)

※落城時の城主・業盛(業正の息子・享年23)の墓碑より:春風に梅も桜も散り果てて、名のみぞ残る箕輪の里かな

▲本丸を囲む深い堀跡と土塁。百名城スタンプは支所と公民館にある。

高崎市箕郷町の物件(16268H)

群馬◆下仁田町/大正ロマンの中でランチを【本部スタッフ・食いしん坊万歳!】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2018年11月22日

群馬県西部、上信電鉄の終着駅となる下仁田町。こんにゃくやネギだけでは無く「下仁田かつ丼」をウリに観光客誘致に努めています。

卵とじかつ丼や他のソースかつ丼と異なり、揚げたカツをサッと醤油だれにくぐらせ、さっぱりしているのが特徴です。お店が集まる中央通りのレトロな町並みは、以前本誌でもご紹介させて頂きました。町内8店舗が加盟する「下仁田かつ丼の会」では11月30日までスタンプラリーを開催中で、店舗ごとに特色ある「下仁田かつ丼」が楽しめます。

定番は定食屋「きよしや食堂」、洋食レストラン「安兵衛」。今回の出張では中央通りの入口にある大正元年創業の割烹旅館「常盤館」に入ってみました。

女将らしき女性に通された客室に思わず感嘆。落ち着いた灯りに照らされ、漆で輝くダイニングテーブルと、畳の上で椅子に座って食事できる厳かな雰囲気は、880円の「下仁田かつ丼」で堪能するには余りある体験となるはずです。(本部 星野 努)

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☆「常盤館」下仁田町下仁田359-2 TEL: 0274-82-2216 ランチ11:30~14:00(L.O.)
 ※夜は予約制 月曜定休 宿泊も可能

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11月23日(祝)は下仁田ねぎ祭り開催!
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群馬◆沼田市/瓦礫の中から大金発見・・・ピンチとチャンスは表裏一体?!【ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2017年9月13日


群馬県沼田市の廃棄物収集運搬会社が、収集物の分別作業中に4251万円という大金を発見し、沼田署に届出ていたニュース。晴れて持主が特定され、代理人の男性に返還されたそうだ。

新聞によれば、持主が死亡した後に住居を取壊し、その瓦礫を廃棄物会社が引き取り、大量のお札の入った紙袋を発見したのが事の発端。見つかったお金は廃棄会社の敷地内とはいえ「拾得物」となり、そのまま3ヶ月間所有者が現れなかった場合は見つけた会社のものとなる。もちろん真の所有者が現れた場合でも「報労金」として5%〜20%程度が支払われ、今回、実際に名乗り出た所有者の代理人から850万2000円が、発見した会社に支払われたという。

ただそのまま受けとったとしても、噂が噂を呼び、インターネットでは心ない中傷など、手放しで喜ぶのが難しいことは想像できる。その会社の41才の社長さんはさらに約150万円を上乗せし、合計1000万円を沼田市にそのまま寄付したそうだ。

下手に「報労金」で何か新しいモノを購入したとしたら、「あのお金で・・・」と言われ続けるかもしれないリスク。むしろモラル向上と法令遵守を内外に示し、何より従業員が会社に誇りを持つ、見事な判断だったのではないだろうか。

寄付金は市の基金に組み入れられ、社会福祉向上に充てられるという。(本部・群馬担当 星野 努)

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上毛新聞(8月2日記事より)
http://www.jomo-news.co.jp/ns/5815016039849336/news.html

 

沼田市はこんなところ

東京◆有楽町/ふるさと回帰フェア2015/9月13日(日)東京国際フォーラム

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2015年9月9日

kaiki2015

今年もふるさと回帰フェアの季節になりました。(主催:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター)大阪会場は先日8月22日に終了、今回は東京会場:東京国際フォーラム展示ホールで9月13日(日)に開催します。

出展者で注目しているのが、ゆるキャラぐんまちゃんの快進撃で知られる「群馬県」、担当者の力が入っていると聞きました。

また、静岡県島田市も、大井川流域、旧川根町を擁する里山地域があり、最近良く名前を聞くようになった田舎暮らしの注目自治体です。

台風が過ぎ、週末には天候が回復するようです。
是非お時間ある方はこの機会におでかけしてみてはいかがでしょうか?

ふるさと回帰フェア2015
http://www.furusatokaiki.net/fair/2015/

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注目エリア
群馬県の物件一覧
http://furusato-net.co.jp/wordpress/bukken/群馬県

静岡県島田市物件一覧
http://furusato-net.co.jp/wordpress/bukken/島田市

群馬◆赤城/赤城山の南麓にて・・・【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2010年5月6日

新たに群馬エリアも担当となりました星野です。

2月より物件の再調査で群馬の各地を回ってます。今は地名とエリアの把握に努めている所です。平成の大合併がひと段落しましたが、とにかく旧町村がどこの市に合併したのかなかなか苦労しています。

5月号P43で掲載された物件も旧富士見村の物件。地元の方にとっては前橋の郊外というイメージがあるのかもしれませんが、ビルとグリーンドームのある県都・前橋のイメージとはかけはなれ、のどかで伸びやかな、気持ちの良い雰囲気の地域にあります。


現況・畑で、ドでかい大根が植えられてます!高崎出身である社長・相原もビックリ!※地主様の承諾を頂き、お土産として一本ずつ持ち帰らせて頂きました。