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宮城◆白石蔵王/夕食の材料、地産地消の現実【白石蔵王・ペンション奮闘記】

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2019年12月21日

※写真はイメージです

「尋常ではない台風」が続いて来た10月、テレビは千葉、長野、福島、宮城を流れ下る大河の氾濫を告げ、連日、床上浸水の後始末を報じています。私も生まれてはじめての避難所に行き、一夜を明かしてみましたが、おかげさまで蔵王はいつものように、ほとんど無傷ですみました。

山々の河川は急流の源流で、水の淀みがなく、梨や野菜の収穫期も終わっており、申しわけないほどの静かな秋です。今晩の8名のお客様の夕食の食材をみやぎ生協で求め、妻が調理台の上に並べてあったので、何気なく眺めていて驚きました。

季節の変わり目、端境期、それに異様な降雨の被害もあったのでしょうが、一品一品の野菜の生産県がすべて違っていたのです。まるで野菜の「国体」です。

ニンジン(北海道)、小松菜(茨城)、エリンギ(新潟)、セロリ(長野)、きゅうり(宮崎)、ミニトマト(熊本)、ねぎ(山梨)、ブロッコリスプライト(埼玉)、なす(栃木)、しめじ(宮城)、椎茸(鹿児島)、バナナ(フィリピン)。

これに私の畑から山芋、里芋、大根が加わり、さらに産地不明の魚と豚肉が参加すると、とても「宮城の地産地消の食材を使う郷土料理」とはいえない現実に仰天してしまいました。生協をはじめ、大手の食品スーパーの集荷力、経済流通の実際を覗きみた思いです。

ペンション、つまり民宿の夕食の材料は、周辺の耕地から集まる「道の駅」などの新鮮な農産物だと思いがちですが、11月の現実は上記のごとしです。(白石蔵王駐在 渡辺和夫)

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☆渡辺さんが経営する宮城蔵王・遠刈田温泉郷ペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。

ペンションそらまめ

投稿者プロフィール

白石蔵王駐在/渡辺 和夫
白石蔵王駐在/渡辺 和夫ふるさと情報館/駐在スタッフ
1937年静岡県沼津市生まれ。定年を機に横浜と八ヶ岳の二地域居住を清算し、平成10年に宮城蔵王に移住「ペンションそらまめ」2代目オーナーに。今は300坪の農園作業が本業と同じくらい?忙しい。蔵王町観光協会会員、蔵王山麓グリーン・ツーリズム交流会会長。