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岩手◆遠野/ジンギスカンで花見の宴が開催されまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2018年5月10日


当事務所は遠野市内の片田舎、上郷町赤沢集落内にあります。遠野三山の一つで六角牛山(ろっこうしさん・標高1120m)の登り口にある23戸ほどの小さな集落です。

昭和20年以前までは地元民のほかにも、沿岸の釜石市や大槌町からも、この山頂にある「六角牛山大権現」の参拝登山者で賑わったと聞いていますが、今はひっそりとした典型的な山麓の村です。

昨年の冬は全国的な異常気象のなかで、当地域も多分にもれず厳冬で、稀にみる大雪でした。平年であれば30㎝も積もれば大雪なのですが、去年の暮れから何度となく大雪が続いて、しかも真冬日続きで溶けないものですから、なんと我が事務所の庭先の積雪は75㎝にも達しました。これにはびっくりして、90歳超の先輩から聞いても、さすがにこんなに積もった事は無いとの事でした。

現代は除雪機やトラクターの機械での除雪手段があるからよいですが、そうでなければ雪に埋もれて冬眠するしかない様な冬でした。そんな中で、一ケ月も前から日本列島の南の方では桜の便りがあるのですが、北海道の函館とほぼ同時に、やっと我が赤沢集落にも桜が咲いて、近所の者達で道端にジンギスカン鍋で花見の宴を開きました。やっと来た春に老いも、チョイ老いも笑顔満開です。  (みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)

投稿者プロフィール

みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 
みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 ふるさと情報館・みちのく岩手事務所 所長・スタッフ
元JA職員で都市と田舎を結ぶ取り組みを約15年担当者として務め、退職を機にふるさと情報館・みちのく岩手事務所所長として一念発起。民話の宝庫・岩手県遠野市在住にて、地元神社の神主としての顔もある。令和3年よりデジタルを駆使して後方支援していた息子も全面的に加わり情報発信いたします。